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K-T境界層の前後で植物界に起きた大変化はあるか?
白亜紀末恐竜絶滅の引き金となった隕石衝突によって、植物にもたらされた影響についてお教え下さい。 ナショジオの記事に啓発されました。 http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/061400214/ (1)火災・降灰被害 (2)砂塵の雲による冬の時代。光合成減少 (3)大量のCO2,CO,メタン放出による温暖化 植物に対する被害の大きさから、植物はどう対応したか知りたいです。
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K-T境界付近の地層に含まれる花粉や胞子の化石から、それまでは花を咲かす被子植物、針葉樹などの裸子植物、巨木になる木生シダなどが生い茂っていた森林が、一時期ごく数種類の地生のシダ類に取って代わっていたようですね。 <参考> http://wired.jp/2001/11/30/6500万年前の小惑星衝突、地球規模の災害だった/ 巨大隕石の衝突による直接の被害よりも、地球全体で長期間にわたり日射量が著しく低下して光合成が出来なくなった影響が大きいのでしょう。 地生のシダ類が急速に回復出来たのは比較的日射量の少ない日陰で生き延びて来たのと、胞子を風の乗せて広範囲に分布を広げ易いからでしょうか? シダ類以外の植物は地中に残した種子が気候条件の回復を待つことになったのでしょうが、受粉を昆虫などに頼る被子植物が回復するまでには、風によって受粉する裸子植物と比較してそれなりの期間を要したのかもしれません。
お礼
1980年頃、科学誌に小さく小惑星衝突説が載っていました。 恐竜絶滅の原因との説でしたが、私自身は動物の運命より、植物の被害に心が動きました(妄想の世界です)。 あれから30数年が経ち、積年の疑問に終止符を打つべく質問させていただきました。 納得です。ありがとうございました。