- ベストアンサー
ランニング中のわき腹の痛みについて
- ランニング中に起こるわき腹の痛みについて悩んでいます。
- 最近レース中にわき腹の痛みを感じることがあり、対策を試しても改善されません。
- 体重の減少と筋力低下が痛みの原因となっている可能性があるので、他に良い対策方法はないか知りたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
脇腹の痛みの原因はさまざまあるようで、質問者さまが懸念されている消化器系の変調とも関連があります。 たとえば食べ物の消化が悪い、大腸にガスが溜まっている、などです。 しかし、これらは通常の生活の中で痛みを起こすことはあっても、長距離走のレース終盤での痛みには直接的に結び付きにくいです。たとえば、消化が悪い状態であれば、レース終盤以前の段階で気分が悪くなるでしょうし、ガスが溜まっている状態はレーズ出走以前に自覚症状があると思われます。 ですので、消化器系以外の原因、というのを考えてみます。 レース中に脇腹が痛くなるのは、若い選手やトップアスリートでもよくあることだと思いますが、そのような選手の場合、消化器系が原因である、と言うより、呼吸を行う際に活動する横隔膜が痙攣を起こしている状態だと言われています。 簡単に言えば、横隔膜がレース中に疲労し痙攣状態になる…ということです。特にオーバーペースになって呼吸が不規則、もしくは荒々しくなったときなどに起きやすく、予防としては十分なウォーミングアップをすることくらいしかありません。 質問者さまの場合、体重の変化(≒筋肉量の低下)により、横隔膜やその周辺の筋肉など体幹系の筋力がやや衰え始めているのかもしれません。そのため、以前はそれほどでもなかったはずのレース後半のペースが、肉体的に足には負担でなくとも呼吸器系の筋肉にとってはややオーバーペースとなってしまっているのかもしれません。 ひとまず、体幹など意識してトレーニングされると改善するかもしれません。 また、横隔膜は、腰の筋肉とも関係がある、と言われています。ですので、ウォーミングアップでは念入りに腰周りの筋肉を収縮させる動作やストレッチなどをすると良いかもしれません。 なお、横隔膜は内臓との位置関係で、肝臓にも近いです。 肝臓は物を言わぬ臓器…など、変化が表面化しにくい臓器です。しかしストレスやアルコールなどの影響を受けやすく、肝臓の機能の低下もあるかもしれません。 一説によると、ストレスを受けると肝臓の柔軟性が乏しくなり固くなってしまうと言います。 肝臓の柔軟性がなくなったことで、横隔膜が緊張状態(≒痙攣しやすい)になっているのかもしれません。 お仕事のストレスもあるかもしれませんが、たとえばそれによって飲酒量が一時的に増えていた時期がある、とか、食事の量や回数、時間帯が不規則になってしまっている…なども肝臓に影響を与えているかもしれません。もちろん、それらが胃腸の具合にも影響していると思いますし、また整腸剤が肝臓にとって多少なりともダメージとなってしまっているかもしれません。 レースとなると、どうしても体調の管理などナーバスになりがちで、それもまたストレスとなってしまっているようにも感じられます。 ですので、レースだけでなく、たとえば景色のいい場所でのランニングや、トレイルランのようなものに取り組んでみて、タイムや完走とは別種の走る楽しみを得られるトレーニング方法に挑戦されてもよいと思います。 ざっくりまとめると、胃腸だけでなく肝臓、そして腰や体幹の筋力の低下といった複合的な要素に起因していると思います。それらすべてを改善させるのは大変だと思いますが、個人的には、まず第一に、走ること自体を楽しむ意識を向上させるのがいいと思います。 なお、私個人の経験として、特に今の時期など、体が芯から冷えている、と感じるときは、胃腸よりも肝臓のあたりがなんだか重苦しく感じることがあります。たいていそういう時は、腰痛も起きたり… 予防策として、やや長めにお風呂の湯船に浸かる…というのを数日間繰り返したり、内臓の温度を下げないように生姜などを使った料理を食べたりすると、それらが改善されます。
お礼
ご丁寧な回答に大変感謝いたします。 私の場合、右側のわき腹が痛くなるのであなた様の回答通りの原因である可能性が高いので それを考慮したトレーニング、改善方法を試してみたいと思います。 ありがとうございました!!