圧力の単位には絶対圧とゲージ圧があります。科学・技術で学問的な表示では絶対圧が使われるのが普通です。工学・実用では慣習的にゲージ圧も使われます。近年では絶対圧表示が多いと思います。
絶対圧は、真空の圧力を0とします。ゲージ圧は、大気圧を基準としてこれを0とします。したがって、
ゲージ圧=絶対圧-大気圧
絶対圧=ゲージ圧+大気圧
で、ゲージ圧は負にもなります。
標準大気圧は、101,325[Pa]とされているので、
ゲージ圧[Pa]=絶対圧[Pa]-101,325[Pa]
絶対圧[Pa]=ゲージ圧[Pa]+101,325[Pa]
です。
他の単位では、
ゲージ圧[atm]=絶対圧[atm]-1.0[atm]
絶対圧[atm]=ゲージ圧[atm]+1.0[atm]
ゲージ圧[mmHg]=絶対圧[mmHg]-760[mmHg]
絶対圧[mmHg]=ゲージ圧[mmHg]+760[mmHg]
ゲージ圧[kgf/cm^2]=絶対圧[[kgf/cm^2]-1.0332[[kgf/cm^2]
絶対圧[kgf/cm^2]=ゲージ圧[kgf/cm^2]+1.0332[kgf/cm^2]
などです。
なお、[kgf]は[kgw]と表示されることもあります。