#3です。
> 右回りでコマを回します。そのコマの軸の上で左回りのコマを回します。さらにその軸の上で右回りのコマ…という風にコマを載せることができたとします。
> 観測者から見れば、一番下のコマは回っていますが、二番目のコマは角速度を合わせ止ているように見えないでしょうか?
設定条件が今一つ不明なのですが、些細なことですのでお尋ねせずに話を進めます。各コマそれぞれ、他のコマの回転状況、あるいは観測者がどうなのかは、全く関係ありません。
回るコマは、回るコマ単体での現象が主たるものだということです。回るコマ単体でどうなっているかを理解する必要があります。その上で、回るコマに対して外力が働くなら、回転による安定性との兼ね合いでどうなるかを考えることになります。
お示しの条件では、各コマに外力が働くようになっているわけではなさそうです。あくまでも、コマに外力を及ぼさない観測者の運動で変化する点での疑問になっています。外力を及ぼさないなら、考慮しなくていいのです。
(慣性運動、加速度運動する観測者が「自分が静止」として記述することは可能です。ただし、その結果は、静止観測者と矛盾しません。矛盾するようなら、間違いになります。異なる状態の観測者の間を矛盾なくつなげる数学的操作には、ガリレイ変換などがあります。)
>コマの軸同士の摩擦があり、下のコマの回転に引きずられる条件上です。
摩擦により回転速度が減少はします。それだけのことです。地面の上で回っていて、摩擦で回転速度が落ちるのと、定性的な現象論としては何も変わりません(定量的にも、摩擦の強さが違う程度のこと)。
回転は回転体単体で考えることが必要で、周囲の条件を考えてはいけないのです。なぜなら、物理学の数式に回転体の周囲という数式や項はないからなのです。
数式がない、項すらないなら、物理学的には何も無いのです。何も無いものを物理学で考えることはできません。いわばゼロであるわけですから。ゼロは何に加えても引いても対象を変えることはできす、ゼロを何倍しても何分の1にしてもゼロのままです。
補足
もともとの質問に誤りがあったことに気が付きました。すみません。 レコード盤の上で反対周りのコマを回すとみている人はレコード盤の外からなので、 レコード盤の上でコマが回っていない(レコードの回転とコマの回転が打ち消しあって止まって見える)のに倒れないように見えるのかどうか?(それとも倒れるのか) 地軸上で時点と同じ向き同じ角速度でコマを回すと、見ている人は地球上なので、 地球上の人から見てコマは止まっているかのように見えるのに倒れないのか、それとも倒れるのか ということです。 静止衛星が動いていないように見えるのに落ちてこないのと同じような事が起こるのでしょうか。