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大昔のオーディオの話
現在はDVDの時代ですがその前はカセットやレコードでしたよね。そのステレオ・レコード黎明期の質問です。 1.STレコードで中心から外側に向かって音の入ったものがありましたが、あれはなんだったのでしょうか。 2.ステレオだけど針と溝が右用、左用の形式のレコードがありましたが、あれは商用になったのですか。 4.45度・45度のレコードは溝を切るとき隣の溝がはみ出したりしないようどう設計したのでしょうか。 古い話で済みませんがたぶん知っている人がいると思質問しました。たぶん「立体音楽堂」の時代を体験した人かな。
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大昔のオーディオは詳しくありませんが、回答がとても少ない状況なので私見をお知らせします。 回答というよりも、うつろな憶えの感想程度で恐縮です。 1. レコード中心側に針を降ろし外側で終了する方式は、確かに聞いたことがあります。初期にその方式や様々な方法が行われたようです。 <なんだったのでしょうか> とありましたが、試作品だったのか商品化の中の一品種だったかと思います。 想像だけで真相は知りません。 レコード中心側は音質が優れないので、外側から演奏する方が音楽鑑賞の第一印象が良くなる利点はあります。 中心から外側へ進む場合は、回転を今とは逆方向にするか、現在と同じ回転方向なら演奏アームを逆向に設ける必要が生じますが、針交換のとき見えにくい陰側になるので不便です。 決定的と思えるのは、外側開始なら、曲の終了で針溝を中心部へ大きく誘導し、アームの大きな動きで回転を自動停止させる仕組み(スィッチ切の機構) が組込める利点があります。 また、演奏が短い場合は音質が悪い中心側を使わなくて済む利点もあります。 こんなことから、進みと回転の方向は今の方式に決まったと思います。 (参考) 録音特性の解説=「逆RIAAイコライザ回路」 http://www.op316.com/tubes/datalib/gyakriaa.htm 内側が音質劣る解説=「古いイコライザーカーブについて」 http://www7a.biglobe.ne.jp/~yosh/oldeq.htm 2. 針と溝とが、右音用、左音用の2本ある方式は、憶えがありません。 試作品だってのではないでしょうか。 「みんなのラジオ」とかい言うNHK東京世田谷区の技研 (放送技術研究所) 音響部へ、電話か書面(A4紙1枚以内に纏めて)で尋ねれば個人でも回答が貰える筈です。 3を飛ばし4. 刻む溝の断面が <45度・45度> でなくても、隣の溝へはみ出さない方法はルール化されていて、国際標準化した方式で実施されています。 低温域(100 Hz ~ 20 Hzの方向への領域)は音の振動幅を大きくとる必要がありますので、隣の溝へ広がらないよう、録音時に振幅を縮小して刻む方法をとります。 レコード専用の低音減衰「RIAA 特性」といいます。 そのレコードを演奏するときは、小さくしてあった低音域を拡大増幅してスピーカー側へ送ることになります。やたらに拡大するのではなく、縮小前に強め戻す倍率(RIAAで決まっている戻しのイコライザー特性)で処理します。 (参考) 刻む溝の拡大写真=「レコードを再生するアンプPhono Eqの検証」 http://www.analogfeeder.com/?p=458 刻む溝幅の解説図=「特許にみる録音自動補正の歴史」 http://www7a.biglobe.ne.jp/~yosh/tracing_compensator.htm なお、質疑応答の期限は掲示後4週間(12月13日まで)ありますので、納得いく迄応答できます。質問者からの連絡は [補足説明] ボタン押しか [お礼] ボタンで出る「記入欄」でご自由にどうぞ。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。RIAAってレコードに書いてありましたね。また外側と中側の音響特性理解しました。オートチェンジャーもわかります。それ用に2枚組で1面の裏が4面と振ったレコードを持っています。ガラード、日本でははやりませんでした。