無職でそのへんを歩き回っている人でも社会人ですよ。
日本国籍を持っていて、税金を払って暮らしていたら全員が社会人です。
親の庇護のもとで、学生をしたり生徒をしながら暮らしているのは社会人ではありません。
就職する、というのはする仕事を得ることであって、正社員になることとイコールではありません
正社員というのは正規雇用されている人間のことです。
正規雇用というのは、その組織の仕事を100%やる前提の契約をし、年齢的に定められた期間つまり定年まで勤務するものです。
この組織が会社というものなら正社員ということになります。
公務員だったり団体職員なら正職員というような呼び方になります。
この定年がいくつであるかは組織によって変わります。60歳とするところが多いようですが、私立大学の教授なら70歳だし。
年齢ではなく定めた期間の契約で勤務するものが契約職員(契約社員)ということになります。
1年間、とか、3か月というようなものだったり、準備プロジェクトが終了まで、というような場合もあります。
これは仕事の都合で決めた期間であり、当人の年齢は関係ありません。
当人の能力とか実績を全く問われずに勤務し続けられるのは正社員です。
正社員は会社の考えで解雇することが原則できないからです。いくらできが悪くてもいやらしい人間でも。
ただし定年までしか勤められません。
非正規は、できが悪かったりしたら契約は更新しませんから命が短い場合もありますが、信用を得ればそうでもなくなる。
ただし、政府の方針で、同じ職務を非正規で何年も続けるなら途中で正規契約にせよということになりましたので、いつの間にか正社員ということはあり得ます。
正社員で定年になった場合は、一応退職ということになります。
しかし、どうしてもこの人に居てほしいという希望があれば、嘱託契約というものがあります。
契約社員扱いですが、どうしてもあなたにこの仕事をしてほしいという契約です。
それは実力次第です。70近くまで嘱託をやっているひとも結構います。
長く勤められるのはどちらですか、というなら、実力があればどちらでも、としかお答えしようがありません。ただ、技術の核心のノウハウにかかわるような仕事なら正社員のほうが触りやすいのは確かです。
それとは別に、無能であっていやがられても努力がなくても勤められるという条件なら正社員ですが。