他に車が存在しない純粋なタイムアタックなら、いずれ自動運転には勝てないでしょう。自動運転は単純な操作ミスはしないし、Gによる耐性の限界という問題もありません。戦闘機の旋回性能は9Gが最高で、それ以上は人間は耐えられないそうですが、自動運転ならブレーキと車体が持つんだったらもっとえげつない走りだって可能だということになりますよね。また人間は体力や集中力の限界から本気のタイムアタックを何十周も続けられませんが、コンピューターは疲労しないので全周本気のタイムアタックが可能です。
将棋やチェスでは、もうコンピューターに人間が負けることはザラになりました。先日、遂に囲碁でも人間がコンピューターに負ける日がきました。複雑な囲碁ではコンピューターが人間の創造性に勝つのは難しいといわれていましたものね。カーレースは単純に前に走るだけなので人間を収めるスペースも不要ですからね。今のF1のレギュレーションの縛りは「事故が起きるとドライバーが死なないように」という面が大きいので、そういうレギュレーションも不要(事故っても車が壊れるだけ)となると益々ね。
ただ、不整地で路面に予想外の事態が起きるラリーレースの場合は人間のほうが優位なのは続くでしょう。しかし、路面状況にランダム要素が少ないサーキットレースならそのうち勝てなくなるでしょうね。
しかしF1のように何十台もの車が同時に走る場合は「追い抜きの駆け引き」が必要になりますから、それがどうなるかでしょうね。昔、ファイナルラップというゲームセンターで対戦ができるレースゲームがあったのです。このゲームの裏ワザで、抜かれそうになるときに前方の車があるタイミングである角度で後方の車にチョンと当てると後ろの車はスピンするのに前の車はスピンしないってのがあったのです。タイミングが難しいんですけどね。人間はこういうえげつない裏ワザが使えますから、コンピューターのアルゴリズムの弱点を突くような方法で勝つ、ということはあるでしょう。将棋の人間とコンピューターとの対戦でも、プロ棋士がコンピューターが認識できない手を打って(角が馬に成らなかった。通常はそんなことはありえないのでコンピューターが何が起きたのか認識できずパニックになった)勝ったことがありました。
お礼
ノリの良いご回答に感謝します。 ありがとうございました。