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iPS細胞で死者を蘇生出来ますか?
iPS細胞や3Dプリンターがあれば理論的に死者でも蘇生は出来ますか? 死者の細胞を保存、iPS細胞と3Dプリンターを使い死者が蘇生。死者の脳をホルマリン漬けにしておけば記憶も維持出来るかも? 実際にそんなことは理論的に可能でしょうか?
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今の理論・技術では不可能です。 iPS細胞の登場で人体の細胞の再生が可能になってきましたが、例えば「今、ここに存在する脳」をそのままコピーするようなことはできません。できるのは脳細胞の塊を作ることだけです。脳細胞の塊を粘土のように整形して脳の形にしたところで、それは脳をコピーしたことにはなりません。単なる脳細胞の塊です。 また、死者の細胞を保存すること自体は、冷凍保存技術の発達で可能になりつつありますが、それで保存された肉体はあくまで死者です。死者をいくら精巧に真似ても死者しかできません。ならば生者を元にコピーすれば良いのかもしれませんが、それは単なるクローンであって、蘇生ではないですね…。
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- kagakusuki
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3Dプリンターと言っても色々なものがあり、代表的なのは素材としてプラスチックを使うものですが、他にも金属を使うものもありますし、質問者様が想定しておられる細胞をある程度自由に並べる事が出来るものも実験的なレベルであれば存在はしています。 しかしそれは今のところは1種類の細胞を並べる事が出来るだけですし、例え将来において数種類の細胞を並べる事が出来る物が出来たとしても、人体に存在している細胞の種類は多岐に亘りますから、扱う事が出来る細胞の種類が多少増えた所で到底賄いきれるものではありませんし、そもそも細胞によって形作られている組織の中には細胞の向きや大きさ、それに「隣り合った細胞とどの様にして結合しているのか」といった事が重要になるものも存在していますので、流動化させた素材を押し出して固めるという現行の3Dプリンターの概念では人体の全てを形成する事は出来ないと思います。 例えば、末梢神経は神経細胞本体の他に、長く伸びた神経繊維によっても構成されていますが、細胞を押し出すだけの3Dプリンターで一体どうやって神経繊維を作り出すつもりなのですか? それとホルマリン漬けにされれば細胞は死滅してしまいますから、ホルマリン漬けにして保存された脳は2度と生き返る事はありません。 そもそも、死者の脳は既に死んでいるのですから、幾ら保存しておいたからと言って2度と生き返る事はありません。 もし脳が生きている状態であったのなら、それは死者ではなく生者なのですから、その生者の脳を取り出してホルマリン漬けにする事は殺人を犯した事になってしまいます。
- hg3
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まず、3Dプリンターで生きている細胞を作ることができると考えているところが大間違い。 3Dプリンターは、形をそっくりそのまま再現することがきますが、素材は特殊な樹脂、即ちプラスチックですよ。 細胞が、プラステックでできているのではないことくらい知ってますよね。
- IXERNA
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無理でしょう。普通に。 というか、3dプリンターはどこに使うのですか?純粋に疑問に思いました。 ホルマリンで固定した組織が、しかももっともデリケートで複雑な脳が、正常な機能なんて残しているとは思えません。何のために組織を固定しているかはご存知ですよね? 何か煽ったみたいな文になってますね。すいません。 ものすごく好意的に考えれば、蘇生の程度、つまり「何がどこまで同じか」をどう定めるかによっては、言えなくもないかも?程度だと思います。