今年は4月で締め切っちゃったけれど、私は「ものづくり補助金」という補助金の申請書作成代行をしました。企業が高額の設備を買うときに国が費用の2/3(上限1千万円)までを出してくれる制度です。今年は6件書いたけれど、最高額は1800万円の2/3で上限があるので申請額は1千万円。これが採択されると成功報酬として10%の100万円をもらう契約になっている。6件の申請額の総額は約4千万円。全国の採択率の平均は4割だが、私は7~8割を採択という実績がある。4千万円の7割の10%は280万円だ。採択の発表は6月中頃の予定だから、まだいくらの報酬金額になるのかはわからないが、250~300万円程度の報酬が見込めている。
元手は0円だ。ただし、前提として、経営戦略を立案し、これによって売り上げがどの程度増えて、コストがどの程度減り、その結果として利益がどの程度増えるのかを、根拠を明確にして計算する知識と能力が必要になる。私はその知識と能力があるから、採択率全国平均4割に対して7~8割の採択率があるのだ。
それほどの金額ではないが、今からでも間に合うのを教えてあげよう。それは生産性向上投資促進税制だ。
たとえば、中小の製造業が、5千万円の工作機械を購入したとする。これによって生産性が年間15%以上向上させることができると、5千万円の4%にあたる200万円の税金を控除するという制度だ。支払う税金が200万円減るということは、手元に残るお金が200万円増えるということだ。だから、企業にとっては200万円をもらったのと同じことになる。このための申請書作成を代行するのだ。
企業としては200万円もらえるのなら、10%の20万円ぐらいは報酬として払うだろう。前提とする知識は生産性の計算だ。経営戦略までは必要ない。製造原価の計算ができればよいのだ。簿記の2級程度の知識でできるはずだ。1級の工業簿記までマスターしていれば、簡単に書ける。
挑戦してみてはどうかね。