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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:東京都交通局 都営地下鉄の経営不振)

東京都交通局都営地下鉄の経営不振について

このQ&Aのポイント
  • 東京都交通局の都営地下鉄は経営が厳しく、赤字路線として知られています。
  • 混雑状況は朝から夜までの間いつ乗っても混んでおり、特に新宿線や三田線は限定的な状況ではなく常に混雑しています。
  • 経営不振の原因や具体的な状況については詳しくわかっていませんが、利用者からはサービスの質やコストに不満や疑問があるようです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • gsmy5
  • ベストアンサー率58% (1452/2496)
回答No.3

まず、都営地下鉄が経営不振というのは、どの程度なら不振というかを別として正しいです。仮に最終的に黒字だったとしても、東京メトロに比べるとかなり厳しい数字になっています。運賃がメトロより高めの設定になっているのが何よりもわかりやすい実証です。これは、都営すなわちお役所だから非効率とかそういう単純な理屈ではありません。実際東京都営は、他の公営に比べれば低運賃で、うらやましい成績です。 あくまでもメトロに比べれば成績が悪いということです。 で、なぜ吸収するとかいう話があるかというと、単にそもそも東京にメトロと都営があるのは不自然だから一元化しようという話に過ぎないのです。東京メトロが都営を救済する理由ではありません。もちろん、東京の地下鉄を一元化するという意味では利用者にとってはいい話ですが、メトロとしてはようやく新線建設もなく大きな借金はこれからどんどん減っていくのに都営の借金を抱えたくはないという本音もわからないではありません。 ではそもそもどうして2つの事業体で地下鉄運営が行われているのでしょう。 誤解を恐れず概要的に説明しますので、厳密に言うと少し違うかもしれませんが、要は高度成長期の直前に、営団地下鉄だけだと建設が追い付かないからです。 元々営団地下鉄とは、戦前に私鉄として銀座線などを運営した会社が、特殊法人になった物です。日本最初の地下鉄は銀座線で、昭和2年で私鉄の運営でした。つまり、安くはない建設費を負担しても十分もうかる事業だったわけです。そのような儲かりそうな区間はいくつもあり、いくつかの鉄道が建設の認可を求めていました。しかし、いくら儲かりそうでも実際に地下鉄建設は困難な部分も大きく時間と金がすごくかかります。このため、戦前は建設があまり進みませんでした。当時、市内交通は東京市営の路面電車で、地下鉄が多くできたら市電の経営も悪化しますので、市としては地下鉄は東京市が建設・営業すべきという考えもありありました。実際東京以外の多くの私ではその考えで行われています。大阪なんてそれを徹底していました。 しかし、私鉄としての地下鉄を認めてしまった以上、それを市営にするのは簡単ではありません。また、私鉄のままでは本当に儲かる路線以外の建設が進みません。そこで、東京の場合は戦時中に特殊法人化して、建設を進めやすくしました。それが営団地下鉄です。 戦時中はよそと同じく、建設は進まず、戦後ようやく建設が急ピッチで進みました。 しかし、戦後復旧のスピードはものすごく速く、高度成長の前段階でも、東京への輸送需要は日に日に増えていきました。 大阪は戦前の段階で各社がターミナルを大きめに作り、一部は複々線化もしているなど、対応していたので各社が輸送力増強の整備がしやすく,大阪市はあくまでも市内交通としての地下鉄建設を進め、市電主要路線がすべて地下鉄になったような感じになりました。 しかし、東京では東京へ向かう各路線のターミナルも貧弱なため、その対応も品kれ場なりません。つまり、ターミナルの直前に地下鉄との合流地点を設け、そこから地下鉄に乗り入れるという手を多くするようにしたのです。首都圏の相互乗り入れが多いのは、利用者の利便性向上を目指すというよりは、乗客増に対応する苦肉の策という面もあったのです。 そのようにして次から次へと新路線を作ろうとすると、営団だけでは困難になってきました。たとえ返す当てがあるとはいえ、無制限に借金を続けて建設したら、将来の営団は国鉄のようになっていたかもしれません。ですので、どうしてもある程度以上は作れません。 そこで、再び都が都営で地下鉄をやりたいと言い出したのです。営団だけでは建設が間に合わないのなら、一部を都で建設するというわけです。そうすれば、確かに建設ペースは早まります。しかし、営団として建設すれば、営団自体がある程度収入があるので負担が小さいのに対して、都が建設すれば全く新しく建設費を負担するわけですから赤字が大きくなるのは当然です。しかも、営団が後回しにしたということは、収益性は他の路線よりは悪いということも意味します。とはいえ、東京ですから今のような状態ですんでいます。 勿論、都営で建設したいという話が出たとき、反対意見も多かったです。そら当然ですよね、2社に分かれれば現状実際にそうなように、運賃が割高になります。可能なら1社の方がいいのです。ですので、当時も緊急避難的に建設しているだけで将来的には1社に統合するという説明もありました。 ただ、営団と都営では規模や経営状況が違いすぎますので、ある程度新規建設が落ち着くまでは先送りされ続けたわけです。 で、営団は今後大きな新規建設がないとして、一元化するときに自社の意思が示しやすいとして、民営化され東京メトロになったのです。つまり東京メトロになったのは都営との一元化の前準備という見方もできるのです。 ただ、都自身も地下鉄を持ちたいという意思がまだあるようで、その他いろいろな事情もあって、一元化がすぐに進む状況ではないようですね。

d-daisuke
質問者

お礼

かなり詳しく色々と教えていただきありがとうございます。おかげで、とても理解と納得が出来ました。私自身、勘違いしていた事もあったので、特に経緯の記述がとても参考になりました。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.2

都営地下鉄は建設が遅かったために、都心部では深いところを掘ってあるところが多く、駅説にも建設に金がかかります。全ての路線が乗り入れ先などに応じて別規格になっており、車両の共通化もできません。ですから元を取るのには長い時間がかかります。

d-daisuke
質問者

お礼

ありがとうございます。結構複雑な裏事情があるのですね。東京メトロの方が、それこそ車両が各線異なる上に、深い路線もある状況なのに、新車をどんどん作ったり、副都心線や東西線のような難しい工事をしたり、駅がエスカレーター設置やトイレ改装など使いやすいとかきれいになっているのに対して、都営線は一部駅と路線を除き、特に昔のままの状態が続いていて、経営統合なんて話を見聞きしたので、どこかから聞いた経営難も納得してしまっていたのですが、別なのですね。昨日なんかはそれこそ、新宿線に乗るまでも、1時間くらい立ちっぱなしで移動し、前述の通りで乗換駅まで移動して長い通路を通って乗り換えて、最後にまた目的地まで混雑 した電車に乗った状態で、目的地で地上まで長い駅なのに、階段しかない、というところで、こんなに混んでるのに、せめてバリアフリー化する利益ぐらい出てないものなの?とイライラと疲れで行き場のない八つ当たりのような気持ちが芽生えてしまってましたが、その深い状態こそが、赤字の原因なのですね。そう考えると、ちょっと気持ちが変わるものですね。ありがとうございます。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8469/18132)
回答No.1

都営地下鉄はずっと営業利益もプラスですし、経常利益もプラスで儲かっていますよ。 それでも経営統合とかいわれるのは、都営地下鉄の建設にかかった費用をずっと返し続けていますが、その残りがまだまだ大きいからです。

d-daisuke
質問者

お礼

ありがとうございます。なるほど、やはりいい状態なのですね。 私か、話していた方が、きっと経営統合=経営不振と思い込んでいたのですね。あれだけ混雑のつづく路線が多いのに、駄目なのかな、と思っていたのですが、見たり感じたりしているのが正しくてよかったです。 ただ、設備費用がそれを上回っているのですね。だから、無駄に改良工事等も出来ないのですね。色々理解しました。東京メトロが、いくら元国営とはいえ、改良工事を次々にしていて、かつ都営線より運賃が安いのに変わっていくのに対して、都営線はほとんど目立った改良工事や諸々の改善策が見られなかったので、ちょっと気になってしまって。 色々気になってしまってましたので助かりました。ありがとうございます。

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