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ガラス電極について
ガラス電極によるphの測定法は他の測定法に比べてどんな特徴があるか教えてください!
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ガラス膜電極による一般的な pH計: Ag│AgCl, 飽和KCl│内部珪酸水和ゲル層│乾燥ガラス層│外部珪酸水和ゲル層│【pH測定溶液】|| 飽和KCl(SCE), Hg2Cl2│Hg H^+ に対する他の指示電極と比較すると、ガラス膜電極には幾つかの利点があります。 (1) 飽和カロメル電極(SCE)から極僅かの KCl が漏れ出す事を除けば pH測定溶液 を汚染する事は無い。 (2) pH測定溶液中に、酸化 或いは 還元され易い物質が含まれていても測定に際して何の妨害にもならない。 (3) 電位は一般に電極の大きさには無関係だから、非常に少量の溶液に対しても適用可能なように電極を十分に小さくする事が許される。 (4) 殆ど緩衝されていない溶液のpHを正確に測定出来る上に、連続測定にも適している。 主な欠点としては 乾燥ガラス層 に生じる「歪み」に基づく「不斉電位」を補正する為に、適当な緩衝溶液を用いて pH計を頻繁に校正する必要がある事です。