カレーのベースは、肉と野菜のスープ、即ち、コンソメ系と言って間違いないでしょう。
フランス料理では、カレー、シチューのベースを「フォン」といい、ベースになったメインの肉などで、名前が付いています。
フォン・ド・ヴォーは、仔牛のフォン、ということで、よく聞く名だと思います。
(魚なら、フォン・ド・ポワソン、または、フュメ・ド・ポワソン、と言います。)
で概ね、そのフォンを、煮詰めて煮詰めて味を濃縮させたものが、コンソメスープです。
顆粒や、キューブ型のコンソメは、塩を混ぜ水分を飛ばして結晶化させて、使い易い形と保存性の機能を付けくわえたものです。
私も、時々カレーを作りますが、同じように食材を用意して作ったとしても、食材の味にバラつきがあるので、同じ味にはならず、バラツキが出ます。
その時、ちょっとコクが足りないな、思ったときは、10皿分くらいでほんのちょっと、小さじ1/3程度のコンソメ顆粒を入れると、入れた料の少なさの割に、ガラっと味に深みが増します。
ですから、コンソメ顆粒をカレーに掛けるということは、煮詰めたフォンと塩味を加える、という事と同じで、多分、濃厚なカレーになると思います。
ただ、仰るように、掛け過ぎると塩辛くなるし、いかにも調味料の濃厚さが不自然に際立つでしょうから、程度問題だと思います。