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サナダムシはどうして平らなのでしょうか
回虫は円い断面をしていますがサナダムシは真田紐のように扁平ですね。何か理由があるのでしょうか。
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回虫は線形動物の仲間でして、見た目のシンプルさとは異なりちゃんと口や消化器官を持ち、雌雄の区別も有るかなり複雑な動物です。一方のサナダムシの方は前述通り目も口も消化器官も持たず、ただ生殖器官のみを持つというかなり極端な進化を遂げた生物です(いわゆる雌雄同体でオスメスの区別も無い)。 何が言いたいのかと言うと、回虫とサナダムシは全く別次元の生物で、何の共通も有りません。パッと見は両者共に細長い寄生生物で同じ仲間かの様な印象を受けるかもですが…ミミズとヘビくらいに両者の性質は異なり、完全に別の生物だと思ってください。ですので両者の生態の比較には余り意味が無いかと。 P.S. 回虫の形が円形断面なのは、回虫が普通に口から食物を摂取する動物であるからで。また回虫はかなり凶暴な動物で、一旦宿主の体内に潜り込んだ後も、腸壁を食い破って体外へ脱出し成長。再び口から宿主の体内へ戻って成熟し卵を産むという行為を繰り返します。 このためサナダムシの様な扁平な体よりも円形管状の体の方がより活動的に動けるからだろうと推測されます。体外へ脱出する時、表面積(断面積)が大きいと抜け出し難いので、最もスムーズに通り抜けられる円形断面に進化したものと考えられます。
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- 4017B
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表面積を出来るだけ大きくするためですね。 サナダムシは扁形動物と呼ばれる原始的な動物の仲間で、目も口の消化器官(胃腸)さえも持ってないかなり変わった動物です。恐らくはご存知でしょうが、サナダムシは寄生虫と呼ばれるタイプの動物で、自分でエサを採るのでは無く人間や豚などの大型動物の腸内に寄生して宿主が食べた食物の栄養を掠め取る事で生活します。 で、この際にサナダムシは前述通り口が無いので、体の表面から直に栄養分を吸収する事によって生活します。このため宿主の腸内でドロドロに溶けた栄養分タップリのスープの海の中で最も効率良く栄養を吸収出来る様に、出来るだけ体の表面積を大きく広げた方が効率が良くなる訳です。 表面積を広げる方法は様々ですが、単純に同じ量の材料で効果的かつ簡単に表面積を広げる方法として、円形の断面を押し潰しただけの紐状の形が最も簡単に再現できる表面積拡大方法です。無論、他にももっと表面積を広げる形や断面は有りますが、サナダムシは長い進化の歴史の中で様々な形を試して来た結果、今のシンプルな紐状断面が最も対費用効果が高いと言う結論に落ち着いて今現在の形になったのでしょう。
お礼
表面積の問題ですね。数学でも解けることなのかもしれませんね。ただ回虫などは扁平ではないのではないかと思いますが、生態が異なるのかもしれまえんね。
- kenpiro3313
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サナダムシは人間の腸に寄生し、栄養を抜き取る寄生虫です。 (最近では人間に寄生していないと思います。 肛門にペタッとシールをはり、学校に提出しませんでしたか? 寄生虫の卵がないかを調べるための検査です) (また、長いものは10メートルくらいの寄生虫です) あくまでも人間の腸に負担をかけないように、平べったい形で張り付きます。 (人間の腸が異常を起こすと、自分自身も栄養が取れず、静かに共存しています) 自分自身が丸い断面で大きいと、人間に負荷を与えてしまい、自分自身の危険もあるため、ひたべったい形で静かに活動しています。 (人間の腸が正常に機能するように、そして抵抗をなくすために、ひらっべたい形をしています。 でも体が長いです)
お礼
宿主に負担をかけないためというのはよくわかりました。ただ回虫などは丸いようですが、他の要因があるのでしょうか。
- cattell
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逆じゃ無いのかな? 真田紐のように扁平だから「サナダムシ」と名付けられた・・ 生物が先で 名前が後から付けられたのだから 生物には 何の事やら判らないだけ・・
お礼
そうですね。わかったと思えるのは人以外にはいませんね。
- mshr1962
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キリンしかり、象しかり、生存に必要だったからとしか言えません。 それが進化であれ退化であれ。。。
お礼
そうなった理由もできれば知りたいですね。
お礼
すべてなるほどと思われるご説明でした。同じように親を泣かせるどら息子でも両方のタイプがあるという連想をしてしてしまいました。犯罪などでも同じようなことがあるという連想も可能なように思われ、大変勉強になりました。