グリム童話『ホレおばさん』について

質問

グリム童話『ホレおばさん』という話は、どういった考察をされている話なのでしょうか？
聞きかじった程度の知識だと、「井戸は財運や女性（子宮）の象徴で、金は堕落の象徴。だから、井戸に落ちた女の子は財運を手に入れて、現世に戻る前に金を貰い、金が身体についた事により堕落した」くらいしか考察できません。
「ホレおばさん　考察」で検索して調べてみても、よくわかりません。
知っている方がいらっしゃったら教えてください。
よろしくお願いします。

回答No.3

wy1

グリムのメールヒェンをあれこれ、理屈をこねて解釈？することは全く嫌いです。そのまま書かれてることを読んでみれば十分です。何が、どれそれの象徴だとかなんとか何て、ひねるのは止めたいと思っています。

回答No.2

noname#214614

グリム童話、原題が「子供と家庭の為の昔話集」．．

ドイツの民話、子供や大人の為の宗教的説話を集めたモノ、其処で閃きっ!!
『ホレおばさん』= Frau Holle．．．の " Holle " がヒントになった。

独語の、
Höhle　洞窟
Hölle　地獄　　だっ。

ドイツ、詰まり"古代ゲルマン神話"に由来すると考えた。

Holleは、古代ゲルマンの豊穣の女神「ホルダ Holda」に由来してる．．、しかも俗界の天候をも支配してる．．。
南ドイツの人は白い雲を「ホルダが布をさらしている」と言い、雪が降ることを「ホレおばさん(=ホルダ)が寝床を直している」とゆうそうなんだ(← 寝床を直す時に振るった布団から詰め物の羽が飛ぶ様子が雪に似ている為だそうだ)、私にしたら「身体から出たアカやフケを払ってる．．」としか思えない．．が。

>「ホレおばさん　考察」で"検索"して調べてみても、好く判りません。
私のプロフィールを御覧下さい．．．

で、此処からは以下のURLを参照して欲しいんだ、体よく纏まってる。
■https://uuair.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/bitstream/10241/6673/1/KJ00004824756.pdf P．181～182
■http://www.k5.dion.ne.jp/~garten/holle.html
■日本にも、宮崎高千穂・天の岩戸伝説の天照大御神のハナシが有った、http://amanoiwato-jinja.jp/publics/index/8/ 洞窟や扉(=門)が出て来る

最後に、日本語に「地獄を見る」とゆうのが有る。
地獄を見て、其処から這い上がる．．とか、
地獄を見なければ天国は見えないだろう．．とか

↑ の参考になるのが、ランボー「地獄の季節」なんだ。

回答No.1

SPS700

『グリム童話』の２４番ですね。

１。善と悪
　日本の「花咲爺」、「舌きり雀」の話と同じでハンガリーなどによくある、よい〇〇と悪い〇〇の並列構成です。
　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AC%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%95%E3%82%93

２。別世界
　井戸の中の別世界は、ルイスキャロルの『不思議の国のアリス』が、完全な創作でないことを教えてくれます。
　http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/070600015/

３。思いやりと自己中
　働きもので、思いやりのある少女と、怠け者で、自己中心的な少女との対比は、イソップの「蟻とキリギリス」を思い起ささせます。

４。実の子供と継子
　この対比は「シンデレラ」の始まりを思い起こさせます。

４。まあこういったことからヴラジミールプロップの『民話形態学』（下記）、　　
　http://polylogos.org/books/propp10.html
　アールネトムプソンの分類（下記）など、いろいろな見方があると思います。
　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%BD%E3%83%B3