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押川春波の海底軍艦の小説ですが、颶風の常として
もはや亞弗利加大陸を横斷して、ずつと西の方に吹き飛ばされて、今、下邊に見ゆる大海は、大西洋には相違はあるまい。と言いつたが、私はどうも左樣とは信じられなかつ た。數日以來の風は、隨分凄まじいものであつたが、颶風の常として、わが輕氣球は幾度も同じ空 に吹き廻されて居つた樣だから、さまで遠方へ飛ぶきづかひはない、私の考へでは、下方に見ゆるのは矢張 印度洋の波なみで、 颶風の常としてとはどういう意味ですか、( ^ω^)_凵 どうぞ教えてください。
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「最早アフリカ大陸を横斷して、ずつと西の方に吹き飛ばされてしまっていて、今、下に見えている大海は、大西洋に違いない」 と(武村兵曹は)言ったが、私はそんな事になっているとはどうにも信じられなかった。 この数日の間、吹き続けている風は、ずいぶんと凄まじいものではあったが、台風には良くある事として、私たちの軽気球は空の同じ場所を何度も吹き回されていた樣であるから、そんなに遠方へ飛ばされてしまっている心配はない。私の考えでは、下方に見えているのはやはりインド洋の波で、(もしかするとマダガスカル島の西方か、アデン湾の沖か、とにかくヨーロッパの沿岸からあまり遠い所ではないだろうと思われた。) という意味です。 【参考URL】 青空文庫 > 作家別: あ行 > 47.押川 春浪 > 2.海島冒険奇譚 海底軍艦 > いますぐXHTML版で読む http://www.aozora.gr.jp/cards/000077/files/1323_36134.html
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