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超音波スケーラーとエアースケーラーの違いを教えて

スケーラーで歯石を取りたくて買ったのですが、歯石を取ることができません。 コツがあるのですか? ハンドスケーラーですか?超音波スケーラーですか?? いずれにしても、歯石を取った後は歯面に目に見えない細かいキズができますので 歯の表面を専用のブラシで丁寧に磨かなければなりません。 自分でやるにはリスクがありますね。 超音波スケーラーとエアースケーラーの違いを教えてくれませんか? よろしくお願いします。

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  • QCD2001
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回答No.1

歯科医師です。 東急ハンズで、われわれが使うスケーラーと同じものが販売されているのを見てびっくりしたことがあります。 これを素人が使って歯石を取るのはきわめて困難です。 エッジを歯の表面に正確な角度で当て、ある方向に正確に動かす必要があります。 これができるようになるために、歯科衛生士学校では週2回3時間ずつ程度の実習を半年ほど行います。そういうトレーニングを経て使えるようになる器具です。 東急ハンズには、専門の大工さんが使うようなノミやカンナも売られています。トキオのメンバーはダッシュ島でこれらを器用に使いこなしていますが、最初から使えたわけではありません。大工の棟梁に教わりながら何年もかかって今のように使いこなせるようになったわけです。 専門家が使う器具を買っても、専門家並みのトレーニングを受けなければ使いこなすことはできません。 さて、超音波スケーラーとエアスケーラーの違いですが、超音波スケーラーは、超音波を使って歯石を取るスケーラーの総称です。 超音波を発生する方法はいくつかありますが、直径5mmぐらいの小さな風車に圧搾空気を当てて、風車を回転させます。このとき、風車の軸をわざとゆるくしてがたつきがあるようにしておくと、回転するときに振動します。2気圧程度の圧搾空気で高速回転させると、高速振動つまり超音波を発生します。このような方式で超音波を発生するような種類の超音波スケーラーをエアスケーラーと呼びます。エアスケーラーは圧搾空気を使い、また冷却のために水も使います。ですから、歯科治療用のイスに取り付けて使うことが前提で設計されています。家庭では使えません。 エアスケーラー以外の超音波スケーラーには、ピエゾ式と磁歪式があります。いずれも超音波を発生するときに熱が出るので、冷却のためと除去した歯石を洗い流すために注水をするようになっています。通常は歯科治療用のイスにつないで水を得るようにできています。ただし、重症の歯周病の患者様の治療に際して、水ではなく消毒液で洗いながら歯石を取りたい場合があります。この目的で、超音波スケーラーに薬液を入れるためのタンクをつけたものがあります。このタイプのものは薬液タンクに水を入れることで、水の配管なしで使うことができます。ということは歯科治療イスのない家庭でも使えば使えるわけです。 ご指摘のサイトは、このような専門家が重症の患者様に使うためのものを「家庭用」と銘打って販売しているようです。 専門家のための器具を素人が使うのは危険なので、お勧めできません。

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