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橘の漢詩

橘を詠んだ漢詩を教えて頂きたいです!

みんなの回答

  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.3

こんにちは 不完全な漢詩の用例も多いのですが、橘に関する漢詩の例です。文献の字が小さいので、間違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください。 送別魏三 王昌齢 酔別江楼橘柚香 江風引雨入船涼 憶君遥在湘山月 愁聴清猿夢裏長 江南旅情 祖詠 楚山不可極 帰路但蕭条 海色晴看雨 江声夜聴潮 剣留南斗近 書寄北風遥 為報空潭橘 無媒寄洛橋 送友人尉蜀中 徐晶 故友漢中尉 請為西蜀吟 人家多種橘 風土愛弾琴 水向昆明闊 山通大夏深  理閒無別事 時寄一登臨 秋登宣城謝朓北楼 李白 江城如晝(畫?)裏 山暁望晴空 雨水夾明鏡 双橋落彩虹 人烟寒橘柚 秋色老梧桐 唯念北楼上 臨風懐謝公 禹廟 杜甫 禹廟空山裏 秋風落日斜 荒庭乗橘柚 古屋畫龍蛇 雲気生虚壁 江声走白沙 早知乗四載 疏鑿控三巴 贈蕭兵曹 李嘉祐 広陵堤上昔離居 帆転瀟湘万里余 楚沢病時無鵬鳥 越郷帰去有鱸魚 潮生水国蒹葭響 雨過山城橘柚疎 聞説攜琴兼載酒 邑人争識馬相如 *橘柚=たちばなとゆずの意味だけでなく、みかん類の総称としての意味もあります。 次は『和漢朗詠集』に記載されている漢詩です。 盧橘子低山雨重。●(キヘン+「并」)櫚葉戦水風涼。 西湖晩帰望孤山寺 白居易 枝繋金鈴春雨後。花薫紫麝凱風程。 花橘詩 後中書王(のちのちゅうしょおう-村上天皇の皇子の具平親王。公卿・華族を叢生した村上源氏の祖。)*中書は中務省の長官の中務卿のこと。 *金鈴=黄色く色づいた橘の実 『大漢和辞典』の用例に見えるもの。用例なので、詩の一部です。 徐彦伯 「擬古詩」 橘花覆北沼 桂樹交西栄 張籍  宿江店詩 野店臨西浦 門前有橘花 劉彦昞(本字は「日」の下に「丙」) 砂丹石翠 椒紅橘黄 鮑照  「紹古辞」 橘生湘水側 菲*(「阝」に「丙」)人莫伝 逢君金華宴 得在玉几前 杜甫  「駆豎子摘蒼月詩」 加點瓜薤閒 依稀橘奴跡 *橘奴=橘木 梅堯臣 「劉元思遣金橘詩」 南方生美果 具体橘包微 蘇軾  「初冬作贈劉景文詩」 一年好景君須記 正是橙黄橘緑時 謝霊運 「山居賦」 至若鳳叢二臺 雲夢青丘 漳渠淇園 橘林長洲 雖千乗之珍花 孰嘉遯之所遊 韓翃  「送詵還江東詩」 客路随楓岸 人家掃橘林 葉適  「橘枝詞」 蜜満房中金作皮 人家短日挂疎籬 判霜剪露装船去 不唱楊枝唱橘枝  王鈍翁 「橘枝詞」 郎行時節橘花零 南風吹来香満庭 今年橘実大如斗 勧郎莫羨楚江萍 陸游 園中果詩 下酸金橘種初成 無核枇杷接亦生  *金橘=金柑・盧橘・夏橘・山橘 以上、参考まで。

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1498/3648)
回答No.2

古いところでは漢より前の時代の屈原の作品とされる「橘頌」が「楚辞」の「九章」にあります。この「橘」は特定の品種に限定したものではなく、ある程度広がりのある柑橘類の総称だとされているようです。以下の引用は「橘」の部分だけです。 1.橘頌 屈原 后皇嘉樹 橘徠服兮 (后皇の嘉樹、橘徠(きた)り服す) 後の時代の漢詩では「橘柚」として「かんきつ類(橘が小型の実、柚が大型の実のもの)」を表現している場合が多いようです。管見の範囲では次のようなものがありました。 2.古詩三首 無名氏 「古詩源」巻四 漢詩 橘柚垂華実 乃在深山側  (橘柚華実を垂れ 乃ち深山の側にあり) 3.禹廟  杜甫  荒庭垂橘柚 古屋畫龍蛇   (荒庭橘柚垂れ 古屋竜蛇を画く) 4.秋登宣城謝朓北楼  李白 人煙寒橘柚 秋色老梧桐    (人煙橘柚寒く 秋色梧桐老ゆ) 5.浣渓沙  孫光憲 寥岸風多橘柚香  (寥岸風多くして橘柚香る) なお3と4は「唐詩選」にも採られています。また5は「詞」と呼ばれるもので、昔の中国ではいわゆる「漢詩」とは区別していたそうです。

  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.1

橘 漢詩 でググってみたが、橘のが人名に使われているものや、盧橘(夏みかん、キンカンの意味)として 使われているものなどは、多数。タチバナそのものの漢詩は見当たらなかったが…検索!