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商品回転率について
商品回転率について 商品回転率=1年の売上高÷1年の平均在庫高ですが、 値引き販売、廃棄処分、販売した後でお客様からの返品があった場合、商品不良の為に卸売業者に返品した等の場合は、この式の平均在庫高のプラスマイナスはどうなるのでしょうか、教えていただけないでしょうか
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ご質問の項目と平均在庫高との関係ですが、全て記帳漏れがあったものとして考えますね。 この質問でなにを知りたいのか少しあやふやですが、簿記的に考えてみましょう。 計算条件:当期より商売を始めたA商店で扱う商品を鉛筆とします。 仕入は1本10円、販売価格は1本50円、値引き販売時は1本30円とします。仕入高は10本仕入たとして100円。そのうち5本が売れて記帳もされています。そうすると、現状の帳簿は次の通りです。 仕入時:仕入100/現金100 売上時:現金250/売上250、 決算時:繰越商品50/仕入50:5本が売れ残っていると考えられるので。 よって、売上高250、期末繰越商品50円となるはずです。 ここで、記帳漏れ分について改めて記帳します。 値引き販売(1本):現金30/売上30、 廃棄処分(1本):商品廃棄損10/仕入10 当店への返品(1本):売上50/現金50 卸への返品(1本):現金10/仕入10 この結果、手元の在庫は5本ではなく3本であったので、 決算時の正しい仕訳:繰越商品30/仕入30となります。 そのため、売上高:230円、期末繰越商品:30円 記帳漏れ考慮前:250÷{(0+50)÷2}=10回転 記帳漏れ考慮後:230÷{(0+30)÷2}≒15回転 上記の取引は全て在庫増減に関わってきますので、当然平均在庫に影響しますよ。 商品回転率は決算分析の手法ですから、期中の取引は全て考慮しなければなりません。 10回転から15回転に増加したのは、少ない投資(仕入)で商売ができたということになります。(廃棄があるから残念ながら利益は減ってるんですけどね笑)
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実務で言えば、平均在庫は期首在庫と期末在庫の平均ですので、期末の棚卸しまでにそれらが処理されているのなら特に考慮する必要はありません。
お礼
早速の御回答ありがとうございます。理解しました。
お礼
早速の御回答ありがとうございます。とてもわかりやすく説明していただき、本当にありがとうございました。理解出来ました。