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前立腺がんの最新治療と予後について
こんにちは。 父が前立腺癌で闘病中です。 2015年秋にPSAが1万近くという高値で発見され、グリーソン悪性度分類でも8/10というスコアでかなり悪いと言われました。転移は骨にだけあり、内臓その他には見られませんでした。最初ホルモン療法などを用いたのですが、効きが悪くなり、2016年の6月にドセタキセルを使った化学療法を開始。4クール行うはずが、3クールで副作用が強く出たため、中止しました。この時点でPSAはかなり低い数値まで抑えられてはいました。なお、放射線は骨移転による痛みにはこの先使う事があるかも知れないが、直接の治療としては使えない、とのことでした。 化学療法が駄目でも、保険適応で使える薬はあと2つあるとの事で、そのうちの一つであるザイティガの服用を2016年10月に開始。PSAは今年に入って徐々に上がって来て、最近本来の基準値である4を超えました。代わった今の担当医によると、「使える薬があと一つなのでギリギリまで粘って次の薬に行きたいので、PSAが20になるまで粘ります」との事。私はその診察にはいかなかったのですが、付き添った家族によると「先生は粘る気満々で、そうなるのはまだまだ先って感じで全然深刻な感じもなかった」との事でした。この後どのペースでPSAが上がるのかはもちろんわかりませんが、今のペースの上がり方だと結構な期間ザイティガで持ちそうですし、その後の薬の効き方によればさらに持ちそうな感じです。 ところが、化学療法開始時(2016年6月)時点で、担当医と私が直接話して余命はどれくらいを考えたら良いか聞いたところ、「(その先生の)今までの経験からみたら1年、本当にうまく行って、持って2年くらい・・・」との事だったのです。要するに、今の時点で亡くなっていても不思議ではない感じでした。 ただ、ザイティガは新しい薬という事で、その先生も使うのは初めてだったみたいですし、今回新たに骨転移に対する放射線療法が新たに出来たのでそれも将来的に使うという事を言われました。また、この件とは関係ない全く別の内科医師と話していた時に「前立腺癌の治療は本当に日進月歩で粘れば粘るほど新しい薬や治療法が出てくるので全然まだまだ諦めたらだめですよ!」的な事を言われました。 医療が日進月歩な事、父がそれなりのQOLでまだ生きられるのは本当に感謝しています。ただ、本当にちょうど1年前に「あと1年くらいを覚悟しておいてください」と言われた事と、現在のまだまだ(生死という意味で)深刻ではない感じがあまり私の頭の中でかみ合わないので、ここで質問する事にしました。 ここ数年で前立腺癌治療はそんなに変わっているのでしょうか? そして、最新治療法(現在用いているザイティガも含む)を考慮すると、もちろん正確な事を誰も言えないのは承知ですが、まだまだ生死に関わる状態になるのは先と考えて良い感じでしょうか?もしこの推移を読まれて「予後のある程度の予測」というのが可能であればして頂ければ幸いです。また、別の内科医の先生の言われた通り、粘れば粘るほど有効な新しい薬が認可されている状況なのでしょうか? また、「骨転移に対する新しい放射線治療」も痛みに対する対症療法だけでなく、直接癌細胞を減らし予後にも影響するものと考えて良いのでしょうか? 文章にまとまりがなくなってしまって申し訳ありません。 まとめると 「現在一年前に言われた事と打って変わって、余命がまだ長くあるような感じで医師は話しているが、それほど治療法に進歩があったのか、またそうであれば(正確でなくても)現時点で予後はどう考えれば良いか?」 と言ったところです。 もちろん、担当医に聞くのが一番なのでしょうが、診察時は私が付き添っていてももちろん父が横にいるので聞きにくく、また外来なのでなかなか先生と別で直接話しにくいという事があってのここでの質問です。 宜しくお願い致します。
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- SPS700
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#1です。補足です。 僕は在米で、父の死に目には、間に合っておりませんが、担当医とは最期まで、手紙で連絡を取り合っていました。 医学のことは知りませんけれども、今は電話や手紙などで簡単に病状その他が聞けます。メールで時差をお教えして、質問は手紙、返事は電話だと早いでしょう。 新薬とお父様の癌の進行速度との関係に絞って、箇条書きに質問すれば簡単だと思います。
- SPS700
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「担当医に聞くのが一番でしょうが」おっしゃる通りです。他の意見を百聞いても担当医の一言ほどの価値もありません。 と前置きして、これは非常にゆっくり進行する例が多く、親子二人でこれにかかり、二十数年かかって死んだ例を知っています。
お礼
回答ありがとうございます。 それは、治療法の変化にかかわらず、という事でしょうか? 一応、質問文にあるように、最初の担当医には聞いていて、父の進行具合や悪性度からみて、その担当医の経験上、1年程度ですと1年前に言われました。色々あって実はその先生は昔から個人的に良く知っている先生で、腕もそれなりに信頼できる人なのですが、残念ながら別の病院に行ってしまい、担当を外れました。 しかし、その先生が半年ほど化学療法開始まで経過を見た結果「1年」と言われた訳で、それが私の混乱につながっている訳です。その先生の最初の進行具合も考慮されたその時点での見立てを正しいとすると、現在の緊急度のなさは「新しい薬や治療法の変化」に論理的には持っていくしかないので 治療法の変化を主に聞く質問にしております。 ですので、「具体的な父のケース」で他と比べて予後がどれくらいか、というのは難しいと思いますので、「治療法の変化で最近は急に予後が伸びています」という事があるのかな、という事を主に聞く感じで質問したつもりです。 また「ゆっくり進行する例が多く」というのは一般的に前立腺癌ではという理解でしょうか?父のように悪性度の高い癌であっても「意外と進行が遅いね」という例が多くある、という事でしょうか? 追加質問的になって申し訳ありません。 ちなみに他の回答者さんへも含めての補足です。私は海外に住んでおりまして、現在父の事もありできるだけ一時帰国をするようにしておりますが、付き添って病院に行ける時はその時に限られますので、担当医に私が話を聞ける機会というのは限られます。父は頭脳はかなり明晰(最初に書き忘れましたが70代半ばです)なので、薬の説明から現状から何から一人で聞いて理解していますが、予後については医師も診察時にどちらも言い出さないし、父がそれとなく聞いても先生がやんわり「まだまだ大丈夫ですよ!」というような感じで返している感じです。入院時は先生をちょっとだけ廊下で(言い方悪いですが)つかまえて、少し時間取ってもらい話を聞くという事ができますが、今の月に一回の外来だけでは私が付き添っていてもなかなか別に時間を取ってもらうのは難しい感じです(緊急性があればそんな事言わずに聞きますが)。という事情があってなかなか担当医にズバリ聞きにくい、という状況です。
お礼
補足ありがとうございます。 実は、その「良く知っている最初の担当医」に私が海外に現在いることを知らせた後、メール連絡の有無を聞いてみましたが、「患者さんやその家族との病院外での直接の連絡はNG」と言われたのです。 こちら(カナダ)では全く問題なくされている事なので(クリニックレベルの医師で病院hospitalではわかりませんが)、その先生自身の方針なのか、病院の方針なのか、それとも日本ではそれがルールなのかわかりません。ただ、私も昔まだ在日時には日本の医療については事情で関わっていましたので、もし原則禁止であるなら、患者や家族とのコミュニケーションを全てカルテに残さないといけないとか、そういうところなのかなと勝手に推測しています。またOKにしたら、問い合わせで大変な事になりそうな気がします。また、開業医で受付一人医師一人であれば、ちょっと電話で医師本人と代わるというのもやりやすいかも知れませんが、大病院の忙しい外来の一医師に対してそれは難しいと思います。少し様子がおかしくて電話した時でさえ、担当は忙しく、別の医師が「とりあえず」の対処を言って、落ち着かなければ救急外来へ、という指示でした。緊急性のない話の電話での取次は、まず、無理なのではないかと思います。 SPS700さんが手紙でやり取りをされたというのであれば、病院や医師の方針によって違うのかも知れませんね。 それはさておき、私の知りたいのはある程度の一般論です。事情を書いたのは「担当医に聞きましょう」というありきたりな回答を避けてもらうためで、私としたら 「最近治療法の進歩は目覚ましいので1年前の予測が良い方に外れる事は不思議ではない。新しい薬もどんどんできているからまだまだ余命が伸びる余地はある」 とか 「治療法がここ数年でそこまで変わっているわけではない。だから、最初の担当医の見立てが良い方に外れたという事ではないか」 という程度の事を知りたかった(知りたい)のです。質問文に「考えられる予後がわかれば・・・」という質問を入れてしまったのが間違いだったかも知れませんね。 ちなみに全くの偶然ですが、昨日ある待合室で机に散乱していた全く医学と関係のない雑誌の一冊を手に取ると「進歩する前立腺癌の治療」という特集がありました(笑)。2年前くらいの雑誌で新薬がどんどん認可されていて予後の改善が目覚ましいなどなど書いてあったのですが、北米での話で、日本での認可はまた違うのだと思います。そういうところも含め、一般論的にこうですよ、的なところでの回答が欲しい次第です。