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「政教分離」

こんばんは。 やはり、「政教分離」でないとですねえ。 例えば、「ある宗教の信者ばかり、優遇される」ということでは、 「優勝劣敗」ということは言えないと思うんです。 (「経済」をも、歪めることになるでしょう) 【訊きたいポイント】・・・「所謂「ご利益」と、「現世的利益」と、「信仰」の関係について。 お詳しい方のご教授をお願い致します。」

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回答No.2

元々、国家神道は、現人神たる天皇が国を治める ものであり、国家安泰のために様々な祭祀をとり おこなう=現世利益にもつながるものです。 仏教の伝来も、はやり病や凶作などの厄災に対し、 鎮護国家のために仏像を建立した史実からして、 「現世利益」のためです。 そうして為政者が神に祈ることで、国民の不安や 不満をなだめ国を治めるために、国家が宗教を利用 したと言えるでしょう。 その結果、民もそのおこぼれにあずかるべく、神社 仏閣に通い、神棚や仏壇を設置し、宗教儀式を行い、 「現世利益」を願うのも当然です。 ただ、科学の発達において、物理的因果律に祈願の 作用は考えられず、また複数ある宗教の対立におい て、いずれかの優位性を証明する合理性もないので、 近代政治において、宗教は為政の実権から切り離さ れるようになりました。

kurinal
質問者

お礼

psytex様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 >「元々、国家神道は、現人神たる天皇が国を治める ものであり、国家安泰のために様々な祭祀をとり おこなう=現世利益にもつながるものです。 仏教の伝来も、はやり病や凶作などの厄災に対し、 鎮護国家のために仏像を建立した史実からして、 「現世利益」のためです。 そうして為政者が神に祈ることで、国民の不安や 不満をなだめ国を治めるために、国家が宗教を利用 したと言えるでしょう。 その結果、民もそのおこぼれにあずかるべく、神社 仏閣に通い、神棚や仏壇を設置し、宗教儀式を行い、 「現世利益」を願うのも当然です。」 まあ、当然かどうかは別として、 例えば、「小乗仏教」でも「心の安寧」を追求するのに、 それを「現世利益だ」と批判されるという、可能性は有るでしょう。 >「ただ、科学の発達において、物理的因果律に祈願の 作用は考えられず、また複数ある宗教の対立におい て、いずれかの優位性を証明する合理性もないので、 近代政治において、宗教は為政の実権から切り離さ れるようになりました。」 おそらくは、政治の側も、宗教との距離感は、難しかったのではないでしょうか。 (いや、現在進行的に、難しいとか) 1 (古代)「ローマ帝国が、キリスト教を弾圧していたが、 数百年という歳月を経て「国教」になった」 2 (中世)「旧教に対して「新教」という考え方が出て来て、 国家の思惑も絡んだ戦争が起きるようになった」 3 (近代)「「信教の自由」が、明確に保障されるようになると、 それを侵害する宗教的行為が問題とされるようになった」 ・・・「日本における仏教の武装と、刀狩り」に続けるかどうか、 ちょっと小生では、力不足であります。

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  • ddtddtddt
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回答No.7

 #6です。  あなたと私は、余り激しいやりとりはした事がないと思うので、一時はどうなる事か?とドキドキしていましたが、妥当と思える線に収束して嬉しいです (^^)。 >・・・まあ、「信教」と「信条」とは、違うんじゃないですかね。  違うとは思うんですが、制度上は一派ひとからげにされます(^^;)。 >・・・「法を執行する」ということでは、信教の問題でどうこうというのは、出来ないのでは。  自分も出来ないと思いますし、やってはいけないと思います。 >それは、個人の活動と、「政権」とは、違いますね。  制度上は、一派一絡げです(^^;)。 >・・・そもそも「赤軍派」というところから、判らないんです。 そういう世代で済みません。  えっえ~!。ほとんど同じ世代だとばかり思っておりました(^^;)。  ・・・という訳で、「アヘ新造さん」へ向かいます(^^;)。

kurinal
質問者

お礼

ddtddtddt様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 >「あなたと私は、余り激しいやりとりはした事がないと思うので、一時はどうなる事か?とドキドキしていましたが、妥当と思える線に収束して嬉しいです (^^)。」 不器用なんで、済みません。 >「>・・・まあ、「信教」と「信条」とは、違うんじゃないですかね。」 >「違うとは思うんですが、制度上は一派ひとからげにされます(^^;)。」 「一把ひとからげ」ですか? 【信教】・・・宗教を信じること 【信条】・・・「かたく信ずる事柄」 >「>・・・「法を執行する」ということでは、信教の問題でどうこうというのは、出来ないのでは。 >「自分も出来ないと思いますし、やってはいけないと思います。」 はい。 >「>それは、個人の活動と、「政権」とは、違いますね。 >「制度上は、一派一絡げです(^^;)。」 それは、上記よりもさらに、乱暴な議論ではないでしょうか。 (というより、そういう認識では、「政教分離」に至るのかどうか) >・・・そもそも「赤軍派」というところから、判らないんです。 そういう世代で済みません。  えっえ~!。ほとんど同じ世代だとばかり思っておりました(^^;)。  ・・・という訳で、「アヘ新造さん」へ向かいます(^^;)。 ・・・「極左」とか「極右」とか、存在は知って居ても、 「それは、違うよねえ」という感じです。

  • ddtddtddt
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回答No.6

 #5です。 >いえ、それは明確に違いますね。それは「自由の履き違え」というやつですね。  宗教に限らず、個人的もしくは特定クループの信条に基づかない政治活動は、現実にはあり得ませんよ。それが政党です。その中から良さそうなのを選挙で選ぶのが、民主制じゃないんですか?。  もし特定信条に基づく政治活動がいっさい許されないのであれば、残るのは「お国のためか、神の名のもとに」くらいです。これは全体主義と一党独裁を招きます。なので、そこまでは許しておかないと、たぶん駄目なんですよ。  その上で施策段階において与党は、特定クループの利益団体であってはなりません。特定クループが最も有利になのは、明らかですが(普通は)。  再びメルケルさんを出しますが、メルケルさんはキリスト教民主同盟だからと言って、イスラム教徒にドイツから出て行けと言いましたか?。それと反対の施策を実行し、かなり求心力を失ったのが現実に起こった事です。自分も含めた一般国民は、自分の個人的信条や安全の方が大事だからです。 >「「SPスキー板」を履いたら、人を轢こうが、お構いなし」ですか  「SPスキー板」を履く人達は、「一般人より上手い」という責任において、たとえフリーでスピードをだそうが、非常に注意深く滑っています。またポール練習中は全力で行くので、一般スキーヤーが横から入ってきたら避けられないと承知してますから、たとえお高くてもゲレンデ貸切を望みます。そうできない場合は(スキー場の事情などで)、規制線を張りスキー場職員に見張りまで頼みます。「人を轢かない」という明確な意思と意図を持っている点において、「人を轢こうが、お構いなし」とは明確に違います。  そこを区別しないのは、しょうもない極左のやり方です。しょうもない極右も同じ事をやりますけれど。 >それも、明快に違いますね。民主制の原則を破ったのは「個人的心境に基づいた政権」のほうです。それはつまり、「イスラム国」のような非民主的国家になった、ということです。  「個人的信教に基づいた政治活動」を許さないと、「イスラム国」のような非民主的国家なる、と自分は思います。 >現憲法も、「「改正」というのは、限界がある」というのが通説と思います。  憲法改正が出たので、共謀罪について言いますが、共謀罪の定義が不明確なので戦前の治安維持法のように、何にでも応用出来てします可能性はあります。今後の動向は要注視と思います。 >・・・そんな政権に、投票してきた覚えも無いんですけど。  赤軍派は国外逃亡しました。今も数人は行方不明です。

kurinal
質問者

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ddtddtddt様、こんにちは。ありがとうございます。 お題の「政教分離」について、かなり突っ込んだお話が出来てるようで、幸甚に思います。 >「宗教に限らず、個人的もしくは特定クループの信条に基づかない政治活動は、現実にはあり得ませんよ。それが政党です。その中から良さそうなのを選挙で選ぶのが、民主制じゃないんですか?。」 ・・・まあ、「信教」と「信条」とは、違うんじゃないですかね。 >「もし特定信条に基づく政治活動がいっさい許されないのであれば、残るのは「お国のためか、神の名のもとに」くらいです。これは全体主義と一党独裁を招きます。なので、そこまでは許しておかないと、たぶん駄目なんですよ。  その上で施策段階において与党は、特定クループの利益団体であってはなりません。特定クループが最も有利になのは、明らかですが(普通は)。」 なるほど。 「「差別」は、しない」というのが、「公」なんですね。 >「再びメルケルさんを出しますが、メルケルさんはキリスト教民主同盟だからと言って、イスラム教徒にドイツから出て行けと言いましたか?。それと反対の施策を実行し、かなり求心力を失ったのが現実に起こった事です。自分も含めた一般国民は、自分の個人的信条や安全の方が大事だからです。」 ま、一般国民は判りませんが、「法を執行する」ということでは、信教の問題でどうこうというのは、出来ないのでは。 >「「SPスキー板」を履く人達は、「一般人より上手い」という責任において、たとえフリーでスピードをだそうが、非常に注意深く滑っています。またポール練習中は全力で行くので、一般スキーヤーが横から入ってきたら避けられないと承知してますから、たとえお高くてもゲレンデ貸切を望みます。そうできない場合は(スキー場の事情などで)、規制線を張りスキー場職員に見張りまで頼みます。「人を轢かない」という明確な意思と意図を持っている点において、「人を轢こうが、お構いなし」とは明確に違います。」 ふむふむ。 自分も経験上、「コントロール出来ないスピードになってしまったら、転べ!」ということでした。 スピードを出す競技って、似たような問題を抱えるんですね。 >「そこを区別しないのは、しょうもない極左のやり方です。しょうもない極右も同じ事をやりますけれど。」 「極左」も「極右」も、もうそろそろ死語なのかな、という感じですが。 >「「個人的信教に基づいた政治活動」を許さないと、「イスラム国」のような非民主的国家なる、と自分は思います。」 それは、個人の活動と、「政権」とは、違いますね。 >「憲法改正が出たので、共謀罪について言いますが、共謀罪の定義が不明確なので戦前の治安維持法のように、何にでも応用出来てします可能性はあります。今後の動向は要注視と思います。」 そうですねえ。世界的にも「日本が、おかしくなる?」って、心配されてるんですかね。 >「赤軍派は国外逃亡しました。今も数人は行方不明です。」 ・・・そもそも「赤軍派」というところから、判らないんです。 そういう世代で済みません。

  • ddtddtddt
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回答No.5

 #4です。 >いえいえ。「良心的兵役拒否」というのが、ありますね。  それは別の話です。それは入隊するか否かの判断時に済ませておくべき話で、徴兵制の可否とも関係します。  入隊しながら「良心的兵役拒否」を行ったら、軍法会議です。敵前逃亡と同じ行為だからです。入隊しながら「良心的兵役拒否」を行った、つまり命令拒否した人達を知っていますが、例外なく軍事法廷の餌食になっています。官僚機構的組織では、直属の上司命令の拒否もご法度です。 >ほほう。ドイツが「信教の自由」を認めないというのですか。 「メルケルが多数決で勝ったから、」というのですか。  そうではないと思うんですよ。信教の自由を認めるからこそ、個人的な信教に基づいた政権運営も許される、という事になります。ただしそれには条件が必要で、選挙で勝つ事です。  なので仰るように、反対票を投じた人達にとっては、個人的信教に基づいた政権運営は、究極的には私刑と同じです。そしてそれを回避する自由もあります。  民主制に従わない、という自由です。この場合は「やってもいいけど、罰するよ」という態度に民主組織は出ます。罰せられたくないなら、国外逃亡すれば?という訳です。この状況は「良心的兵役拒否」と同じと思えませんか?。  そういう訳で、多数決によって選ばれた本当の独裁者は現実にいます。ヒトラーは、「有言実行する責任ある独裁者に、私がなる」と明言しました。そのような遊説を繰り返し行った結果、圧倒的多数の支持で総統になりました。

kurinal
質問者

お礼

ddtddtddt様、ありがとうございます。 >「入隊しながら「良心的兵役拒否」を行ったら、軍法会議です。敵前逃亡と同じ行為だからです。入隊しながら「良心的兵役拒否」を行った、つまり命令拒否した人達を知っていますが、例外なく軍事法廷の餌食になっています。官僚機構的組織では、直属の上司命令の拒否もご法度です。」 個人的には、それでいいんじゃないの、と思います。 ・・・「目の前の人命を、自分が奪うのを拒否した」てんで、何年喰らうんでしょう(笑) >「信教の自由を認めるからこそ、個人的な信教に基づいた政権運営も許される、という事になります。ただしそれには条件が必要で、選挙で勝つ事です。」 いえ、それは明確に違いますね。それは「自由の履き違え」というやつですね。 「「SPスキー板」を履いたら、人を轢こうが、お構いなし」ですか >「なので仰るように、反対票を投じた人達にとっては、個人的信教に基づいた政権運営は、究極的には私刑と同じです。そしてそれを回避する自由もあります。  民主制に従わない、という自由です。この場合は「やってもいいけど、罰するよ」という態度に民主組織は出ます。罰せられたくないなら、国外逃亡すれば?という訳です。この状況は「良心的兵役拒否」と同じと思えませんか?。」 それも、明快に違いますね。民主制の原則を破ったのは「個人的心境に基づいた政権」のほうです。 それはつまり、「イスラム国」のような非民主的国家になった、ということです。 「民主制に従わない」ということではありません。 現憲法も、「「改正」というのは、限界がある」というのが通説と思います。 (「改正」なんちて、実は「改悪」なんて。・・・よくある話ですか) >「そういう訳で、多数決によって選ばれた本当の独裁者は現実にいます。ヒトラーは、「有言実行する責任ある独裁者に、私がなる」と明言しました。そのような遊説を繰り返し行った結果、圧倒的多数の支持で総統になりました。」 ・・・「多数決」の歴史も、相当に古そうです。 ギリシャ・ローマまで、遡るのでしょうか。 (ギリシャ)・・・「諸君は、この私を必要としていない!」というんで、 拍手喝采だったようですけど

kurinal
質問者

補足

>「国外逃亡すれば?」 ・・・そんな政権に、投票してきた覚えも無いんですけど。

  • ddtddtddt
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回答No.4

 #3です。 >?「社長命令」でも、「上司を通して」と拒めるのであれば、 「ワンマン」という状態ではないのでは?  う~~ん。分かりにくいんですよ(^^;)。歴史の三分法ってご存知ですか?。それは人類の全歴史を古代,中世,近代によって切って捨てるという、いささか強引な歴史観なのですが、総括としてはけっこう有効かも知れないものです。ちなみに現代は、近代後期になります。  古代,中世までにおいて、ワンマン社長は可能だったんです。現場の人間が何言おうと、王様と神様が「とにかくこうしろ!」という「頭越し命令」を出したら、それは絶対でした。  近代においてはそうはなりません。近代とそれ以前を区別する特徴付けは色々ありますが、やはり近代は特異な時代なんですよ。それは時間の長さを比べても、そうだと思います。  近代の長さはせいぜい2世紀くらいでしょう。対して中世は2000年くらいの長さがあり、古代に至っては5000年~20000年くらいあるかも知れません。  近代とそれ以前の時代の決定的違いは何かと言えば、効率化を目的とした計画に基づく予測可能性と合理性が決定的に重要になったという事です(生き残れないから)。この態度は近代以前には、決してないものでした。その成立には、産業革命と資本主義と帝国主義が密接に関係しています。  しかし近代以前にも、効率化が求められた場面があります。それは戦争でした。どうすれば被害最小で、効率的に勝つ事が出来るか?。一つの方法は、次のようなものでした。  敵の指揮系統を分断し、相手が右も左もわからない内に局所的な「多勢に無勢状態を意識的に作り出し」、各個撃破を繰り返すというものです。嘘かと思うかも知れませんが、これはギリシャの名将ハンニバルが、ローマ帝国相手に行って大成功を収めた方法です。  よって効率化を求める近代組織においては、指揮系統が命になります。それは民間組織(会社)においても同じです。しかも近代は、2つの世界大戦を経験しました。その経験は確実に、政府と会社に影響してるはずです。  頭越し命令は「基本的にご法度です」。その究極の「悪しき?形態が、官僚制(縦割り行政)」という訳です(^^;)。  しかし本質は変わっていません。民主主義では、選挙よって非常に遠回りに選出されたのかも知れないが、「軍最高司令官」が一言発すれば後は鼠算式に実働員が増えるのですから、選んだ独裁者がいるのと変わらないと思いますよ。権力はそうでなければ、実効支配ができないからです。  だからそれは、権力を行使する側の権威の問題だと思うんですよ。例えばメルケル首相は基本的には、キリスト教的思想に基づいて政権を運営していると思いますが、それは彼女が「キリスト教的思想は人類にとっての普遍的価値だ」と思っているからでしょう。  そしてそれに従って、キリスト教徒・非キリスト教徒・無神論者を問わず同じ政策を実施すると公約したので、そこにドイツ国民の半数くらいは賛成し当選し、それが彼女の権威になった訳です。そしてそれが「正教分離」だと思います。  なので「私刑」ではありません。

kurinal
質問者

お礼

ddtddtddt様、ありがとうございます。 なるほど、相当判り辛いですね。 >「>?「社長命令」でも、「上司を通して」と拒めるのであれば、 「ワンマン」という状態ではないのでは?」 >「 う~~ん。分かりにくいんですよ(^^;)。歴史の三分法ってご存知ですか?。それは人類の全歴史を古代,中世,近代によって切って捨てるという、いささか強引な歴史観なのですが、総括としてはけっこう有効かも知れないものです。ちなみに現代は、近代後期になります。  古代,中世までにおいて、ワンマン社長は可能だったんです。現場の人間が何言おうと、王様と神様が「とにかくこうしろ!」という「頭越し命令」を出したら、それは絶対でした。  近代においてはそうはなりません。近代とそれ以前を区別する特徴付けは色々ありますが、やはり近代は特異な時代なんですよ。それは時間の長さを比べても、そうだと思います。  近代の長さはせいぜい2世紀くらいでしょう。対して中世は2000年くらいの長さがあり、古代に至っては5000年~20000年くらいあるかも知れません。  近代とそれ以前の時代の決定的違いは何かと言えば、効率化を目的とした計画に基づく予測可能性と合理性が決定的に重要になったという事です(生き残れないから)。この態度は近代以前には、決してないものでした。その成立には、産業革命と資本主義と帝国主義が密接に関係しています。  しかし近代以前にも、効率化が求められた場面があります。それは戦争でした。どうすれば被害最小で、効率的に勝つ事が出来るか?。一つの方法は、次のようなものでした。  敵の指揮系統を分断し、相手が右も左もわからない内に局所的な「多勢に無勢状態を意識的に作り出し」、各個撃破を繰り返すというものです。嘘かと思うかも知れませんが、これはギリシャの名将ハンニバルが、ローマ帝国相手に行って大成功を収めた方法です。  よって効率化を求める近代組織においては、指揮系統が命になります。それは民間組織(会社)においても同じです。しかも近代は、2つの世界大戦を経験しました。その経験は確実に、政府と会社に影響してるはずです。  頭越し命令は「基本的にご法度です」。その究極の「悪しき?形態が、官僚制(縦割り行政)」という訳です(^^;)。  しかし本質は変わっていません。民主主義では、選挙よって非常に遠回りに選出されたのかも知れないが、「軍最高司令官」が一言発すれば後は鼠算式に実働員が増えるのですから、選んだ独裁者がいるのと変わらないと思いますよ。権力はそうでなければ、実効支配ができないからです。」 いえいえ。「良心的兵役拒否」というのが、ありますね。 仰る第二次世界大戦時でも、米国の「士気」とは、 それほど「凄まじい」ものではなかったと思います。 それが、21世紀では、「適応するための訓練」が必要になっていると聞きます。 >「だからそれは、権力を行使する側の権威の問題だと思うんですよ。例えばメルケル首相は基本的には、キリスト教的思想に基づいて政権を運営していると思いますが、それは彼女が「キリスト教的思想は人類にとっての普遍的価値だ」と思っているからでしょう。  そしてそれに従って、キリスト教徒・非キリスト教徒・無神論者を問わず同じ政策を実施すると公約したので、そこにドイツ国民の半数くらいは賛成し当選し、それが彼女の権威になった訳です。そしてそれが「正教分離」だと思います。  なので「私刑」ではありません。」 ほほう。ドイツが「信教の自由」を認めないというのですか。 「メルケルが多数決で勝ったから、」というのですか。 (「多数決」でも「私刑」は無理です)

  • ddtddtddt
  • ベストアンサー率56% (179/319)
回答No.3

 いちおう従妹が住職をやってるので・・・(^^;)。  その檀家衆の態度を見ると、「ご利益=現世的利益があるんじゃないの?」という目論見のもとに「信仰している」ようにも見えます。この場合「現世的利益」には、死後の「ご利益」も含まれます。人間は、死後の事も思う動物ですから。  次にこっからは、ちょっと過激に行きます。 >「「「1人のボスに支配される多数者」が存在する多数決」は、 実は「独裁」に過ぎない」ということがあります。  マックス・ウェーバーによれば、国家というか、組織とはもともとそういうものです。権力とは端的には、軍隊・警察という暴力装置によって民衆を従わせる機構です。その権威づけはどうあれ。  現実の会社組織においてもそうです。厳密には社員は、たとえ社長命令であろうと直属の上司以外の命令に従っては駄目です。「「1人のボスに支配される多数者」が存在する」状態ですよ。自分はヤバイと思う時は必ず、「上司を通して下さい」と言います(^^;)。  ドイツのメルケル首相はたしか、キリスト教民主同盟の党首ですよね?。キリスト教の思想に従って、先の暴力装置(強制力)を非キリスト教徒に対しても平等に行使するから、「正教分離」は成り立つわけです。メルケル首相は、間違っても安易に暴力を行使する人ではありませんが、理屈の上では。

kurinal
質問者

お礼

ddtddtddt様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 >「いちおう従妹が住職をやってるので・・・(^^;)。 >「その檀家衆の態度を見ると、「ご利益=現世的利益があるんじゃないの?」という目論見のもとに「信仰している」ようにも見えます。この場合「現世的利益」には、死後の「ご利益」も含まれます。人間は、死後の事も思う動物ですから。」 ・・・なるほどですね >「人間は、死後の事も思う動物ですから。」 まあ、「他者の人権(信教の自由、等など)」を侵害しなければ、それでもいいです >「マックス・ウェーバーによれば、国家というか、組織とはもともとそういうものです。権力とは端的には、軍隊・警察という暴力装置によって民衆を従わせる機構です。その権威づけはどうあれ。」 えーーー、現代的に考えると、相当に異議ありですね。 (まさに「政教分離」という問題かも、しれないのですね) >「現実の会社組織においてもそうです。厳密には社員は、たとえ社長命令であろうと直属の上司以外の命令に従っては駄目です。「「1人のボスに支配される多数者」が存在する」状態ですよ。自分はヤバイと思う時は必ず、「上司を通して下さい」と言います(^^;)。」 ?「社長命令」でも、「上司を通して」と拒めるのであれば、 「ワンマン」という状態ではないのでは? (といえ、「ワンマン」なんて、もう「死語」ですか) >「ドイツのメルケル首相はたしか、キリスト教民主同盟の党首ですよね?。」 ・・・ウィキを調べたら、19世紀まで遡って居ました。 >「キリスト教の思想に従って、先の暴力装置(強制力)を非キリスト教徒に対しても平等に行使するから、「正教分離」は成り立つわけです。」 そういうのは、多分「私刑(リンチ)」と言います。 ・・・奥ゆかしいキリスト教徒は、「自分は、神と共に有る」なんて言いませんし、 まして「神の代理」ということもないでしょう。 おそらく、イスラム教の方が、過激さでは勝るんでしょう。 >「メルケル首相は、間違っても安易に暴力を行使する人ではありませんが、理屈の上では。」 ん?理屈の上では、どういうことですって?

kurinal
質問者

補足

>「マックス・ウェーバーによれば、国家というか、組織とはもともとそういうものです。権力とは端的には、軍隊・警察という暴力装置によって民衆を従わせる機構です。その権威づけはどうあれ。」 ・・・それで、「憲法」で、組織を縛ろう、組織の限界を設定しよう、というわけですね。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.1

宗教ってのは、利益があるから信仰する、 てもんじゃないでしょう。 本来は。 それを布教の為に、現世利益を説き、あるいは 国家と組んできたのが、人間の歴史です。 政教分離が、宗教を本来のあり方に戻す機能を有する のであれば、現世利益だって禁じた方がよいのでは ないですか。 あれは、完全なる詐欺ですわ。

kurinal
質問者

お礼

hekiyu様、こんばんは。ご回答ありがとうございます。 最近、学んだことの一つに、 「「「1人のボスに支配される多数者」が存在する多数決」は、 実は「独裁」に過ぎない」ということがあります。 あれ、「日本で政権交代が起きた」ということが、 海外で驚きを持って受け止められた、ということがありましたか

kurinal
質問者

補足

>「政教分離が、宗教を本来のあり方に戻す機能を有する のであれば、現世利益だって禁じた方がよいのでは ないですか。」 おそらく、地道な努力で「現世利益」を得るような、 個人的で素朴な在り方は、禁じなくても佳いのではないでしょうか。 むしろ、 「多数決という単純過ぎる制度が、おかしい可能性が有る」 ということらしいです。