ドイツ語の語順について
ある本によると、ドイツ語の語順は、同系統のゲルマン語に当たるオランダ語同様SOVであると書いてあります。これについては長らく論争が続いているものの、ほぼ、SOV説に傾きつつあるとのことです。これが今一つよく分かりません。以下の理由からです。
単純文系、つまり副文がない文系では英語やロマンス語同様のSVOであり、これがやはりドイツ語の神髄とも言える基本的語順だと思います。特に副文を構築する際、初めてSOVで日本語の語順に似てきます(これを根拠に日本語と語順がそっくりとする参考書もありますが)。なぜこれをもってSOV言語と呼べるのでしょうか。主文よりも副文のそれを基本に考えることに違和感を覚えます。
確かにドイツ語は副文が大変よく出てきます。熟語等でも(S)OV的な語順を呈しています。
実際、やはりSOV言語と考えるのが妥当なのでしょうか、またその決定的理由はどこにあるのでしょうか。また、ついでですが、ドイツ語の熟語の不定形の語順にも今一つすっきりしません。英語の様に主文となる場合のように語順を当てはめるのではいけないのでしょうか。
また、ドイツ人自身は、ドイツ語をSVO言語、それともSOV言語のどちらと考えているのでしょうか。
宜しくお願いします。
お礼
お世話様でした。
補足
お礼コメントが余りにも不躾な素っ気ない物でした。御詫び致します。深謝します。