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介護の仕事の離職率の高さの理由
介護の仕事は離職率が高いとききますが、 給料が安いという面以外でどのようなことで 離職されるのでしょうか。 施設などでは、いろいろな仕事があると思いますが その仕事の、どの部門の人の離職率が高いですか。 作業の中のどのようなことが嫌で、 やめてしまうのでしょうか。 人間関係とか、そういうので退職される人が多いのでしょうか。 退職される方の年齢は若年者が多いですか。 男女性別で分けるとどうですか。 男性はなぜ辞めますか。 女性はなぜ辞めますか。性別は関係ないですか。 中高年男性とかが、そういう仕事に就こうとするのは そういう業界では、違和感がありますか。
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現場で最も求められる人材は、「若い男性」だと思います。やっぱりお年寄りも若い人と一緒にいると気持ちも若返りますし、男性は力もありますからね。しかし、若い男性が介護の仕事を選ぶ可能性は低いのが現実です。 別に当の若者が嫌がっているわけではありません。私たちが若い頃は「そんなかっこ悪いのは嫌だ」とかいってたのですが、今の若者は嫌な顔ひとつせずにやりますし、やる気がある子もいます。偉いなあ。 なぜ選ばれないのか。理由はシンプルで、「稼げないから」です。そりゃね、若いんだからオシャレもしたいし遊びたいし欲しいものだって一杯あります。だけど、介護の仕事は稼ぎにならないのです。 さらにいえば、昇給も見込めません。普通のサラリーマンなら、真面目に働いていれば出世して年収が上がる期待ができます。でも、介護の仕事だと仮に出世をしてもサラリーマンほど収入が上がらない。 収入が増えないから、結婚もできない。子供を育てながら家を建てるなんてことができない。それじゃあ、やる気がある子であればあるほど可哀想です。だから一度は介護業界に就職した若者も、「これでは結婚できない」とまだやり直しがきく若いうちに転職するのです。 介護関連の最大の問題は、「金儲けができないこと」です。例えば普通の商売なら「客単価を上げる」とかどうとかして儲けることは肯定されています。また、対象となる消費者も現役世代なので、世間の収入が上がれば需要が増えることも期待できます。アベノミクスは強引にインフレに持ち込むことで「貯金するよりお金を使ったほうがいい」と世間の人々に思わせるのが狙いです。 しかし介護の「消費者」は、老後の世代です。年金暮らしだし、収入が増えるということはありません。死んでもお金は天国に持っていけませんが、困ったことにいつ死ぬかも分かりません。だから「生きてるうちにじゃんじゃん使いましょう!」とはちょっとなれないのです。 また介護関係は「福祉」という世間の目もありますので、それで中間マージンを大きくとって「収益率の向上を図る」ことに対して世間の目が厳しいというのもありますし、介護保険のような公的資金も使われるので、業者が利益を大きくとると税金の無駄遣いとかどうとかいう批判もでてきます。例えば自動車メーカーが車1台あたりでどんなにボッタクリをしたとしても、別にそれは悪いことではないですよね。でも、介護業界ではそれは良識に反することだという認識があるのです。
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- elegant-orgel
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介護支援員をしています。 いちばん離職者が多いのは、特別養護老人ホームの職員です、次が在宅介護の職員、順次、老人支援型ホーム、最後がデイケアの順番です。 何故、これだけの離職者がでるのかと言えば、人手不足による勤務時間の調整に負担がかかりすぎるからです。 1時間ごとで、介護の仕事に追われるわけですから、多少職員は体調が悪くても休めません。 そして、対人的サービスに最大の欠点は、介護をうけさせようとしている家族と介護福祉士やヘルパーさんたちとの認識の「 ずれ 」が離職者を生み出す最大の要因です。 男性・女性でもそれぞれ、担当する介護されるかたの介護度合いによって、さまざま支援体制が要求されます。 入浴介助であれば、例えば、おふろに入れるときに、手が冷たい女性を極端に嫌われるお年寄りの方たちがいますし、男性には入浴介助してほしくないという高齢者は多いものです。 かとおもえば、介護職員を家政婦がわりと思い込んでいる、老人たちもいます。 介護保険の適用範囲が、どこからどこまでの介護度合いのひとたちに向けられた支援内容であるのか、ケアマメージャーさんとの意思疎通がまったく図れず、退職されていかれるひとも大勢います。 介護業界というのは、QOL(その老人の性格環境を十分考慮した上で支援活動を行う)とされていますが、この 生活環境の時代錯誤からくる「 認識 」のずれが、離職者の本当の理由です。 女性が辞める原因は、その殆どが、我慢できなくなるからです。 忍耐にも限界があるということです。 中高年男性が、この仕事についても、長続きはしません。 何故なら、プライドを捨ててまでもできる業務内容ではないからです。 給料は上がりませんし、結局仕事に対する意欲低下になってしまうのです。
お礼
回答ありがとうございました。
- surftriptobali
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私は海外在住で老人介護の施設で仕事をしていたので、日本の現状はわかりませんが、離職の理由は同じような物だと思います。個人的意見ですが、男性は長続きすると思います。なぜと言われてもわかりませんが、見てきた限りでは男性のが力仕事に向いていること、精神的に応える事も女性より少ない。介護の仕事は想像以上にハードです。体力的、精神的にかなりキツい仕事と言えると思います。仕事を長く続ければ、それだけ住人の人たちとも親しみがわき、彼らが死に近づいた時、亡くなった時に感じる衝撃は自分の両親の死と同じ物です。気持ちの転換も必要です。わたしの同僚などの辞めた理由を書いてみると、体がキツく保たない、重労働過ぎ、仕事の内容と給料が見合ってない、給料の良い職に変えたい、年取ってもできる仕事ではない。あとは、腰を痛めたとか。 下の世話はしたくないというのもありましたが、これに関しては介護の資格を取る際のクラスメイトの意見です。研修で介護施設にいったのですが、汚い仕事は出来ないと言って、介護の資格を取ったけど、その方面では職につきませんでした。 私が介護の仕事を辞めたのは、両肘の神経を痛めてしまい、お医者さんに職を変えないと駄目といわれたからです。好きな仕事だったので、なかなか辞める事も出来ず、神経のダメージがひどくなってしまい仕方なく辞めた感じです。今は介護施設でアクティビティーのサポートをボランティアでしています。出来る事なら介護の仕事に戻りたいといつも思っています。中高年男性が介護職に着く事は悪くないと思いますよ。とにかく、好きでないとできない仕事だということです。男性スタッフを嫌う住人さんはいます。シャワーなどされるのがはずかしいから。でもみんながみんなそんなではないです。痴呆症などであれば、そんなこと気にしませんしね。スタッフ側からいえば、男性スタッフは必要です。体力仕事なので、男性がいると大助かりです。介護の仕事を人には勧められませんが、とても価値があり、やりがいのある仕事だと言えます。失う物も多いですが、得る物もたくさんありますよ。
お礼
urftriptobaliさん回答ありがとうございました。 肘の神経ですか。いったいどんなことをしたのでしょうか。
介護保険士が足りないって話は聞きます。 患者たる介護すべき人の脳、運動ともに「子供」なのに、記憶は大人です。通常、大人は「たが」が利いてますので良いですが、介護すべき老人は子供のようにわがままです。 患者のほうもそれを認識すれば、わがまま言わないのでしょうが、「やった記憶」「できた記憶」「昔の記憶」が残ります。つまり、双方が赤ちゃんだと思えば大丈夫なんですが。なので、離職が後を絶たないと思います。 その認識は、介護職員の年齢が高くないと分かりません。ですが、体力という面では若い介護士でないと務まりません。 職場を改善しないと、性別に関係なく辞めてしまうと思ってます。 では、どのように改善? と言うと、老老介護も進みます、立ち上げる練習もありますが、機械を導入するよう、進言します。それと、インターネットです。これまでのメディアでは限界があると思います。
お礼
貴重な回答ありがとうございました。 やっぱり腰とか痛めるんでしょうか。 そういう所で働く人たちは、ウエイトリフティングとかする時に 腰に付ける腰痛防止のベルト (パワーベルト?相撲のまわしみたく締めこむようなベルト) みたいなのはしないのでしょうか。
- pigunosuke
- ベストアンサー率19% (1063/5529)
私自身介護について勉強していた者で ボランティアや、○○療法などの講習会を通じて 介護職員の知り合いが居ます 介護職は需要が有るけれど人手が足りない 今後の社会の高齢化を考えれば、多くの人材が必要とされる それは事実です ですが 「だから就職が簡単だろう」と期待して、 仕事を始める人が結構居るのです 就職するのは簡単だけど、仕事の内容が想像以上で 体が付いて行けない 辞めて行く人にはそういう人が多いので 面接の時には厳しく審査しています という施設が幾つか有りました 仕事のキツさも原因の一つと言えるでしょうね 後は 死と隣り合わせの職場って事も原因の一つと言えるでしょう 介護が必要な人ってのは、そういう人が居るのです ある意味、人の命を預かる仕事をする責任の重さは 生真面目な人には少し辛いでしょうね どんな人が辞めやすい というのは 夜勤の必要な施設、とか 施設にも色々な種類が有り それぞれの施設によっても違いますから 何とも言えません 中高年、って事は 親や祖父母の介護に関わった事も有るのでしょうか? 介護の大変さを知っているなら、良いかもしれませんが どれだけ体力が有るか?が重要ですね
お礼
回答ありがとうございました。 『死と隣り合わせの職場』というのはつらいかもしれないですね。 いつもそこにいた人が今日からいないとか、 家族の人のかなしい姿を見るのもつらいですね。 この施設でよかったなぁと思ってもらえてたかなぁとか思うと あとで後悔しないようにしないといけないですね。
- catpow
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>>給料が安いという面以外でどのようなことで 離職されるのでしょうか。 まずは、重労働なので、腰など、体の各部を痛めることになります。 私の知っている女性も、介護の資格をとってしばらく働いていたのですが、体を痛めて、介護の仕事ができなくなりました。 また、体の不自由な老人は、わがままな子供のようになり、滅茶苦茶なことをします。 介護師に暴力を振るったり、暴言を吐いたり、ところかまわず、おしっこ・うんこをするとか、徘徊して、周囲に迷惑をかけるとか。 もちろん、下の世話は当たり前ですね。 まあ、普通の中年男性が介護で働くのを否定しませんけど、大変なことだと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 業界に知り合いがいないとわからない事 実際に働いてみないとわからないことなど 教えていただき見聞が広がりました。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 とても勉強になりました。 まわりの友達が自動車を買ったりしているのに 自分はそんなことは無理だというのは 若い人にはつらいでしょうね。