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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:過労死は増えているのでしょうか?)
過労死の現状と昔の比較
このQ&Aのポイント
- 過労死は増えているのか、減っているのか?バブル時代と現在を比較して考えてみよう。
- 過労死の社会問題がクローズアップされているが、国の発表よりも実際にはもっと多い可能性もある。
- 昔と現在の働き方を比較して、過労死の数について考える。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家楚山 和司(@k_soyama) 社会保険労務士
回答No.4
社会保険労務士の楚山です。 まず「過労死」という言葉自体、比較的最近になって社会に認知されるようになった経緯があります。 いわゆる「過労死ライン」と呼ばれる「月間時間外労働80時間」という指標も、医学的知見の蓄積によって導き出されたものです。 過労死とは、主観的に定まるものではなく、残念ながら死に至ってしまった方の当時の就業環境をあらゆる角度から客観的に検証し、労災認定といういわば“後付け”で定まるものです。 生前から「過労で死んでしまう」「過労で自殺する」などと本人が主張していても、認定されることもあれば認定されないこともあるでしょう。逆に黙々と仕事に打ち込み、最後まで周囲に過労を明かさずに死に至ったとしたら、真相は解明されず過労死とはみなされないでしょう。 すなわち、そもそも過労死という概念の構成要件が高度に医学的な判断、複合的な要因を含んでいるがために、時代の変遷とともに構造的に浮き上がってきた社会的病理といえます。 したがって、統計上の数値や事件として取り沙汰される情報だけがすべてではありません。そういう意味では、過労により死に至る状況や要因は過去においても存在していたはずですが、それらが最近になって明確になってきたがために、見かけ上「増えた」と(世間では)報じられているものと思われます。
楚山 和司(@k_soyama) プロフィール
OKWAVE Professionalをご利用のみなさま、はじめまして。 社会保険労務士・保育士・キャリアコンサルタントの楚山 和司(そやま かずし)です。 このたびは当プロフィールページをご覧い...
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お礼
お世話になります。アップロードできていたともったら御礼がアップロードできてませんでした。すみませんでした。非常に的確な説明でわかりやすかったです。時代の移り変わりによって人々の意識も高まっています。本当にありがとうございました。