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他言語のイメージの利用について
- 他言語に特有なイメージの利用について調査しています。
- 一つの言語が一つの文化圏において「おしゃれ」や「クール」などの共通認識をもとに使われる例が多いです。
- 他国における他言語のイメージについても興味があります。
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「他言語のもつイメージ」とされておられますが、イメージが生まれるのは言語そのものによるものではありません。 その言語を使っている国、民族などが生んだ文化に対するイメージです。 従いまして「一つの言語が一つの文化圏において・・・共通認識をもとに使われている」とされている共通認識も文化に対するイメージであって言語そのものが持つイメージを共有しているわけではありません。 言語の意味がわからなくてもフランス語のようだからおしゃれだという連想が生まれてくるのはこのためです。 フランスはファッションの先進国で洗練されたデザインが多いという共通認識から連想されてフランス語を使えばおしゃれだという認識が生まれてきます。 これを逆利用して自社の製品がおしゃれな製品だということを印象付けるために、あえてフランス語を借用します。 一時東京を中心として関東地方に「三越病」と揶揄される現象がありました。 同じ商品でも三越デパートの包み紙に包装されていれば高級品だと有難がる人にたいする揶揄です。 ご質問の言葉のイメージと言われるのは、この包み紙に対する発想のことを言われておられることになります。 漢語や熟語を多用する人に対するイメージとしては、難しい漢籍を読んでいるからそのような言葉を知っているのだ、難しい漢籍を読みこなすほど学問に優れた人だという潜在認識が元になっています。 この潜在意識を逆利用して、オレはこんな難しい熟語を知っているからスゴイだろうと自己顕示に使う年寄りが後を絶たないのはこの為です。 これに対して論語読みの論語知らずと揶揄されます。 同様の現象がTVの解説者にも見受けられます。 やたらにカタカナ語を使います。 オレは海外情報に詳しいからつい英語を使うのだという自己顕示の心理が元になっています。 一方でコンピューター用語のように日本語として翻訳された言葉がない場合があります。 経済用語など海外の情報が急速に増えた結果止む無くカタカナ語を使うケースも増えています。 TPPだのAIIBだのISILなど英文の頭文字を使った略称のアルファベット表記も増えてきています。 この場合はあしゃれだから、カッコいいから使っているわけではありません。 これを摸倣して日本語のローマ字表記の頭文字を使った言葉も増えてきています。 KYなどいきなり聞いただけではわかりません。 これは特別な言葉を共有することで仲間意識を高めるのに使われます。 女子高生言葉と呼ばれるものがこの典型です。 これを逆用したのがAKB48などでしょう 文献をお探しのようですが、以上のような背景がありますのでご希望のものそのものズバリはないかと思います。 なぜ日本語に外来語が多いのかということにつきましては下記のような文献があります 「好奇心と日本人」多重言語構造社会の理論 鶴見和子著 講談社現代新書 「日本人の発想、日本語の表現」私の立場がことばを決める 森田良行著 中公新書 カタカナ語の乱用に関しては沢山のサイトがあります 『カタカナ語』 を考える - 大分県立芸術文化短期大学リポジトリ geitan.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&activ... 外来語について考える www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/mg9809-1.htm 「新聞に見る日本語の乱れ」―外来語の氾濫 その1― - BLOGOS blogos.com/article/74374/ 直接の回答にならず失礼しました。
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- mezoriso81
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有名なのはカナダでフランス系とイギリス系?だったか住んでいて、当時はフランス系は経済的に低く、フランス語で話すといろいろよくないイメージだったようです。 日本の方言でも、知的情的でいろいろイメージをはかったものがあるようです。 たかいひくいはイメージがあって、高いと同地域でつかわれると、高いほうになるようです。 フランス語はおしゃれなのは、日本人が欧米崇拝的で先進国であり、おしゃれという分野が高いとされているためかと思います。 知っている範囲で。
- SPS700
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日本文化には海外の物が優れている、と考える伝統がありますので、始めは漢語、梵語、最近は外来語(下記)などで、漢和や外来語辞典がその集成と考えられます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E6%9D%A5%E8%AA%9E これも流行廃りがあって、医学用語が漢語(漢方医学)> (西洋医学)オランダ語 > ドイツ語 > 英語と変わったのがその例でしょう。 分野によって料理、化粧品、美術ではフランス語、哲学、医学ではドイツ語、コンピュータでは英語、などと別れています。
お礼
ご回答ありがとうございます
お礼
>>「他言語のもつイメージ」とされておられますが、イメージが生まれるのは言語そのものによるものではありません。 おっしゃるとおりです。 確かにあくまで「フランス=おしゃれ」が先にあってそのあとに「フランス語=おしゃれ」ですね 「三越病」なども初めて目にしました。 ありがとうございます