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フランス語の音韻史についてです。
印欧祖語の mater (母) の発音が、フランス語の me’re ( ’ はアクサン・グラーヴ) (母)の発音へと変わってきたプロセス・語誌が記されている資料を御教え下さい。
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#1です。忘れ物です。 >>いえ、日本語で書かれた、mater>me're の語誌の本を御教え頂きたかったのですが・・・。日本語音韻史の本でなしに。 ごめんなさい、下記の日本語訳があるのを忘れていて、失礼しました。 原著: Albert Dauzat, Les Étapes de la langue française, Collection «Que sais-je ?» Nº 167 (1944) アルベール・ドーザ 著、川本茂雄 訳 文庫クセジュ 167, 白水社 (1954)
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- SPS700
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#1です。補足です。 >>直線的推移ではなく紆余曲折があった、と仰いましたが、パリ方言に関しては、大体、最初の御回答の様な、一本道の変遷があったと理解して宜しいでしょうか。 いいと思います。東のプロバンス、北のオイル、南のオック、などに分かれたのが紆余曲折で、やがて、イル・ド・フランスの方言(のちのパリ)が力を増します。 https://nippon.fr/ja/archives/534
お礼
この度も御丁寧な御回答を誠に有難う御座いました。
- SPS700
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#1です。補足です。 >>日本語で書かれた、mater>me're の語誌の本を御教え頂きたかったのですが・・・。日本語音韻史の本でなしに。 日本語 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E%E5%8F%B2history of Frech phonology フランス語 Pierre Fouché, Phonétique historique du français, Paris Klinksieck, 1958.
お礼
またも御回答を誠に有難う御座いました。
補足
直線的推移ではなく紆余曲折があった、と仰いましたが、パリ方言に関しては、大体、最初の御回答の様な、一本道の変遷があったと理解して宜しいでしょうか。
- SPS700
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#1です。補足です。 >>日本語の資料も御存じでしたら、お教え頂けますでしょうか。 たくさんありますが、橋本進吉、有坂秀世、金田一春彦、服部四郎、などという名前や下記の11.1などからお始めになるといいかもしれません。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E >>前回では、一本筋の歴史のように書きましたが、かなりの紆余曲折(下記)を経て現代フランス語に到達しています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%AA%9E%E6%94%BF%E7%AD%96
お礼
またまた懇切ご丁寧なる御回答を賜りまして誠に有難う御座います。
補足
いえ、日本語で書かれた、mater>me're の語誌の本を御教え頂きたかったのですが・・・。日本語音韻史の本でなしに。
- SPS700
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印欧祖語の *mater から、イタリック祖語の*mātēr になり、ラテン語の mater/matrem から、古フランス語の medre/mereを経て、中フランス語の mere になったと言われています。 下記などがご参考になるかと思います。 http://www.mitpressjournals.org/doi/abs/10.1162/00243890152001771#.WPHC7Y61v1w https://en.wikipedia.org/wiki/Phonological_history_of_French
お礼
御回答を誠に有難う御座いました。
補足
恐れ入りますが、日本語の資料も御存じでしたら、お教え頂けますでしょうか。
お礼
またまた御丁寧に有難う御座いました。