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小切手による支払いを受ける事が非常にリスキー?
何の本で読んだか忘れてしまってスミマセン 【中小企業との取引で、『支払いは小切手でもいいか?』に OKとするのは,非常にリスキー(この場合は危険の意)である】 そんな表現を記憶しているのですがこれは実際に本当の事なのでしょうか? 小切手は当座口座を持つ事の出来る 銀行からの信用もある個人・企業が使うようなイメージがあるのですが… 幻想なのでしょうか(^^; お詳しい方宜しくお願いします
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単純にいって、一番安全なのが現金で直接受け取ることですね。 ただし、受け取った後で体当たりをくらって盗まれたりすることもありうる。 現金の場合はどうしてもそれがモノですから、移動する場合も注意がいるし、移動前と到着後に金額の確認をする必要もありますのでそういうストレスは相当あります。 次に安全なのが小切手です。 原則としては約束手形でも問題はないのですけど、数か月先に現金化するときに不渡りになる危険がある。 それは、普通の資金繰りで会社が回っていればありえないけど、あのリーマンショックみたいなことがおきたりした場合は危ないといえば危ない。 そのために「手形割」なんていうことをするわけです。損してもリスクを逃れよう、です。 小切手は、即現金化できる有価証券ですから、安全です。 しかし、その瞬間に当座預金にその金額があるかどうか、は銀行はわからないんですね。 銀行は、小切手を切っている現場に立ち会っているわけではありませんし。 一応規約としては、残額を上限として小切手を発行できる、ということにはなっています。 それを知っていて小切手を出すわけですから、最初から踏倒すつもりでないかぎりはお金はあるはずです。 けど、入金のスケジュールをうっかり勘違いして翌日なのに本日小切手を切ってしまうということがまれにあります。 客先の支払いサイクルが何かの日付けとバッティングしていて、そのために1日日延べされたというような場合がありうるのです。 その場合は、ひたすらあやまって、小切手の現金化を翌日にしてもらえないかというようなことにはなります。 でも全く不渡りにはなりません。翌日渡るのであれば。 小切手発行と同時に支払会社に夜逃げでもされない限りは。 入金期日が、何かの決裁引き落としと合っていたら、問題は起こします。 しかしそういう場合は支払に対する安全弁は普通かけますから、まあ経営に支障がでるというのは考えられない。 小切手でもらうというのは、定常的な請求サイクルではないことのほうが多いですから。 こういう、秒単位かとおもうようなタイミング合わせの問題があるとすれば、「リスキー」ではあります。 小切手自体をそのまま自分の支払い先に持っていくようなことがあるとすればですけど。 だけど受取人を明記していますし、そういうことはまずあまりあると思えませんが。 自分にはお金があるという証明のために小切手を見せて、後ほど現金化して支払うというような、なんか火がついている状況下の話でしょうね。 原則論をいいましたけど、質問者様のだされた疑問の文言を説明します。 取引をするときに「支払は小切手でもいいか」という申し入れは不自然です。 こういうことを言う相手は何かあやしい。それが「リスキー」という話になっているのではないでしょうか。 小切手がリスキーだという話ではなくその提案がリスキーだということです。 普通支払は現金のはずで、請求によって何日に支払うというのが普通です。 何日に支払うというのは当然現金振込のはずです。だから小切手が出てくる理由がない。 もちろん、振込手数料を負担してくれというようなセコい交渉があるかもしれませんが、だとしても現金でやったほうがお互いに事務的に楽です。 業種によっては、そういう支払ではなく、集金というものもあるかもしれない。 仮に小切手がでてくるとすれば、そういう場合のみだと思います。ナマの現金を渡したくないときですね。 だけど、出前ずしの代金の8700円を小切手で払いたいなんて言うことはないはずで、どうしても100万以上はする支払です。 こういう金額を、相手が当座預金を持っている銀行まで小切手を持ってでかけ、ナマ現金にして受け取るぐらいなら、もしそこに口座があったらそこに振替えたいと思いますね。 もし口座がなかったら、この銀行に口座を開設する必要がありますね。 小切手でもいいか、という提案は、裏で口座増やしに手を貸すということをしているのではないか、と疑えますね。 口座増やしたってバックマージンがあるわけではありませんが、一種の貸しになります。 こういうことを銀行に対して気を使うというのは、銀行に対してそれほど強い態度の取れない商売をしているということです。 かつて、ある銀行のシステム開発でおおぼけをして損害を与えた有名な会社がやったことは、自社の全社員の給与振込銀行をそこにしたことでした。 一銭の取引もなく賠償という言葉も出さないで示談にできたのです。 その相手の商売、大丈夫か、という疑問が出てくるという論理です。小切手が、ではなく取引がリスキーじゃありませんか。 ちょっと蛇足をいいましょうか。 あまりこれがひろまると良くないとはおもうのですけど、あまりにしばしば聞く小切手問題です。 オレオレ詐欺とかいわれているあれです。 「あ、おれ。実は取引先に持っていく小切手を落とした。あれがないとクビくくりだけど、悪いけど1千万だしてくんないか」 これに乗ってあわてて1千万用意する年寄が結構いるみたいですけど、これは小切手というものを理解していません。 小切手を紛失したりしたら、当座預金を持っている銀行に連絡すればいいだけでです。 受取人がだれだれとしている、番号が何番の小切手が盗難にあった。無効にしてほしい」だけです。 当然、仮に引き換えにきたら小切手持ってるやつがその場で逮捕されておしまいです。そいつはドロボーに決まってますから。 だから、小切手を紛失しても全然問題ありませんし、盗まれても平チャラです。 オレオレ電話に対し 「あほ、死ね、バカ息子」といえばいいだけです。 「あれ、うちの息子この前自殺したけど、あんた誰」でもいいです。
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- fujic-1990
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現金よりはリスキーでしょうが、「非常に」という言葉がつくほどではないと思いますよ。 お書きの通り、突然取引のナイ銀行へ行って「当座を開きたい」とか言っても応じてくれません。それなりの信用がないとダメです。当然、当座がなければ小切手用紙も売ってくれません。 それに小切手は、先日付小切手であっても、受け取ってすぐ支払い銀行へ持って行けばすぐ換金できる「支払い手段」ですから、そんなに心配することはない、と思っています(線引きはそうはいかないが)。 我が社は中小企業どころか零細企業ですが、額が多くなればなるほど、数えてもらうのが大変なので小切手を渡しますよ。 もちろん受取りを拒否すれば「アンタの会社は信用できない」と言ったことになるので、「現金でくれ」とか言われたこともありませんし、また「小切手で支払う」と相手が言ったら黙って受け取ってきます。 突然、これまでと違って「手形で」とか「先日付の小切手で」とか言ったら危ないと思いますし、給料遅配になっているとかの噂が流れていたりすれば危ないでしょうが、ただ「小切手でいいか」と尋ねた程度でリスクを感じて取引をやめていたら、商売なんてできないと思いますよ。
お礼
実際の雰囲気を教えていただきとても勉強になりました fujic-1990 さん、ありがとうございました
- kia1and2
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日本では不渡りを出すと銀行取引で出来なくなるので、リスキー加減は少ないですが、倒産寸前と自転車操業をしているところでは、かなりリスキーです。それに、在日の人はいくつもの通名で銀行口座を開いているので、一つや二つの通名が使えなくなっても平気という人も多くいます。 海外では、当座預金口座など普通預金と同じ手続きと書類。不渡り出しても、受け取るほうがバカって対処で、さらに不渡り小切手入金戻し手数料も取られます。
お礼
kia1and2 さん、ありがとうございました
お礼
小切手の信頼性がうんぬんという事ばかり考えていましたが 申し入れ自体が不自然かどうかという事には考えが及びませんでした その視点、今後のものの考え方にも応用させて頂きますね hue2011 さん、ありがとうございました