• 締切済み

塩基性顆粒って何ですか?

僕はまだまだ無知なんですが、今、脳の神経細胞について知識を高めていこうと思っています。調べてみると、ずいぶんと難しい用語ばかりがあって意味がわかりません。 顆粒って何でしょうか? 塩基性顆粒って何でしょうか? 粗面小胞体って? 遊離リボゾームって? 神経原線維って? 樹状突起と神経突起って? 好銀性って? 「電顕的には」はどのようなときに用いる? HE染色 神経膠細胞って一体… まだまだたくさんありますが、これ以上は多すぎるので…。 誰かこのようなことについて全く知識のない人に教えれる人は居ませんか? 質問が一箇所にまとまりすぎていて申し訳ございません。ホントにまとまりすぎていてごめんなさい。誰かわかりやすく教えていただければと…。

みんなの回答

回答No.5

 はじめまして。みなさんが、たくさん書いていらっしゃるので、詳しいことはそちらを参考になさってくださいね。また、私も、ここにすべてをお答えすることは出来ませんが、大まかな点だけ、・・・と思います。 おそらく、わからない点はというよりは、細かい点に着目しすぎていませんか?まずは大きくとらえてみてください。神経細胞は普通の体細胞とは少し違う点も多くありますので、その点も注意してくださいね。 まず、神経細胞は、 (1)神経細胞体(cell body) (2)軸索(axon) (3)樹状突起(dendrite) から成っています。これを大きく絵にかいてみてください。 また、(1)細胞体は、 )核(nucleus) )細胞質と核周囲部(perikaryon) から成っています。 そしてその中に、顆粒やリボソーム、・・・etcが、主に細胞質内に存在しています。 塩基性顆粒<顆粒です。 顆粒の中で、HE染色(ヘマトキシリン&エオジン染色)で、例えば、酸性物質であるエオジンによく染まるものは、好酸性物質といいます。HE染色といっても決して、ヘマトキシリンやエオジンだけを使っているのではないので、その辺はもっと大まかなことをつかんだあとに調べてみるのも良いでしょう。染色法は膨大にあります。 細胞内物質を観察する時には、特定のものを良く見えるような染色法が度々使われます。おそらくHE染色では神経原線維は見えません。そのために、渡銀法という特殊染色法を用いると、神経原線維がよく染まり見えるのです。そのため、好銀性といわれるのです。 神経膠細胞は、神経細胞にもいくつか種類があるのでそのうちのひとつとして理解していけばよいと思います。もっと言えば、神経膠細胞以外にも多くの神経細胞がそれぞれの役割を果たすために存在しています。 あまり書けませんが少しのきっかけになればいいなとは思います。知識を高めていこうとしていらっしゃる姿勢があれば大丈夫だと思います。頑張ってくださいね。 From kosumosudouri

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.4

とりあえず間に合わせに下記URLで勉強してください。 まさか高校で生物を取らなかった生命科学系の学生さんではないですよね。もしそうでしたら,成書を求めるべきと思いますが… その前に生物学辞典等が必要かも知れません。 例えばご質問の粗面小胞体を岩波生物学辞典第4版で「小胞体」を検索しますと以下のようになります。 「真核細胞の細胞質に普遍的に存在する細胞内膜系で,1重膜(小胞体膜)に包まれた袋状の構造物.その形態は小胞状・小管状・扁平嚢状・膨潤した空胞状と多様で,その内腔(小胞体腔)も狭小な場合も空胞状に膨化する場合もある.これら小胞体はお互いに吻合して細胞内に網状構造を形成することが多い.小胞体はリボソームの付着した粗面小胞体(rough endoplasmic reticulum, granular endoplasmic reticulum)と,リボソームを欠く滑面小胞体(smooth endoplasmic reticulum, agranular endoplasmic reticulum)とを区別する.前者は扁平嚢状ないし膨潤した空胞状構造をとることが多く,ときには扁平な粗面小胞体が平行に配列し,層板を形成することがある.それに対し滑面小胞体は小胞管状構造(vesicotubular structure)をとることが多く,膜構造が柔軟で,化学固定剤の影響を受けやすく,小胞化しやすい.小胞体の機能は次のように大別できる.(1)蛋白質生合成.小胞体の各機能のうち最も重要で,粗面小胞体において分泌蛋白質,リソソーム蛋白質,小胞体やゴルジ体の内腔蛋白質,小胞体や細胞膜の膜蛋白質の4種類の蛋白質が合成される.これらの蛋白質のプレ型前駆体はN末端にシグナル配列をもち,遊離リボソームでの蛋白質生合成初期にシグナル認識粒子(SRP)が結合し,蛋白質生合成は一時停止する.SRP受容体(ドッキング蛋白質)は小胞体膜の細胞質表面に存在するから,リボソームは小胞体膜と結合して膜結合リボソームとなり,小胞体は粗面小胞体となる.すると蛋白質生合成は再開され,合成過程にある蛋白質は小胞体内腔あるいは小胞体膜に輸送され,種々の修飾をうける.すなわち粗面小胞体膜にはSec61p複合体などからなる蛋白質透過チャネル蛋白質,シグナルペプチダーゼ,オリゴ糖転移酵素などの一連の関連蛋白質が複合体を作って存在し,リボソームにおける蛋白質生合成に共役し,蛋白質の膜透過,シグナル配列の切断,N型糖鎖の付加などが行われる.小胞体腔には蛋白質ジスルフィドイソメラーゼとBiP,GRP94,カルネキシン(calnexin)などの(〓)分子シャペロンが存在し,新生ポリペプチドの分子内,分子間S‐S結合の形成を触媒し,蛋白質の高次構造形成,すなわち折畳み(folding)や多量体形成を含む会合体形成(assembling)に関与する.この過程で異常な蛋白質が形成された場合には,その小胞体からの流出は阻止される(品質管理).BiPは高次構造形成の初期に,GRP94・カルネキシンはより後期に作用するらしい.カルネキシンは糖蛋白質に特異的なシャペロンと考えられている.さらに小胞体腔には独自の蛋白質分解系が存在し,異常蛋白質は速やかに分解される.小胞体で正常な高次構造を形成した分泌蛋白質や膜蛋白質は,分子シャペロンを解離し,ゴルジ体近くの移行型小胞体に集まり,この滑面膜の出芽によって形成される輸送小胞によってゴルジ体に輸送される.以上,蛋白質生合成は粗面小胞体の固有の機能である。以下略」

参考URL:
http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/celltop.htm
  • Freeuser
  • ベストアンサー率45% (181/399)
回答No.3

>「電顕的には」はどのようなときに用いる? 電顕というのは電子顕微鏡の略です。 したがって、電子顕微鏡で見るようなレベル、つまり非常にミクロな話のときに使うでしょう。 電顕を使えば、小胞体の周りにくっついているリボソームや、そのリボソームで合成されたタンパク質が出てくるのも見えますね。 こんなのは普通の光学顕微鏡(光顕と略したりする)では不可能です。 No1さんもおっしゃってますが、いきなり脳・神経から入るのはお勧めできません。 "一般的な"細胞がどうであるのか、どのように細胞というものは生きているのか(染色体の複製、分裂、成長、タンパク質合成とか)、そういう基本的なことをさらっておいた上で、「では神経はどうなってるのか」を見ていくと理解しやすいと思います。 がんばってください。

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.2

うぁ~~~!キビシ~です。(笑) まず、細胞の基本構造は御存じで・・・はなさそうですね。(^^ゞ どうしても説明の都合上、内容が前後します。m(__)m まず、細胞の中にあるツブツブ状の物を顆粒と言います。 HE染色というのは、正しくは「ヘマトキシリン・エオシン染色」といいまして、顕微鏡で標本を見る為に色を付ける方法の一つです。 ヘマトキシリンは青~紺色の色素で、アルカリ性の物質と結び付きやすく、アルカリ性の部分を青く染めます。 エオシンは赤~ピンクの色素で、酸性の物質に結び付きやすく、酸性の部分を赤~ピンクに染めます。 この染まり具合で細胞の中身などが色のコントラストが付いて見えやすくなるわけです。 そして、同じような形の顆粒でもヘマトキシリンに染まりやすい塩基性顆粒、エオシンに染まりやすい酸性顆粒があります。 他に、コラーゲンという物質をよく染める事ができる「鍍銀染色」という染色方法があり、これでよく染まる性質を「好銀性」といいます。 小胞体というのは、細胞の中にある、中が詰まったビニールパックのような物です。 その表面に小さなツブツブ(顆粒)が付いてるのが粗面小胞体、何もついてないのが滑面小胞体です。 滑面小胞体を「小胞体」と呼ぶ事も多いです。 粗面小胞体にくっついてる顆粒は、リボゾームというタンパク質合成を司る機械みたいな仕事をしていて、小胞体はその材料や製品のタンクみたいな仕掛けらしいです。 小胞体にくっついてないで、細胞の中にバラバラに分布しているリボゾームもあり、遊離リボゾームといいます。 神経細胞関係は、ちょっと字だけでは大変なので、これを御覧下さい。 http://www.knt.mech.tut.ac.jp/research/neuro/99hosPAP/node10.html あとこれ http://mmh.banyu.co.jp/cgi-bin/disphtml.cgi?url=059/s059_03.html 神経原繊維は、これらの神経細胞から長く延びた一本の枝(軸索)とそれを取り巻くパイプ状のミエリン鞘というものが一体になった部分です。 これで一応、出た単語は網羅したと思いますが・・・(^^;

回答No.1

挙げられている用語のうち、「粗面小胞体」「遊離リボソーム」などは、生物学の基礎がわかっていればわかるはずのものです。 そして、その他の語句の多くは、ある程度生物学が理解できていないと、いきなり説明されても理解できないでしょう。 ということで、脳の神経細胞の勉強をする前に、細胞生物学の勉強をしたほうがいいでしょう。 下記の本あたりがお勧めです。 一見遠回りに見えても、基礎を固めてから取り組んだ方が効率よく理解できます。 全部理解しようとしないで、全体をざっと読むだけでもいいでしょう。全体像と、どこにどんなことが書いてあったかが分かれば、再び専門的な文章を読んでいて、わからないところにぶつかったら、その関連項目について読み直すと、理解が深まると思います。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4524217819/