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30代の落ちこぼれ技術者の今後

 大手メーカの研究開発部門に所属している30代前半の技術者です。専門は半導体プロセス、デバイス周辺回路などです。入社してから、一貫して新規商品開発に関わっています。しかし、商品化したものは1つもなく、プロジェクトが終わると、別の新規商品プロジェクトに異動の繰り返しでした。同じ技術を扱ったプロジェクトであれば良いのですが、半導体プロセス、回路評価・設計、組込みソフト仕様作成と毎回異なるプロジェクトに入れられ一貫したキャリアがなく何でも屋になっています。  上司からは、個々の専門家は社内にいくらでもいるので、幅広い視点で新規テーマを担当して欲しいといわれています。しかし、単に年の割に専門性が低く普通のプロジェクトに入れられないだけではないかと勘ぐっています。  新規テーマの開拓の仕事自体はそれほど苦痛ではないのですが、すぐに事業に貢献できるわけでもなく成果も上がらず、昇進も同期の中では最後尾グループにいます。また、なによりも会議の席で年下の技術者が事業に関わる技術を発表して注目されているのを見ると情けなくなくなります。口の悪い同僚からは、(10年近く働いて何の貢献もせずに給料がもらえて良いね)といわれたこともありました。  会社自体は安定して業績もよく、福利厚生も整っています。転職コンサルタントの方から聞くと非常に良い会社だそうです。  仕事が辛いのは当たり前のことだとは思うのですが、毎日会社に行くのが辛く、社内でも下を見て歩いていることが多いです。数年前には休職こそしませんでしたが、精神的に参ってしまい1ヶ月程度会社を休んでいました。今も通院しています。  この年で専門性の高いキャリアも無く、転職しても待遇が下がる可能性を考えると、会社にしがみつくのが懸命なのでしょうか?ただ、あと30年近く働くことを考えると、自分の人生はそれで良いのだろうか?とも思ってしまいます。すみません、頭の中が少し混乱しています。  今の自分の状況を客観的に見てどのように見えるでしょうか、ご意見を頂けるとありがたいです。特に同じような体験をした方、乗り越えた方から意見を頂けると本当にありがたいです。宜しくお願いします。

みんなの回答

  • yuklamho
  • ベストアンサー率26% (305/1156)
回答No.3

大学で生物系の研究をしている40代の男性です。 『昇進も同期の中では最後尾グループにいます。また、なによりも会議の席で年下の技術者が事業に関わる技術を発表して注目されているのを見ると情けなくなくなります。口の悪い同僚からは、(10年近く働いて何の貢献もせずに給料がもらえて良いね)といわれたこともありました。』 きっと、いわゆる研究者としてバリバリ仕事をして実績を上げていくタイプではないのでしょうね。だから、結果的に同期の中での出世も遅れている。 でも上司は“個々の専門家は社内にいくらでもいるので、幅広い視点で新規テーマを担当して欲しいと”と言われているのでしょ?確かに“単に年の割に専門性が低く普通のプロジェクトに入れられないだけで”かもしれません。 私が助言できるのは、 1)同僚の仕事振りを注視してあなたに改善すべきところがあれば謙虚に直す。 2)今まで大学や会社で10年以上研究をやってこられてそれなりに学んできたものがあると思います。それはあなたにとっての大きな財産ですし会社にとっても財産です。良くも悪くもあなたにはあなたの個性(持ち味)・能力があります。専門性の高いプロジェクトを先頭に立ってグイグイ引っ張っていくタイプではないのかもしれません。それならそれで上司の言われるようにその先頭に立ってグイグイ引っ張っていくタイプの人たちが仕事しやすいような環境を作ったりフォローするそういう役回りに長けることを考えてみたらどうでしょうか。会社ってチームワークです。先頭に立つ人ばかりなら仕事になりません。 3)それから、どんな仕事(プロジェクト)であれ、任された以上は(例え不本意に感じても)ベストを尽くす。 折角、いい会社に入られて頑張ってこられたのですから出来ることなら続けてがんばってください。  

noname#211393
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 最先端のメンバーのフォローをするという仕事には前から興味がありました。ただ、組織が大きい分、フォローする専門部署が既にあり、派遣社員中心にチームで対応している状態です。 もちろん、より専門性の高い知的財産や規格認証などは社員が対応しています。技術者としてのキャリアを活かせる業務はないかと調べています。上司からリーダーシップがあるように見えないという、ありがたい、言葉も頂いていることですし、向いているのかもしれません。

noname#243649
noname#243649
回答No.2

 結論から申しますと、開発管理部門へ移動することです。  理工系はもともと頭の構造が理論付けて整理をするようにできていますから、開発管理部門ではその能力を十分に発揮することができます。  技術者は、技術者としてのプライドを捨てることになるこの道を敬遠しますが、それを乗り越えて成功している人は沢山います。企業側も、こういう人物の出現を望んでいる一面もあります。    技術者という名にしがみついていないで、思い切って、方向転換をしてみてはいかがですか。  貴方は、能力の無い人ではないですよ。新技術開発者の殆んどの人が、貴方と同じ繰り返しをしています。普通の技術者です。  転職なんて安易なことは考えずに、今の会社で、自分の能力を発揮できる位置を探してみてください。

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

一番よいのは、同じような境遇や異動の仕方をした先輩のその後、を辿ることです。それに納得できるキャリアパスがあるなら、そのままお勤めになるのが向いているのです。 新規テーマを任せるのは、そこで実績を上げた奴が戦力だと思って、次々といろんな場所の最前線に送るからです。ですから、もともとテーマのスジが悪いのをわからせる、早期撤退も促す意味での「見切り屋」として、「あいつが挑んでもダメなら深入りする前にやめよう」という素晴らしい役目もあるのです。 中途半端に事業の成果を求められる「ある程度こなれた枯れた技術での改良モデル開発」で、当期利益という数字で確実に査定される部門は、よければ発表されたり表彰されますが、その他のほとんどの日々を、カイゼンカイゼンで数字に追われる人生になるのです。 昇進させやすいのは、そういう成果を件数と金額で稼いでいる人間ではあります。ただ、その先は管理職となって、さらに上層部である経営陣から指示された「金額」を稼ぐように部下を動かす、というエンジニアから急に方向転換する仕事なのです。それを受け入れられる人が、高給と責任とかぶりながら、残業しつづけて家族を雇うのです。 一方で、技術職として最後まで全うする人もいます。それが、先の「探索プロジェクト」や「最後の見極めプロジェクト」にずっと投入される「最終兵器」なのです。最近は、管理職である「課長」「部長」と同格だが部下を持たない「フェロー」などの専門職の肩書きで、待遇も上がる会社も増えています。 会社には、つぶしの利かない特定テーマだけしかできない人間も必要だし、単独では最先端にはたどり着けないけれども他のテーマでの情報も参考に広く把握して社内の情報が勝手に集まりさらに他のテーマに還元できる「横串」の人ももっと必要なのです。 そういう意識で、上司からの言葉ももう一度思い返してみたり、諸先輩のその後(今の自分に似た人のその後と、自分が今度辿りたいキャリアパスをした人の過去)を見て、考えてみてください。

noname#211393
質問者

お礼

コメント頂きありがとうございます。 ヒントに頂いた同じような境遇の先輩のその後を聞き取り調査してきました。結果は難しいものでした。 上司の異動の問題が大きいようです。新しいことをやって欲しいという、その時の上司(さらに上)が異動、特に社内派閥抗争で負けたりした場合は、左遷のようです。自分の子飼と現状事業に必要な人間以外は追い出すのが慣例のようです。若い人は残すようですが。。。行き先は左遷先が見つかり次第に社交的な人は営業部関係、無理そうなら地方の工場関係が定番とのことです。技術者として技術管理職になる人については技術の落としどころが既存事業でずっとあった人だと言われました。 ただ、一人だけ新規テーマをたらい回しにされながら技術管理職になった方に話を聞きました。いくつもの事業部を渡り歩きながら50代で昇格した人で、普通の20代よりバイタリティのある人です。最近トライアスロンを始めたそうです。その人に聞くと偉い人(管理職)とのパイプは絶対もっとけというアドバイスでした。社内営業は必須、技術も必須というアドバイスがもらえました。個人事業主のような生き方ですね、といったら怒られましたが、、