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天皇 万世一系
昨日の朝生、最後まで見てしまいました。天皇の継承問題は大変興味深い。 天皇の男系継続、すなわちY染色体の継続こそ、天皇の本質となりますが(遺伝子解明前にそれをやっていたところに神聖なロマンがある)、勝手天皇になろうとした平将門はこのニニギ継続するY染色体の保持者だったのですか。また、他にこのような勝手天皇宣言者はいましたか?。その人のY染色体はどうでしたか。
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(1)ヒトのオスの精子には、遺伝子はほとんど残っていません(卵子に比べると)。 メスの卵子に「着床しろ」と命令するような、受精・発生に関する重大・不可欠な遺伝子を中心に少数の遺伝子が乗っているだけです。卵子が人間に成長ための遺伝子の多くは、卵子側にあります。 精子は、少しでも早く卵子に抱きつくために、他の精子よりも少しでも速く泳がなければならないので、遺伝子をあらかた脱ぎ捨ててしまったのだそうです(今もドンドン減っている由)。 精子全体でもそうなので、Y染色体にはほとんど遺伝子が乗っていません。 従って、Y染色体の継続は、大した意味を持ちません。 (2)遺伝子解明のはるか以前から、精子は「子種」、女性の子宮は「畑」と考えられていました。 畑が悪いと作物はできませんが、畑でどんな作物が実るかは、畑の土ではなく「種」で決まるという常識からして、他人の種を育てることになる娘よりは種を作る男子が、天皇という作物を継続するという観点から重視されたのは当然です。 神聖でもなんでもないのではないか、と思います。 (3)平将門がなろうとしたのは、天皇ではなく(京都の天皇を否定していない)、一部地域を支配する「新皇」だったと記憶していますが、それでも、臣籍降下したとは言え「平高望」の孫ですから、天皇の遺伝子を十分に持っていたものと思います。 あと、天皇を自称したのは、「熊沢天皇」がいますね。こちらは、東京の天皇家は偽物だ、廃位しろ、自分を天皇にしろという意味のことを言っています。将門の「新皇」とは違いますね。 この人の遺伝子が天皇家につながっていたかどうかについて、私はまったく意見を持っていませんが、可能性としては「南朝」方の天皇家の子孫はたくさんいるはずで、その人が天皇を自称しても不思議ではありません(ちなみに現在の天皇家は北朝の子孫)。 長くなりますので省略しますが、興味があったら「熊沢天皇事件」で検索してもらえば出てくると思います。 (4)ちなみに、継体天皇の即位で、質問者さんが興味を持たれている「Y染色体」の継続性は、少なくても1度は途切れているのではないか、私は考えています。 継体天皇は非常に賢かったのか、軽くてパーが良いとされる御輿に過ぎなかったのか、小説のタネとしては非常に興味のある人です。
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- jkpawapuro
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>前半は、近親相姦の危険についてのメカニズムの話と似てますが、同じでしょうかね?。 YES >「男の子の場合」となると、男の子の方が女の子より、異常が多いわけですか? はい、伴性遺伝病はほぼ男性だけです。 >日本人は「血統」にこだわらない民族なのですよ。 これは血統に基づいて相続が行われてきた戦国時代までと、家禄が家に与えられ家の相続があれば血統にかからわず禄が認められていた江戸時代以降と区別すべきでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 結局ですね、「天皇の男系継続なんて怪しい」とか「血統なんて気にしない」なーんて言ってしまうと、そもそも天皇制そのものの存続意義がなくなります。 天皇とはなんですか?。王様ですか?。違うでしょう。天皇は権力者ではありません。 新嘗祭、大嘗祭、ニニギ、アマテラス、三種の神器とくれば、これは太陽をシンボルとする「稲作教」つまり「神」「信仰」でしょう。 我々は仏教徒であると自己誤解してる人が多いですが、我々は、仏教におけるなんたるかを一切知りません。仏壇に手を合わせるのは、故人、及び、祖先崇拝に他なりません。祖先崇拝の最高の支柱が天皇の男系継続です。 よって、女系天皇の議論は、天皇の信仰そのものを理解していない事になると思います。 その意味で、将門も、義満も、南朝の末裔のおじさんも女系天皇派からくらべらば、決して侮れない、立派な選択肢だと思います。
- あずき なな(@azuki-7)
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平将門は天皇ではなく新皇になろうとしたのですから 別にY染色体は関係ありません(既存の天皇とは別のものを作ろうとしてた) ほかには弓削道鏡と足利義満が有名ですが 別に二人とも男系だったと思いますが
お礼
ありがとうございます。 新皇という名前を「天皇ではない」というなら平将門は「お騒がせ犯」ですね。じゃあ「皇」をつかうなよと。 道鏡も、義満も面白いですね。 でもまあ、ラスプーチンとか藤原氏、清盛とかと同質の話かと思いました。天皇ではなく「黒幕」の一種。
- eroero4649
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私がこれから書くことは、戦前なら不敬罪で逮捕間違いなし、歴史の知識は皆無だが天皇家は神聖なものと信じて疑わない無辜な人にとっては極めて不愉快なものになることをあらかじめ断ります。 実は、日本人は「血統」にこだわらない民族なのですよ。「紙の上での正統性」にはうるさいのですが、「血が繋がっているかどうか」ってことにはこだわらないのです。 例えば歌舞伎界の真ん中ちゅうの真ん中で最大級の名跡のひとつである市川團十郎。今の海老蔵が襲名すると十三代目となるわけですが、その血統はなんとたった二代目で途絶えています。三代目が養子なのです。四代目も養子で、その子が六代目まで続きますが、七代目は婿養子(質問者さんいうところのY染色体の系譜ではないですね)。今の海老蔵の曾祖父は七代目松本幸四郎です。つまり血統的には海老蔵と松たか子は親戚ってことなのです。 徳川家も、家康からの直系の血筋といえるのはせいぜい七代家継まででしょう。ご存知八代吉宗は紀州徳川家出身です。日本ではどこの歴史ある家でも、適当な男子がいなかったら養子をもらい受けて「紙の上での名前」を残すのです。「〇〇家」と「家の名前を残すこと」が重要であり、血筋がどうなのかというのはあまり関係ないのです。 血統的正統性というやつにこだわっているのがヨーロッパの王家です。ヨソの卑しい血が入ってくるより、高貴な血筋で組み合わせることが重要であると考えているのです。だから、ヨーロッパの王家はほぼ全員が親戚といってもいいくらい、というか、ちょいと歴史には自信がある私でも組み合わせがややこしすぎてわからない。有名なのが今のイギリス王室のエリザベス女王の祖父であるジョージ5世と最後のロシア皇帝であるニコライ2世で、一緒に写ってる写真が残っているのですがザ・たっちもびっくりの瓜二つです。 スペイン王室とオーストリア王室は同じハプスブルク家なのですが、これがもうお互いに嫁のやりとりをやってるのですね。だからもう近親婚もいいところで、先天的な奇形を持った人も大勢出てしまったのです。その極め付けがスペイン・ハプスブルク家最後の王であるカルロス2世で、肖像画が残っているのですが、宮廷画家でも描かざるをえないほどアントニオ猪木なアゴですし、噛み合わせが悪くて常によだれを流していたとか明らかに知的障害も持っていたとか可哀想な話ばかりです。 確かに愛子さまにおかれましては強烈なまでに父親似ではありますが、しかして血が濃すぎるが故の先天的問題というのを抱えている人の話は幸いにして聞きません。ちなみにヨーロッパ王室に話を戻すと、前述のニコライ2世の王妃はジョージ5世の従妹だったはずで、たぶんそのせいだと思うのですが、長男のアレクセイは血友病でそのアレクセイの血友病を治したといわれるのがあの怪僧ラスプーチンなのでありますよ。 さて不敬な話にしますとですね、他の方もちょっと書いていますが、戦後に「熊沢天皇」と自称する人物が出てきて大変な話題になったのです。当時まだ幼少だったはずの父もよく覚えているそうですから当時は誰もが知る事件だったはずなのに、今「戦後事件史」の中で大きく扱われるのはあえて避けられているようにも感じます。まあ、一般的には「ヘンなおじさんが自称して世間を騒がせた事件」ということになっているようです。 しかしこのヘンなおじさんに一番恐怖を抱いていたのが他ならぬ宮内庁だったのです。というのは、この熊沢天皇が主張していたのが「北朝の末裔である現天皇家は天皇の位を簒奪している!」だったからです。「北朝は天皇の位を簒奪している」はグゥの音も出ないほどその通りなのです。南北朝となったとき、双方で「お互いに順番に天皇になる」とうたすき掛け人事で合意に達しました。銀行が合併したときによくある話ですね。旧A銀行と旧B銀行の出身者から交互に頭取を出すってやつです。ところが北朝はそれをなし崩しにしちゃったのです。なし崩しにしただけで「南北で交互に天皇になる」の条約はまだ失効していないのですよ、名目的にはね。 だから熊沢天皇は結局自分が南朝の末裔であることを証明するものは自分の家に伝わっている家系図しかなかったので「こんなのいくらでも捏造できるじゃないか」で相手にされなかったのですが、もし南朝の末裔であることがはっきりと証明できる人物が現れて「次の天皇は俺だ」といわれたら、そうしなきゃいけないのです。皇室典範より古い決まりで、まだそれは失効していないからです。 もっというと、Wikipediaでは北朝に血統的正統性があるって書いてあるけれど、そもそも北朝っつーのが本当に天皇家の血筋から出てきたのかというと足利尊氏がうわやめろいったいなにをす
お礼
ありがとうございます。 日本人が血統にこだわらないのはその通りで、私も、だからこそ天皇家だけ「異質」ゆえに「神性」を持つのだと展開する立場です。「神性」は宗教の必要用件だという意味で、天皇家は「うまく機能してるもんだなあ」と言いたいわけです。 欧州の血を混ぜない排他主義による奇形化には目を覆うばかりですが、彼らはむしろ「男系」としなかった事が天皇家よりアナーキー(男女ともなんでもかんでも排除)で、「男系」というより美しいルールに従う天皇家の方が洗練されていると思いますね。何しろ、「男系」にこだわるというこたは、逆に、常に女子は「外部からの血」を入れる事になるのですから、全く持って正しい。奇形化しない。 整理すると、養子主義の一般ピープルと比しても、また、純潔奇形主義の欧州と比しても「美しく正しい」ゆえ、それを科学を知らない時から「直感的」に採用できた事の偶然に、神聖を認める事が可能で、神聖だから信じるに値するという宗教上の条件がハイレベルで揃えられているなあと、感心するのが天皇家に対する私の感想です。 熊沢については、別段、気にしません。それは、特定の個の損得の話で、天皇家のY染色体ルールを犯すものではないからです。 南北朝時代の正当性は、その時の個が決めたローカルルールですから、その個に何の権限があるんだと言う問題かと思います。大体、南朝自体が三種の神器を強奪した後醍醐天皇に端を発するわけですから、どっちもどっちでしょう。 天皇家のルールは、モラルとしての正しさは関係なく、男系が守られているかどうかですので。 ご回答が途中で切れてて残念です。 それにつけても、それはそれとして、歌舞伎、ラスプーチン、熊沢とも大変興味深い話題です。特にラスプーチンはナゾの男ですからね。
- jkpawapuro
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>Y染色体の情報不足って、では、 何に影響が現れるのでしょうか?。 まああまり影響がないから人類は普通に生殖し繁栄してるんですけどね。 あえて問題が出るケースをあげて見ますか。 完全に歴史から話がぶっとんで生物学になってしまいますよ^^ 26個ある常染色体にある遺伝子の場合、通常片方の遺伝子に傷があってももう片方の遺伝子があるので大きな疾病にはなりません。不幸にも両親から該当遺伝子に傷のある卵子・精子を受け継いだ場合だけ発症するため大変発症率が低くまれな遺伝病になります。 こういった病気を常染色体劣性遺伝病といいます。 一方性染色体、X染色体に存在する遺伝子の場合、X染色体のみにその遺伝子がありY染色体にはスペアとなるべき同じ遺伝子がありません。よってもしX染色体の該当遺伝子に傷がある場合、男の子の場合は即発病してしまいます。こういった疾患を伴性遺伝病といいます。 昔は高校の教科書で赤緑色覚異常が例として載っていました。 なぜY染色体は遺伝情報が少なく小さいのかはもし興味があれば「消えゆくY染色体」あたりで検索してください。まあ歴史学とは全然関係ないですけど^^
お礼
ありがとうございます。 前半は、近親相姦の危険についてのメカニズムの話と似てますが、同じでしょうかね?。 「男の子の場合」となると、男の子の方が女の子より、異常が多いわけですか?。消えゆくY遺伝子は知りませんでした。
- chiha2525_
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Y染色体とかDNAとか、科学的な単語を用いて非科学的な話・思想をすることがままありますので要注意です。幸福の科学が非科学であるのと同等です。遺伝子が見つかる遥か以前から遺伝は知られていますから、そんなもの神聖でもロマンでもありません。 継体天皇とか応神天皇(神功皇后の子)とか、断絶していると考えられているところは結構あります。 個人的には男系であれば女性天皇も認める、ついでに神功皇后も神功天皇に。男系”男子”なんて明治に決めたもので伝統でもないでしょ。
お礼
ありがとうございます。 全くその通りで、ロマンに溺れるのは幸福の科学に限らず愚かなことでございます。 しかしながら、ロマンこそが宗教の本質であり、キリストが湖上をあるいたから、民はキリストを特別視するわけです。当たり前が当たり前と説明される科学は宗教にはなりえません。もっと言えば「ウソ」を信じる事に宗教のメカニズムがあると思います。 天皇もロマンの側面がある事が、日本の宗教として、確固たる柱になりうるのだなというのが、話の展開でございます。 継体、応神は断絶と言えるのですか?。どちらにしても、崇神天皇より前も怪しいわけで、完璧ではないものだと思います。 が、大事なのは思想であり、本当にY遺伝子が途切れてるかどうかは、構わないと思う立場です。確かめようもありません。 なぜ、明治から男子とされたのか不明ですが、歴史的には男系であれば女性天皇はアリなはずです。 しかし、現実は女性天皇にしても、男系の問題は解決しないので、意味ないですよね。
- jkpawapuro
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http://blogs.yahoo.co.jp/y294maself/27365868.html こちらの系図によると、将門は桓武天皇から5代目のようですね。 なお精子と卵子は同様に遺伝子をもっています。 情報が著しく欠損して卵子と精子に差があるのは27本ある染色体のうちY染色体だけです。 残り26の染色体は精子も卵子も同様ですし、精子がX染色体を持つ場合性染色体も同様です。。
お礼
ありがとうございます。 昔は、みんな皇室の血筋だった。 現在の憲法や皇室典範は、過去の揉め事を教訓にしていると思います。 その意味で、皇位継承権保有者が大勢いればいるほど、揉め事の温床になると思われます。暗殺したり。 現在、途切れる心配のある、Y染色体ですが、男子が1人しかいませんので、争う余地がない「いい状態」とも言えますね。 Y染色体の情報不足って、では、 何に影響が現れるのでしょうか?。
お礼
ありがとうございます。 (1)精子に遺伝子が無きに等しいとは、初耳でした。でも、一般に「お父さんに似てる」とかあるので、にわかには、腹落ちしません。 いずれにしても、遺伝情報の分量ではなく、天皇家が我々と異なる「無双」ポイントは、男系一筋というところ。それを数字で表すなら「Y染色体の継承」であると整理されるのだと思います。 (2)であるからして、種子と畑のつもりでやってきた事が、偶然、図らずも科学的にも「Yの継承」と、裏付けられたところの、奇遇性に、ロマンがあると言えばあるのではないかという意味でございます。 (3)将門はやはり、天皇の系譜にあるのですね。新皇が、天皇でないなら一体何なのでしょうね。天皇でないならそんな称号を自称する意味がないのでは。 熊沢天皇は知りませんでした。 北朝の正統性は、三種の神器にあるのではないでしょうかね。これは強奪でも騙し討ちでも認められるはずではないでしょうか。でなければ、後醍醐天皇や、安徳天皇が逃亡した意味がなくなります。 (4)継体天皇で途切れたのは確実なんですか。つまり、5代遡れば天皇にあたるというのはでっち上げですか。 しかしながら、連続記録が、継体天皇以降だとしても、相当年続いている事は、世界的にも稀有で、男系継続が、未来永劫続くなら、その分も、やがて追いつきます。 なんだから、ピート・ローズとイチローの話してるみたいだなあ。