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独ソ戦について。
私は2006年の時に、レンタルで貸出されてたDVD「ヒトラー 最後の12日間」を視聴しました。 その後も独学で独ソ戦について調べましたが、ナチス・ドイツ軍が勝つのにはどうすればよかったのでしょうか? 歴史に「if」は許されませんが、この勝利のシュミレーションに答えて下さると助かります。 自分のヒトラー総統のイメージとしては、狂信的で、人の話は聞かん坊で、人との会話でジョークが通用しないイメージがあります。
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>ナチス・ドイツ軍が勝つのにはどうすればよかったのでしょうか? 多くのマニアが語りたがるテーマですね・笑。 よくいわれるのが「ソ連の首都であるモスクワを落とせば戦争に勝てたはずだ」ですが、実はこの話には何も根拠がありません。実際の戦争はゲームではないので「相手の首都を占領したら終わり」ではないからです。実際、ヒトラーとよく一緒に語られるナポレオンのロシア遠征も、モスクワを一時的に占領しましたが戦争そのものには敗北しました。 戦争初期の転換点とされたのが、モスクワを目指すはずだったドイツの装甲(戦車)部隊が南方に転換したことです。これはウクライナの占領をヒトラーが命じたからですが、もし装甲部隊がウクライナを目指さなかったらソ連軍は経済にダメージを被ることはなく、しかもそれだけではなくて大量の予備兵力を持っていることになります。この南方転換でソ連軍はキエフで包囲されて50万もの兵力を失っています。もしそれをやらなければ、この50万人の兵力がそのまま翌1942年にドイツ軍に反撃をしたはずです。 また他にも様々な理由で「どうあがいてもドイツは勝てない」ということになるのですが、それを書くととんでもなく長文になるので自粛します。知りたければ「知りたい」と補足かお礼に書いてもらえれば再回答しますが、すごく長文かつマニアックな内容になることをお覚悟ください・笑。 >自分のヒトラー総統のイメージとしては、狂信的で、人の話は聞かん坊で、人との会話でジョークが通用しないイメージがあります。 彼は私腹を肥やすことはなく、女性には清廉(浮気は絶対しなかった)で、女性の社会進出に理解があり、菜食主義者のエコロジストで、残酷な動物実験に反対でした。 映画で出ていた晩年のヒトラーは実は相当健康を害していた状態でした。よくネットでMAD動画でネタにされる地下壕で将軍たちを怒鳴る場面で、手が震えながら眼鏡を外していますよね。これは当時の彼をリアルに表現したもので、このときは手の震えが止まらない健康状態だったそうです。「ヒトラー最後の12日間」はヒトラーをかなり忠実、つまり人間として描こうとされたのですが、欧米ではヒトラーを人間的に描くことが基本的にタブーとされていて(ユダヤ人の手前頭がイカレているやつと描かないといけないのです)、あの表現でも「ヒトラーを人間的に描きすぎている」という批判が多くありましたね。まだホロコーストを生き残った存命のユダヤ人もいらっしゃるので、それは仕方がないとは思います。何も悪いことをしていない自分たちを理不尽な理由で殺そうとした人を人間的に描かれてしまうのは愉快なことではないですよね。
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- mare5646
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独ソ戦の前にイタリアがバルカン半島でちょっかいをかけたお陰で一ヶ月ソ連侵攻が遅れてしまったのが原因の一つです、あのスピードで進撃していたら冬前にモスクワを占領出来たはずです。 但しそこでソ連が降伏するかは解りません、軍がクーデターを起こし、スターリンを処刑すれば降伏したかも知れませんが、当時ウラル山脈付近に兵器工場があったので、モスクワを棄ててそこまで後退し戦争の継続という計画もあった様です、そこまで行かれるとドイツ軍にとっては戦線が伸び過ぎて不利な状況になっていたはずです。 もう一つの敗因は総統閣下がロシア人を見下し過ぎたのも原因の一つかと思われます、当時スターリンのやり方に不満を持つ国民、軍人が多くいました、ドイツ軍将校の中には彼らを味方につければ良い戦力になると発言した者もいましたが、総統閣下は「奴らなぞ信用出来ん」と言って拒否しました。 他の原因としては、戦線での食料の確保と、スターリングラードの存在かと思われます、総統閣下がモスクワの手前で二手に分けたのは、食料豊富なウクライナの占領と、側面攻撃を阻止する為だと言われています。 側面攻撃を阻止する為スターリングラードに向かわせ、スターリンの面目も潰そうとしたのに、逆包囲される始末、「寒いからコートを支給しろだと!だったら雪降る前にさっさと片付けろ!」と総統閣下はお怒りになられまして、逆に兵士の士気を下げてしまいました。 どう転がっても勝ち目は無かったと思います、イギリスを降伏も講話する事も出来ず二面戦争になり、チャーチルは「ナチもボルシェビキもどっちも潰れろ」と喜んでいたし、もし勝つとすれば戦争前の失地回復の順番をポーランド優先で無血占領し、英仏は何も言わずに黙っていれば、それでもドイツは勝てたかな程度だと思います。 総統閣下については、関連した本を沢山読めばイメージが変わると思います、ジョークは通じたみたいですよ。
お礼
回答ありがとうございます。 ソ連の最高指導者スターリンが最悪の場合、レーニングラード、スターリングラード、モスクワが陥落しても ウラル山脈の資源や兵器工場を利用するというのは知っていました。又、極東シベリアの精鋭部隊の存在もあった(?)と思います。 只、当時の日本(軍)の存在があった為、スターリンから見れば、ドイツ軍と日本軍の挟み撃ちになるので、 日ソ中立条約結んだと、第二次世界大戦のドキュメンタリーで観た記憶があります。 意外とヒトラーがジョークの通じる(?)人間だとは驚くところがあります。 回答、ありがとうございました。
- ithi
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sca28875 さん、こんばんは。 やはり、東部戦線、つまり、ソ連と戦争するのは避けるべきでしたね。ソ連は第一次世界大戦のロシア帝国と違い、農業国から、重工業国に転換していました。洗車の数では世界一かも知れないT34を何万両も作ったのです。 戦争仕掛けたのも、ソ連に作った借金をなくすためだというせこい理由からだそうですから、やめた方がよかったんですよ。 独ソ戦 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E3%82%BD%E6%88%A6
お礼
回答ありがとうございます。 帝政ロシアやその後の、革命混乱期の赤軍と白軍や軍閥の戦いが終わってる上に、レーニン、スターリンといった猛者の指導者のせいで、国内が「恐怖」いう団結が出来てたので。 懲罰隊の存在があるので、ソ連赤軍は死ぬ気でしたし。 返答、ありがとうございました。
ドイツ軍の強さと言えば、なんと言っても電撃戦じゃないですか。 元々数じゃ勝てないんだから、 守ったら負けますよ。 レニングラードなんぞ放棄して全軍でひたすらモスクワを集中攻撃すりゃあ良かったんですよ。 モスクワまで電撃戦やりとおせば勝てたかもしれません。 モスクワはさすがに焦土作戦するわけにはいかないでしょうから、食料も建物も燃料も十分にあった事でしょう。 私のヒトラーのイメージは真面目で天才肌なイメージですね。 ワンマンには違いないですが、内政外交軍司令官から兵器開発まで多枝に渡って携わってますから天才には違いないと思いますね。 ヒトラーは、第一次世界大戦時、一兵卒として軍隊に志願し、前線で武功も立ててます。 2名で、本隊への伝令を行っていた途中、ヒトラーは15名程のフランス兵が立て籠るアジトを発見します。 そこでヒトラーは、もう一人の戦友に、「外で兵の点呼を取るふりをしろ」と指示し、アジトに乗り込みます。 そしてフランス兵に、 「外で兵の点呼を取っているのが聞こえるだろう。もうすぐ総攻撃を開始する。命が惜しければ武器を捨て、互いが互いを縛って出てくるのだ。そうすれば命は助ける。」 と言います。 こうしてヒトラーは伝令の道すがら、フランス兵15名の捕虜を手土産に、本隊に到着したのでした。 たった1人(2人?)で15人の兵を捕虜にした功績により、ヒトラーは1級鉄十字章を授与されます。 これは、1兵卒に授与されることはまずありえない勲章です。 ヒトラーの天才っぷりが窺われます。 もしナチスが最終的に勝利していたら、不世出の大天才として、歴史に名を残した事でしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 元はヒトラーが、第一次世界大戦の時、一兵卒だというのを知っていましたが、そこまでの手柄を挙げてるのを知りませんでした。 返答、ありがとうございました。
- hawa254
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個人的には、敗因がモスクワを落とせなかったことにより持久戦になったためかなと思います。落とせなかった理由は、主力を3方面に分散したため、進撃速度が落ちてしまい、圧倒的に不利になる冬の到来で進軍出来なくなり、その間に戦力増強したソ連軍が巻き返したのでしょう。 主力をモスクワだけに絞って、冬の到来前にモスクワを落とせていたら、指揮系統を乱されて恐らくソ連軍は敗退したのではと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 当時のナチス・ドイツの最新兵器も、ユーラシア大陸の冬将軍の猛威には勝てなかったのですかね。 返答、ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 この映画のDVDを観た後、自分で自力で色々と調べました。と、言ってもウィキペディアやネットのホームページ、図書館で本を借りたという程度ですが(苦笑) 実際、他のレンタルDVDを観ても、ヒトラーが登場するシーンには、一杯ありますね。他にも当時の記録された映像を観ても。 やはり、病気だったのですね。 その潜在的持病を持っていた指導者が、当時のユーラシア大陸の国家だったソ連には勝てませんね。 返答、ありがとうございました。