鷹派 ハト派

質問

鷹派と右翼　　左翼とハト派の違いはなんですか？

回答No.4

tyr134

まず、対になる組み合わせが違います。
「右翼」に対するのが「左翼」、「鷹派」に対するのが「鳩派」です。

「右翼・左翼」は主に「政治思想」に対して用いられます。
「鷹派・鳩派」は主に「政治姿勢」に対して用いられます。
それぞれの意味を、下記にまとめてみます。

右翼とは、主に「保守主義」を標榜する政治思想です。
この「保守主義」とは、国や伝統を大切にしようという考えです。
保守主義という言葉が現れたのは、18世紀の英国の政治家エドマンド・バーク（Edmund Burke）という人が、『フランス革命に関する省察（以下、省察と略）』という冊子を作った事から始まるとする説が普通です。
彼は「保守主義の父」であり、『省察』は保守主義者の聖書ともなっています。
具体的には、法の支配・王室の血縁による相続・私有財産の保持・伝統、慣習の存続・保守と修正の二原理 などを主張しました。
これが近代保守主義の伝統的な考え方となりました。
その帰結として、国家権力を肯定的・積極的に捉え、意味づけしていきます。
（あること・無いことの）伝統・文化を重視し、これらをイデオロギー化して積極的に活用していきます。
これが行き過ぎると全体主義国家となります。例・ファシズム下のイタリア、ナチスドイツ

左翼とは、主に「革新」を標榜する政治思想です。
過去にとらわれず、大胆な改革をもって国家・社会の安定を目指そうという思想です。
また、国家権力を否定的に捉え、国家の存在を認めたとしても財産の再分配や共有化を目的としており、文化・伝統などは否定する傾向があります。
所謂、ユートピア的な世界である共産主義社会の実現を目指し、究極的には国家権力の存在しないアナーキズム（無政府主義）に行き着きます。

・鷹派と鳩派

鷹派とは，自分の主張を貫くために、強硬に事を運ぼうとする立場に立つ人をさします。
特に、問題を解決するためには、相手と妥協する対話ではなく、武力解決をしようとする強硬派をさします。
右翼の鷹派は，国の軍事力を充実させ、その軍事力を背景にして相手と対します。
左翼の鷹派は、自分たちの仲間内で武装化して体制の打倒を目指します。
どちらも、暴力でもって相手を屈服させるという意味では同じ穴の狢です。
ただ、「国の暴力」なのか「国への暴力」なのかが違ったりします。
こうした暴力的なイメージから，猛禽類の王である鷹が象徴となってます。

鳩派とは，ある問題を解決するのに、なるべく穏便に話し合いで解決しようと志します。
そのイメージから、平和の象徴である鳩が使われています。
平和というくらいだから、自ずとその思想も「平和主義」的な傾向を示します。
日本に当てはめて言えば、中国や韓国との問題（尖閣問題・竹島問題・歴史問題など）を対話でもって（時には妥協してでも）解決の方向へ持って行こうよという姿勢ですね。
その姿勢から、右翼勢力からは「売国奴」とか「ブサヨ（不細工と左翼をくっつけた侮蔑語）」などと罵られたりします。

と以上が「右翼・左翼」「鷹派・鳩派」の説明になります。
ただ、上記の説明はあくまでも私の私見です。
というのも、それぞれの語句は「１+１＝２」のような明確な回答が存在しないからです。
なので、微妙なニュアンスでそうじゃないよと突っ込まれるかもしれませんが、そこら辺は柔軟に対応して頂けると幸いです。

回答No.3

titelist1

王制を倒したフランス革命では自由と平等がスローガンでした。右翼は自由を標榜した人達で、左翼は平等を標榜した人達です。議会の席が右翼と左翼に分かれたのです。右翼には商人や資産家が自由を求めたのです。左翼には労働者や農民が平等を求めたのです。その姿勢が現在でも続いているのです。

タカ派とは国会では議席数、紛争では武力の力によって問題を解決しようとします。ハト派とは力では負けるので国会では論戦、紛争でも話し合いで解決としようとします。何でも話し合いで解決できれば良いが、現実は容易ではありません。

日本社会でも権力者や資産家はタカ派的ですし、労働者は貧困で弱いのでハト派の姿勢を取ることが多いのです。お金があれば自由が一番です。お金が無いと平等を求めます。平等にするには資産家の活動に制限を加えるので資産家には不自由なので反対するのです。また資産を取られると心配するのです。資産の有無が右翼と左翼に分かれる原因の一つです。

回答No.2

kia1and2

日本の右翼とは、左翼から見ると鷹派でも、事実はハト派。
日本の左翼とは、ハト派てきなことを表面で言ってるが、現実は、超鷹派。

よって、言葉と現実の行いが正反対で、お花畑住民はお言葉遊びに夢中。

回答No.1

hekiyu

ハト派、鷹派、というのは政治姿勢のことです。

武力も辞さない、強硬派が鷹派で、武力はやめようよ、
話し合いで、というのがハト派です。

これに対して、サヨクというのは、人間には理性が
あるのだから理性を重視しよう、理性に反するなら
伝統など無視、破壊しても構わない、という思想です。

右翼は、人間の理性など信用できないのは、理性に
基づいた政治をやった社会主義の失敗で明らかだ。
試行錯誤の結果である伝統などを大切にすべきだ
という思想です。

だから、右翼にはハト派も鷹派もあるわけです。
同じように、サヨクにもハト派も鷹派もあります。

社会主義建設の為には、武力も辞さない、という
のが鷹派のサヨク、ということになります。

日本共産党はかつて、そういう姿勢を取っていました。