女性の「笑顔」の「歴史」について
近頃、新聞や雑誌などを見ていて感じるのですが、笑顔の写真写りの良い女性が非常に多いように感じられます。日本経済新聞などを見ていても、女性の登場回数が多く、添えられている写真を見ると皆さん素敵な笑顔が掲載されています。それらの写真を見ると、美しさに加えて、自信も見て取れ、大変ほほえましいと思います。
街角を歩いていても、又、ネットの記事を見ても、女性にはやはり「花」があり、その存在自体を美しいと感じられるのは嬉しいことですし、世の中が明るくなって結構だと思います。
さて、そこで一寸疑問なのですが、昔(太古から武士の時代、そして明治・大正・昭和)の女性たちは、今ほど笑顔を、人前に自由にふりまける環境にあったのかどうか、ということです。
私は、現代のように女性が自然な良い笑顔が作れるようになったには、一つには、女性の社会進出が進んだせいであり、女性が(そして男性も)さほど社会的役割に縛られなくなったからではないかと考えています。つまり、昔は、誰それの母・妻・娘としての社会的役割に縛られ、内輪のみの集いの中でのみ笑顔を作り、外部に対して、自由な「笑顔」を振り向けるのを遠慮していたのではないかということです。
こう書くと、そのような時代は相当大昔であり、我々の祖父母の時代でも、それなりに、女性は第三者に向けて笑顔で接していたという声もあると思いますが、やはり現代に近づくにつれて、女性が気兼ねなく「笑顔」を作れるようになっているのではと思います。
以上、「仮説」を述べましたが、長く生きておられる方、若い方を問わず、どう思われるか教えて下さい。