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昔、オランダなどで風車で製粉するには水を使用したか?
水車で製粉するのは洋の東西を問わず古くからされていると思います。日本でもよく時代劇に水車小屋の中で、大きな木が時々振り降ろされて製粉する様子が映されたと思います。日本では風車を使って製粉したということは無かったと思います。さて、オランダでは低地なので風車を使って灌漑したようですが、それと同時に製粉も盛んだったようです。ヨーロッパではいろんな国で風車が利用されたようです。 そこで質問なのですが、水車が製粉するのは分かるのですが、風車が製粉するのはどのようにするのでしょうか?風は一定の速度で吹くとは限らないので、風力で直接歯車などを回し、製粉したとは考えにくいのですがどうなのでしょうか?風車の力を使って、水路から水をくみ上げて水車のようなもの回してから、製粉したということはないでしょうか? 単刀直入に質問しますが、風車による製粉には水がりようされたか否かをご教授願えませんか?
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オランダの風車は製粉用の風車の転用です。 風車の歴史は古く紀元前から利用されています。オランダは低地ですが、高地のスペインでは風車が製粉用に盛んに利用されています。ドン・キホーテが風車を怪物と錯覚してヤリをかざして突進するシーンは有名です。 スペイン語で風車はmolino(モリーノ)といいますが、これは粉を挽くという動詞molerから作られた名詞です。英語のmillも恐らく語源は同じラテン語からだと思います。 風車は常時風の吹く小高い岡の上に作られ、風向きが 変われば羽の方向が変えられるように(人力で)作られていたので、年中動いていたようです。風車は必ずしも 農民の持ち物ではなく、農民は小麦を持ち込んで製粉して貰い、現物で製粉代を支払ったようです。これをスペイン語ではmaquilar(マキラール)と呼び、現代でも 加工賃や加工工場の意味で使われます。メキシコと北米の国境地帯(メキシコ側)にはmaquiladora(マキラドーラ)という部品を持ち込んで組み立てる工場群があり、日本や米国企業が多数稼動しています。
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- yoneda_16
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オランダにおける風車による製粉については、下記URLが詳細な講義内容を掲載しています。 greenさんが考えるように、風車による製粉については風の強弱による問題が発生しやすいとのこと。しかしながらその調整には人間による石臼の調整にて対応し、また1778年には風速に応じた自動調整機構が発明されたため、完全に自動化されたとのことです。 水車を利用して一定速度を保つ機構についての言及はありません。私が考えるに、そういう仕組みだと歯車や車軸の数が増して複雑になるため、あまり経済的ではなかったのではありませんか。
お礼
#2の方と同じURLですね。でも、ありがとうございました。 >そういう仕組みだと歯車や車軸の数が増して複雑になるため、あまり経済的ではなかったのではありませんか。 そうかも知れませんね。ただ、この質問は実はオランダの話しでして、オランダでは他と違って水を利用したのかなあと思ったわけです。 ご回答を頂き、ありがとうございました。
>風は一定の速度で吹くとは限らないので 風向きによって小屋の向きを変えられるようになっています >水路から水をくみ上げて 粉引きのことははっきり言って判りませんが、土地が水面より低いために、土地に入り込んだ水をくみ上げて海抜の高いほうへ送り出すというのがそもそもの役目だったと…
お礼
ご回答を頂き、ありがとうございました。
補足
面白いURLを紹介頂きました。ありがとうございました。水の記述はないですね。
お礼
詳しいサイトを紹介して頂きありがとうございました。これを見る限り水が必要と言うことは無さそうですね。実はある記述に水を得て穀物を製粉したと書かれていたので、どうして水が必要なのだろうかと質問をさせて頂きました。ご回答を頂き、ありがとうございました。