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逆転現象?

以前から疑問に思っていたのですが・・・ ・さらす【晒す】:布・紙などを水洗いして日光に当てたり、薬品で処理したりして白くする。漂白する。(一部略) ・とまる【泊まる】:自分の家以外の所で夜を明かす。 (以上、gooの辞書より) この二つの言葉、意味と字が入れ替わっていると思いませんか?(水に入れて白くするのが「さらす」ならサンズイヘンに白、日が西に沈めば旅人は「とまる」のでヒヘンに西、のほうがぴったり) これってただの偶然でしょうか?それとも何か理由があってこうなっているのでしょうか? 博識の皆様、ご教示お願い申し上げます。

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  • tennnou
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回答No.3

こんにちわ。 大和言葉の「さらす」・「とまる」を、中国から伝来した文字の「晒」と「泊」に当てたものです。そして二字ともに表意文字ではなく表音文字です。だから中国語の語源の意味を把握すると謎が解けると思いますが・・・。そして真説ではないかなぁと思ったりしています。 語源(カタカナは中国語音); 【晒 シャイ】:a:日に当てること。日に当てて乾かすこと。b:さらけ出すこと(隠さないこと)。日の字が意味を表し、西はシャイという音を導き出すための単なる標示で意味は有りません。 a:の意味が時代とともに拡大解釈されて、日本語の「水にさらして日に当てて白くする」の意味も含まれるようになったんだと考えられます。ゆえに'日'に関係している語源だから、日偏に西で正しく「さらす」を表します。同義語で「曝」が有ります。こちらも日偏になっています。ちなみに、三ずいに西だと「水などを撒き散らす」の意味になります。 【泊 ボー】:a:船を岸に寄せること。停まること。b:定住しない。流浪する。c:淡白なこと。d:薄いこと(厚くないこと)。e:安静なこと。サンズイが水の意で意味を表し、白はボーという音を導き出すための単なる標示で意味は有りません。 a:の意味から、日本語の「泊まる、止まる、宿泊する、船などが停泊する」の意をまとめて「泊」の文字に当てはめたものです。ゆえに'水'に関係しているので、三ずいに白で正しいと思います。残念ながら、日偏に白の文字は中国語にも日本字にも無いと思います。 ------------------ 総括すると、三ずいに白の文字「泊」には、もともと'白く'するの意は含まれていなかった。日偏に西の文字「晒」には、もともと'西'の意は含まれていなかった。 以上の理由から(水に入れて白くするのが「さらす」ならサンズイヘンに白、日が西に沈めば旅人は「とまる」のでヒヘンに西、のほうがぴったり)・・・は、やはり偶然的な夢のある発想だったのかもしれません(^^♪。 キーポイントは語源が「中国語」で、しかも「表音文字」だった です。 蛇足で、表意文字というのは複数の文字部品が集合して意味を成す字です。たとえば「安」は家に守られて女子が静かに佇んでいる→ →つまり「安らか」の意味になります。

zephyr-breeze
質問者

お礼

>キーポイントは語源が「中国語」で、しかも「表音文字」だった 徐々に霧が晴れてまいりました。 大和言葉と漢語との相違は普段はそれほど意識しませんが、改めて考えてみると言葉の成り立ちにいろいろと興味深い点があるものですね。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • s_yoshi_6
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回答No.2

晒すと泊る、字が逆転しているのでは、という俗説はあるようですね。 http://www.is.kyusan-u.ac.jp/~nakano/misc/lang/lang07.htm ただ上記ページにも書かれていますが、 1)「晒」は [日麗](日へんに麗)と同字です。その他「灑」と「洒」(そそぐ)も同様に元は同じ漢字です。 また、手元の漢和辞典によれば、 [日麗](サイ・セ):さらす。日にさらして乾かす。照りつける。 と書かれています。文字の成り立ちについては載っていませんでしたが、「日にさらして奇麗にする」という意味に取れば、それほどおかしくはないと思います。 そして「麗」の書き始めの部分が「西」に似ているので、略字として「晒」ができたのではないでしょうか。(ただ、[日麗]の読みについて「麗」には「サイ・セ」という読みはなく、明らかに「晒」の「西」から来ています。「晒」という略字が出来た後に「サイ・セ」という読みが生まれ、それが元字の方にも当てられた、とも考えられますが、詳しくは分かりません) 2)また「泊」は手元の漢和辞典では、「(水が)明らかに透きとおる」という意味を表しており、原義は「浅い水」。そこから転じて「水上で舟をとめる」という意味になった、とあります。 ということで、字が逆転しているということではなさそうです。

参考URL:
http://www.is.kyusan-u.ac.jp/~nakano/misc/lang/lang07.htm
zephyr-breeze
質問者

お礼

なるほど・・・同じようなことを考える人はいるものですね(しかも「俗説」とある以上複数の人が) 「日が西に沈むから泊まる」はそもそもこじつけといえば言えます。ご指摘の原義から「西」ではないとすればこじつけも崩壊せざるを得ません。 「本当に逆転している」ことはありえないと思っていますが、やはり「偶然にしては面白い現象」と感じます(でもやっぱり偶然なんでしょうかね) ご回答ありがとうございました。

  • nota55
  • ベストアンサー率37% (138/366)
回答No.1

大漢和辞典あたりで調べれば分かると思いますが, 手元になく想像が多分に入っているので参考程度に して下さい。 【晒す】 ”布・紙などを水洗いして『日光に当てたり』”なので 日で問題ないかと思います。 思うにこれは形成文字ではないでしょうか。 ※形成文字 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B7%C1%C0%BC%CA%B8%BB%FA&jn.x=48&jn.y=9&kind=jn&mode=0 意味を表す「日」と読みを表す「サイ」(晒の音読み) を合わせたものだと思います。 【泊まる】 ※以下全然根拠がないので右から左に流して下さい。 「停泊」という言葉があるように,船の錨をおろし 繋留する意味があります。 こっちの意味であれば,サンズイがむしろ自然かなぁ なんて思ったり思わなかったり。

zephyr-breeze
質問者

お礼

さっそくのご回答ありがとうございます。 そもそもの成り立ちはご指摘のとおりだと思います。ただ、偶然にしてはあまりにもよくできているもので・・・

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