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「傘を閉じておいたよ」 「傘を閉じていたよ」
「傘を閉じておいたよ」(自分) 「傘を閉じていたよ」(他人) この違いを文法的にどのように説明したらいいでしょうか。 参考になるサイトもご紹介ください。
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「傘を閉じて」までは同じです。違いは「閉じる」という動詞にくっついている、現在の学校文法で「補助語」と呼ばれる部分。 「~て おく」は、その状態のままにして、その後 手や力を加えないことを表します。 「~て いる」は、現在進行形です。その動作が今 現に行われていることを表します。 ただし、どちらも「た」という過去や完了を表す助動詞がついているので、両方とも過去の話になっています。違いはそれだけです。 自分の話であるか他人の話であるかは、主語を書くことで決まってきます。 「彼が君の傘を閉じておいたよ」「ぼくはそのとき自分の傘を閉じていたよ」 ただ前者は、ちょっとムリがありますね。「おく」の「その後手や力を加えない」のは自分だと自由にできますが、他人となると、自由にはなりにくいですから。 いちばん使いやすい形がご質問の使い方なのでしょう。
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- Nebusoku3
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1)開いたままだったので 「傘を閉じておいたよ」 → 状況を変化修正した 「閉じておいた」 の中に動作表現があります。 2)殆どの人が 「傘を閉じていたよ」 → 状況の報告だけであり、変更は無し。 「閉じていたよ」 の中に状況の報告表現があります。 上記、 1) 2) 以外の用途には使いにくい言葉かもしれません。
補足
子「ビーチパラソルを閉じておいたよ」 父「え?(父さんもビーチパラソルを閉じたけど・・・)」 子「だから、ビーチパラソルを閉じておいたよ」 父「おまえが?」 子「母さんが」 父「母さんがビーチパラソルを閉じていたよ、だろ?(父さんは母さんの目の前でビーチパラソルを閉じたのだが・・・)」 子「風が強くてビーチパラソルが開いたから、母さんが閉じていたよ」 父「あーそういうことか。日本語は難しいね。それはね・・・」 というやり取りから生まれた疑問でした。
- bakansky
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> 傘を閉じておいたよ 閉じる」 は上一段活用をする動詞で、自動詞的用法も他動詞的用法もあるが、この場合は他動詞的な用法。「閉じて」 は 「閉じる」 という動詞の連用形で、「て」 は接続助詞で行為の移動を表す (この場合では、「閉じる」 という行為をしてから別な行為 (傘のある場所から離れる) をしたことあを表す)。 「おいた」 は 「おく (置く)」 という5段活用をする自動詞の連用形に 「た」 という助動詞が接続した形。この 「た」 はある行為の結果が持続することを表す。「よ」 は終助詞で相手に知らせる意を表す。 > 傘を閉じていたよ 上記との違いは 「おいた」 と 「いた」 という動詞 (過去形) のみ。「いた」 は 「いる (居る)」 という上一段活用をする自動詞の連用形 「い」 に過去を表す助動詞の 「た」 が接続した形。
補足
ありがとうございました。 文法としてはなかなか難しい説明になるのですね。 2例が過去形としての違いしかないのが意外でした。
- silverakun
- ベストアンサー率26% (657/2479)
「傘を閉じておいたよ」 ⇒ ”自動詞” 「傘を閉じていたよ」 ⇒ ”他動詞”
補足
ありがとうございます。
補足
なるほど。主語が抜けているのも問題だったのですね。 ただ使い方としてはそうなってしまいがち。 ありがとうございました。