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戦艦
戦艦と巡洋艦の違いは何ですか?装備的にはあまり変わりは無いと思いますが・・・
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第一次世界大戦後~第二時世界大戦前では、 ひとつの定義として、 戦艦は主力艦 巡洋艦は補助艦艇 両種とも、ワシントン、ロンドン条約により、最大排水量、保有量に制限があった。 巡洋艦は、各国の事情により、用途に特色があった。 主力艦の戦艦は、大型戦闘艦で、大口径の砲を多数搭載し、その口径砲弾に耐えられる装甲を持ち、水線下にも防御用のバルジが設けられて、対魚雷、機雷対策が施されている。 相手艦隊の主力艦との砲撃戦を想定している。 一般的には、機関出力がそれ程高くなく低速である。 大型であるために、居住性は良いのが一般的。 日本は、近海戦を予測していたので、航続力を犠牲にして、攻撃力向上傾向にある。 また、八八艦隊計画では、連携機雷を秘密兵器として、敵艦のみに打撃を与える為、日本戦艦は、それを乗り越えられる艦首形状を採用している。 米国は、長駆の行動を必要としたため、航続力が長い。 その為、米国は電気機関を使っていた時期がある。 米国は、両洋艦隊整備の為、パナマ運河通過の必要があり、全幅に制限があった。 ドイツは、ベルサイユ条約下の制限に砲力、排水量に制限があったため、通商破壊戦用に長航続力を持つ、ポケット戦艦を就役させている。 補助艦艇の巡洋艦は、主力艦に次ぐ口径砲塔を持つ戦闘艦。 排水料は、戦艦に比べて小さく、条約型は1万トン。 速力を重視ししたため、機関出力が、他の艦船に比べて一番高い出力を持つ。 その為、一般的には装甲はそれ程厚くない。 排水量、備砲により重巡と軽巡に分けられる。 重巡と軽巡では、目的部隊編成、使用用途に違いがあった。 日本は、戦艦に次ぐ戦闘艦と位置付け、砲戦能力に力を入れた。 戦艦と同じく、近海での戦闘を予測したため、航続力が短い。 そして、夜戦投入戦術を企図していたため、各国が廃止方向にあった、雷撃力を向上させている。 そのために、居住性を犠牲にしている。 日本は、条約下では軽巡として建造しておき、戦時に短期間で備砲を交換し、重巡にできる『最上型』を開発した。 米国は、戦艦と同じく、長駆の行動を必要としたため、航続力が長い。 魚雷設備は、日本と逆に廃止し、その代わり対空力を向上させている。 超重巡と呼ばれる『アラスカ型』を計画、就役させている。 (これには、日本も対抗計画があった) 英国は、多くの植民地経営警備の為、居住性に重きを置いた。 その為、攻撃力は弱いが、航続力は長い。 ドイツは、海軍全体の通商破壊戦略の一貫として、長航続力の艦を就役させた。 こんなところでしょうか?!
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- whaihansei
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シニア男性です。 主砲の大きさです。 戦艦は口径 40cm(ニュージャージー)。 (重)巡洋艦は口径20cm(インデアナポリス)。 速力は「空母」護衛上、ほぼ同じ(33ノット)。 (大和型は27ノットで、空母と共に行動できず 後方で待機した(旗艦)。主砲は46cm。 高雄型重巡は34ノット。主砲は20cm。)
- eroero4649
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一番分かりやすい違いは排水量ですね。単純にいやあ、戦艦のほうがデカいです。 しかし、戦艦(戦列艦)と巡洋艦(クルーザー)の艦種の分け方は帆船の時代からあり、そこらへんはちゃんと任務による違いがあったのです。 帆船の時代、海軍とはほぼ海賊とイコールの存在です。あのキャプテン・ドレイクも本業は海賊でした。海賊というのは民間の輸送船を襲って積荷を奪うのが仕事です。しかしやがて海軍というのが本格的にできてくると海戦で敵の船をやっつけることが主任務の戦列艦(後の戦艦)が出てくるようになります。戦列艦は敵をやっつけるのが目的なので、重武装です。その代わり、速度も遅くなるし小回りもききません。沢山の大砲を積もうと思ったら船は横にデカく、重くなり速度は当然落ちます。 するとその戦列艦では輸送船に速度で劣って逃げられちゃうってことが起きちゃうわけです。それでは意味がない。そのため、速度を重視して輸送船が逃げられないくらいに速く、それでいて輸送船がチビるくらいの武装を施している軍艦が作られるようになりました。これがクルーザーです。クルーザーを日本語訳すれば巡洋艦です。巡洋艦は自分より弱いやつはその武装でやっつけ、戦艦が相手の場合はその速力を生かして逃げちゃおうという軍艦なのです。 そういう歴史がありますので、戦艦は武装重視の装甲重視です。大きくて威力のある大砲を積み、敵の砲撃に耐えられる装甲を持ち、海戦となったら虫ケラどもを踏み潰すのが役目です。まさに王者の風格ですね。巡洋艦は速力重視となっています。
- ithi
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taiyo-sansan さん、こんにちは。 確かに外見だけではサイズ以外は違いはないでしょうが、実は巡洋艦の場合は速力と航続距離が重要視されます。防御力はその点、重要視されません。だから、機関の出力は戦艦よりも同等か大きいものを使用します。 逆に戦艦の場合は、速力と航続力は重要視されません。その分、攻撃力と防御力を重要視されます。ただ、戦艦の場合、この分の速力と航続力を重要視した艦もあるにはあります。 巡洋戦艦とか高速戦艦という種類です。 ただ最近では定義自体あいまいになっており、ただの水上艦というのが本当です。 詳細は下記のURLを参照ください。 巡洋艦 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6 戦艦 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E8%89%A6
- tzd78886
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はっきり言って大きさだけです。「重装備で分厚い装甲を持つ戦闘艦」を戦艦と呼び、「高速性を重視し、オールマイティに使える戦闘艦」を巡洋艦と呼んでいただけで厳密に区別する方法はありません。大きさと言っても時代によっても違いますし、装備や用途も同様です。 現在、「戦艦」と呼ばれる軍艦はどこの国も使用していません。「動く砲台」としての用途が時代遅れになり、ミサイルを装備した軍艦を「戦艦」と呼ばなくなったからです。ロシアの原子力巡洋艦「キーロフ級」など256mもあり、昔であれば十分戦艦と呼べる大きさなのですが、ロシアはそう呼んでいません。