- ベストアンサー
磁石を利用したスターリングエンジンってありますか
補助的にでも磁石が利用されているものがあったらご教示ください。
- みんなの回答 （4）
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
スターリングエンジンは熱エネルギーによる動作流体の体積変化を利用したものですから磁力とその動力発生メカニズムにつながりがあるとは考えにくいのですが、熱と磁力を用いたエンジンならありますよ。ただし、スターリングエンジンとは全く異なるメカニズムですけどね。 磁力と熱を用いたエンジン（エンジンと呼べるかどうかは別として回転力を作ることはできます）としてもっとも有名なのはキュリーモーターでしょう。キュリー点というのをご存知でしょうか？鉄のような強磁性体を熱していくとある温度で強磁性体から定磁性体に代わるという性質を利用したもので、例えば円盤にたくさんの針金を放射状に植えつけ、その一ヶ所に磁石を近づけておきます。円盤は自由に回転できるようにして置き、磁石のすぐそばをろうそくなどの炎で熱してやるのです。そうすると磁石の近くの熱せられた側の針金が強磁性体から常磁性体に変わるので、ろうそくの炎の左右で針金を引き付ける力に差が出て円盤が回転しだします。 もう一つはゼーベックモーターと言われるもので、銅とニッケルような異なった金属で作られた多数のスポークを持つ車輪のようなものを作り一端を熱して他端に磁石を置くと開店するというものです。これはゼーベック効果という現象を利用したもので、異なる金属同士を接合して熱を加えると電流が発生するという一種の熱電池を利用したものです。電流が発生すれば導体には必ず磁力が発生しますので、これを利用して回転させます。 まぁ、いずれもスターリングエンジンの動作原理とは全く異なりますが・・・ あと、補助的というか制御関係であるなら磁力（磁気センサーによる制御）を利用してパワーピストンとディスプレーサーの位相制御をするなどの応用例は考えられますが、これは何も磁気である必要はなく光学センサーなどでも同様に行えますのであえて磁気というのであれば除外するべきでしょうね。 あと、常温超電導などが実用化されれば磁性流体を用いて面白い熱機関ができるかもしれませんが、今のところそのような事例は私は存じ上げません。
その他の回答 (3)
- DESTROY11
- ベストアンサー率23% (804/3490)
要は磁石を使った動力機関ということですよね。 よく永久磁石を使った「半永久機関」は発案されていますが、実用化に至ったものはありません。
お礼
発電用ではなく例えば弁の開閉などに用いた例などのつもりでした。
- shintaro-2
- ベストアンサー率36% (2266/6245)
先の回答にもある通り、発電するのであれば磁石は必須です。 スターリングエンジンの肝は熱源ですので 動力源としての磁石は不要です。 というか、使えません。
お礼
おっしゃるとおりですね。
- mpascal
- ベストアンサー率21% (1136/5195)
お礼
大変勉強になりました。