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世界中で政治が劣化しているように見えますが
タイトル通り、世界中で政治が劣化しているように見えるんですが・・・ ・アメリカでは言いたい放題のトランプ君が大統領になりそうな勢い ・イギリスで離脱をあおった排他勢力が支持されまさかの離脱 ・日本では不祥事の政治家辞職ばかりが目につき、国民奴隷化憲法への改正が進みそうな勢い ・プーチン、中国共産党、北朝鮮は独裁絶賛まっしぐら 何ででしょうかね? 劣化という認識は間違っていますか? また、劣化していない国はあるでしょうか?
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今、大不況の第二波が世界に押し寄せているからです。 2008年に世界的なバブル崩壊が起こり世界的な大不況と成りました。このとき先進各国で協調しての積極財政政策を行ったことで恐慌一歩手前でくい止めることが出来ました。しかしこの経済危機で多くの企業の財務が痛み、労働者の雇用環境は悪化し、大不況による傷が完治した訳ではありません。 先進国にとっての大問題は強いデフレ圧力であり、これにより雇用の不安定化、賃金下落、貧困と格差問題などが世界的に深刻化してきているのです。企業はリストラを中心に経営を行い、投資が二の次になっています。投資が減り続ける時、世の中から仕事が減り続けます。結果として社会不安も高まるのです。 1929年の世界恐慌後、世界各国で公共事業などによる積極財政政策が行われ、1930年代中期になると景気は回復基調となっていました。しかし世界の要人はこれを期に景況を楽観視し積極財政政策を止めて、国が破綻するとの掛け声の下、緊縮財政へと舵を着ることになります。 その結果、恐慌という大病からの病み上がりの市場に冷水を浴びせるような事態となり世界は再び不況へと陥ることになり、社会不安は増大していったのです。 そして第2次世界大戦という悲惨すぎる軍事大公共事業による大量生産大量消費が行われるまで不況は続き、そして戦争という大公共事業が行われた結果として経済が活性化し不況から脱するという悲惨な歴史へ向かうことになったのです。 2008年にリーマン・ショックを切っ掛けに世界的な大不況と成りました。このとき先進各国で協調しての積極財政政策を行ったことで恐慌一歩手前でくい止めることが出来ました。そして2016年恐慌からの危機からは脱し改善傾向にはなっています。しかしデフレ圧力は依然として強く、世界的に長期金利は史上最低で実投資は停滞が続いています。現在の状況は1930年代中期の楽観ムードと非常によく似ています。そして現在、世界的に緊縮財政の声が高まって来ています。特にドイツがその筆頭であり、またドイツはEU内で政治的主導権を握っています。 ここで一歩間違うと再び大不況へと逆戻りしてしまう非常に危険な経済情勢にあります。一般にあまり理解されていませんが、08年アメリカを震源とした大バブル崩壊はとんでもない破壊力を持っていたのです。そしてその第2波が今世界経済に押し寄せています。 ★ 最後に先日日本に来日したポール・クルーグマンの安部総理に対する応答をご紹介します。★ クルーグマン: 第二次世界大戦をマクロ経済学的な視点からみるならば、それは非常に大きな財政刺激策であったということです。それが戦争であった事実は非常に不幸なことです。けれども単純に言って、その戦争は財政刺激策となりました。 戦争前の1930年代に、ニューディール政策において、ルーズベルト大統領は財政刺激策を1937年に引っ込めます。これは現在とおなじく、緊縮財政を行い予算をバランスさせよという声が多数だったからです。それは恐ろしい過ちでした。結果として不況の大きな第二波を引き起こしたのです。 言うまでもなく、我々が求めているのは戦争ではないのです。日本の民間部門における賃金を上げさせるためのインセンティブとして、これまで様々な手段や呼びかけが行われてきましたが、私は何が有効なのか制度上の詳細についての知識はないものの、そうした手段を試みることには賛同するものであります。 誤解されがちですが 民間企業の収益 と 企業の投資 との関連性は常に弱いものでした。 企業は生産能力を拡大すべき理由を見出さないかぎり投資を拡大することはありません。ですから 「高収益な企業には投資拡大が期待できる」という考えは過ちであり得ない話なのです。 そして今起きているのは、彼らがデフレマインドを持っているということです。日本のインフレ率は弱いだろうと彼らは予想しているのです。賃金の振る舞いを見れば明らかなことですが、日本の経営者は、日本が非常に低いインフレ、またはマイナスのインフレ(つまりはデフレ〕へと逆戻りするであろうと予測しているのです。あるいはそういう情勢に恐れを抱いているのです。 デフレ脱却をするための衝撃が、今も必要とされているのです。「やり過ぎるくらいやることによって脱出速度を得る」必要があるのです。ロケットが地上に逆戻りしないための十分な速さという意味での脱出速度です。
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- nagate
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劣化というか、混迷してきてはいますよね。先が不安です
お礼
全く先が読めません。でもほんの数十年前は日本が戦争とかやってたわけです。そう思うとすごい時代の変化です。
- eroero4649
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こういう話というのは得てして政治批判、あるいは政治家批判というものになるのですが、私は政治家というのは国民を映す鏡だと思っています。だって少なくとも日本を始めとした先進国と呼ばれる国では政治家は公正な選挙で選ばれていますからね。 だから、政治が劣化しているなら、国民が劣化しているはずなのです。そして国民が劣化しているなら、自分だってその国民の一人なのですから、私や質問者さんは50年前の人より劣化しているはずです。人間というのは都合がいい生き物で、「今のやつらは劣化しているんだよ」というときなぜか自分は除外するんですよね。 でもねー、思うのですよ。少なくとも若者に関していえば、私たちが若かったときより今の若い子のほうが賢いです。80年代の若者は、能天気でバカでした。当時の女子大生は「ウソー、ホント?、カワイイ!」の三つしか言葉を知らないと揶揄されていて、私もたまにYouTubeで当時人気だったとんねるずやビートたけしの番組を見ると、ほとんどは今の番組よりはるかにくだらなくて低俗です。今、「お笑いウルトラクイズ」とかやったらあまりのくだらなさに視聴者にそっぽを向かれるでしょうね。 とはいえ、今は全世界的に「自分がよければそれでいい」という方向性になりつつある感じはありますね。インターネットで世界はより近くなった「はず」なのですが、ツールとテクノロジーの発達がむしろ個々を引き離す作用をしているのが皮肉だなーと感じますね。 歴史的には、大帝国ができると世界はなんとなく平和な方向に向かい、その帝国が分解して小国が乱立すると戦争の時代となりますね。
お礼
今の若い人は、賢いと私も思います。まじめですよね。 しかし政治にはあまり関わってきません。 世界がつながってもっと賢くなれるはずが、悪い面ばかりが目立っている気がします。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
何ででしょうかね? ↑ グローバル化すると、異邦人と接する機会が 多くなるので、いたってアイデンティティを 刺激することが指摘されています。 その具体化がトランプであり、EU離脱です。 ・日本では不祥事の政治家辞職ばかりが目につき、 国民奴隷化憲法への改正が進みそうな勢い ↑ 昔に比べて不祥事は随分減っています。 憲法改正が奴隷化なら、日本以外の国は総て 奴隷化していることになります。 ・プーチン、中国共産党、北朝鮮は独裁絶賛まっしぐら ↑ ロシア、中国は以前と比べれば民主化されて います。 変わらないのが北朝鮮です。 劣化という認識は間違っていますか? ↑ 以上から判るように、間違っています。 劣化していない国はあるでしょうか? ↑ 中国は独裁が緩み、経済的にも豊かになって います。
お礼
劣化などない、という力強い回答ありがとうございました。 >憲法改正が奴隷化 前の方も書かれてましたが、改正そのものを否定などしてませんが?改悪はこまるなあと思いますが。 まあ、奴隷化とどぎつい言い方をしましたが、そう思わない方もいるでしょうね。
- morata
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>劣化という認識は間違っていますか? 間違っていると思いますね。過去、中国では民衆の大量虐殺があったりヨーロッパでは領土の取り合いで侵略はしょっちゅうでした。選挙のなかった国だってたくさんあります。
お礼
ああー、それくらい昔を基準にすれば、いまの政治は大進歩です。 歴史学者の気持ちになります。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2714/13698)
劣化とは言えないでしょう。EUのBrexitとトランプ現象はいきすぎたグローバル化の反動です。これまでの世界的なグローバル化が間違っていたのです。このままグローバル化が進んでいたら、世界は破局に陥っていたでしょう。その揺り戻しというか修正です。歴史的にはある意味世界政治の進歩です。 最近の日本の政治腐敗は小物のチマチマした話ばかりで、かってのような大物のやりたい放題の無茶苦茶な腐敗はなくなりました。それだけ政治のクリーン化が進んだのです。日本は世界では珍しいいい国です。 憲法改正が奴隷化とはビックリするような新説(珍説)ですね。そうだとすると世界中の国が奴隷化されていることになる。日本の憲法は70年もそのまま、指一本つけられていない。天然記念物というか、一種の古典文学です。日本の唯一の恥です。 プーチンはともかく、朝鮮と中国は進歩のない国ですね。むしろ退化している。古代朝鮮、古代支那に逆戻り。永久にダメ国家でしょう。
お礼
たしかに、グローバル化だけが唯一の道ではありません。 しかし、国民投票でまさかの結果が出て、離脱派の党首は結局コソコソ辞任したんでしょ?行き過ぎたグローバル化に断固決別!なんてかっこいい話ではないですねえ。 劣化した政治家が勤まるのは、平和な証拠かもしれませんね。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
これが、はるか昔、ローマ時代から何度も指摘されてきた「衆愚政治」と言います。 国民主権は重要だし、多数決で決定しなければ国民間の合意ができないこともあるが、 その大前提として「国民がちゃんと問題の本質を理解して選択しないと、都合のいいことばかり言っていた政治家を選んだり、その政治家が実行する前に責任をとらずに辞任して逃げる」という知恵をもって先を読んで投票することが国民に求められている、 というのを自覚していない・できない選挙民がバカ騒ぎしては自滅しやすい地球になっているのでしょう。
お礼
おお、ローマ時代から民衆はこんなものと言われればそんな気もします。 では、もう一度宗教に支配される暗黒時代とか、世界大戦とか・・やってる間に地球が崩壊するかもしれませんね。
- nekosuke16
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アメリカ、トランプ君現象。 イギリス、EU離脱騒動。 日本、安部自民党と政治家の相次ぐ不祥事。 これらに共通することは、世論が必ずしも、正しいとは限らないということでしょう。 3国ともに、国民の目が曇っていることに原因があります。 また、ロシア、中国、北朝鮮については、全く、指導者達自身の趣味嗜好で政治が行われている状況であり、国民は不在ですね。 中国の反体制の若者達も、所詮は成金のぼんぼんが好きなことを唱えているだけで、一般民衆を考えた自由を求めているとは思えない。 劣化しているのは、むしろ、世論。 個人が社会を考えるという精神は、資本主義や極端な自由主義により鮮明になりつつある世界中の格差問題の中で、社会や他者に対する精神は崩壊し、兎に角、自分に目を向けていると感じられる政治、或いは、政治家に向かう。 資本主義、自由主義は、既にバランスを崩し始めていることを民衆が何となく肌で感じ始めた時に、無条件に現状以外の選択肢に賛同する。 その根元は、難民、低賃金労働者、困窮者、被差別者、弱者など、社会に不満を抱える人間達の割合が世界規模で膨張し、本来、正しい世論の方向性に疑問を呈し、歪ませていることにあります。 政治の劣化、世論の歪みは、これからの未来の世界を混沌とさせ、さらに悪い影響を及ぼすのではないですか?
お礼
回答ありがとうございます。 庶民も昔より愚かになったのかどうか。庶民が愚かでも政治はそこまで愚かなことをしない、という政治の力は明らかに低下してるし、両方ですかね。
- nankaiporks
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世界もそうでしょうが、日本の政治劣化は加速度的に悪くなってますね。 これって、いくつか理由はあるでしょうが、ひとつに世襲議員が増えたことも一因じゃないかと。 なにもせずとも地盤で政治家になる。 なので勉強もしない。 憲法がなんなのかも知らない、改憲派には世襲議員が多いんだそうです。 これは憲法学者の樋口先生が言っておられました。 おぼっちゃんだから金にもルーズ。 そして腐ったみかんの理屈のように周辺にも蔓延して行く。 現在の与党政権は、戦後最悪の政権です。 この馬鹿どもは改憲し、個人の自由、人権すら剥奪し、国家の歯車としか考えていません。それも銃を持った。 小泉以降、日本の政治は腐りきりました。 自民に鉄槌を食らわさないといけません。 少しでも劣化を修正するために。
お礼
回答ありがとうございます。 世襲はたしかに1つの原因ですね。 真の世襲エリートならいいですが、担がれているだけの2世は困りますね。
お礼
>雇用の不安定化、賃金下落、貧困と格差問題などが世界的に深刻化 自分の生活が脅かされると、極端な方向へ走ってしまう。確かに。 それほどに経済が悪いならば深刻です。今度大公共事業戦争をやったら、後始末は前回よりはるかにとんでもない・・・住めるところもなくなっちゃいそうですし。
補足
経済の劣化が政治の劣化を招きますね。 ベストアンサーとさせていただきます。