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フリージャーナリストの矜持や見識とは?
- 同胞2人の犠牲が出た記憶は鮮明、悲しみも癒えぬこの時期にシリアに行こうとすること自体が不思議ですが、その取りやめ勧告を不服に、旅券返上を渡航の自由・報道の自由を侵害と抗議・強弁するフリージャーナリストと言う人の職業意識・矜持や見識は・・・その理由や言い分はどうなっているのでしょうか?
- フリージャーナリストの行動について、一部の人は自己中・売名行為や危険行動と批判しています。彼らが特ダネや希少情報を狙って危険地域に入る理由や、取りやめ勧告に異を唱える理由が知りたいです。
- フリージャーナリストの行動には賛否があります。一方で、彼らの覚悟や準備がどれだけあるのか疑問視する声もあります。彼らが危機に遭遇した場合、自分自身や家族、国にどれだけの心配と迷惑をかけるのか、考慮すべきだという意見もあります。
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今回の件に限らず、フリージャーナリストとは何か? ということをコメントしたいと思います。 フリージャーナリストと言っても、パパラッチのような低俗な スキャンダル狙いの人から、使命感から危険地帯に入って行く 人まで様々です。 例えば、戦場写真家、ピウリッツァ賞受賞者として有名な ロバート・キャパもいわゆる「フリージャーナリスト」です。 今回は、パパラッチではなく、なぜ、このような危険地帯に行く ジャーナリストには、フリーが多いのか? ということをコメントしたいと思います。 それは、大手のメディアが記者を送り込むということは、 「会社が業務命令する」ことになるから、大手メディアは、 危険地帯には、自社の記者を送り込まないのです。 もしも、死亡したり、大けがをしたり、誘拐されたら、会社は 多大なお金を支払わなければなりません。 しかも、その金銭的な危険性が高いだけでなく、 そのような場所に記者を命令で行かせたということで、 世間からモラルの面でも非難を受ける危険性もある。 なので、そのようなリスクを避けるために、自社の記者を送らずに、 フリージャーナリストと契約をすることが多いのです。 このように、大手のメディアと契約しているフリージャーナリストを 「特派員」と言います。 このような特派員の多くは、現地に「行く」よりも、 すでに、現地に「居る」人を雇うことが多いです。 ですが、わざわざ、現地に行く人も少なくない。 その中には、ロバート・キャパみたいな有名な人もいるのです。 一部では、今回の事件で、10分のビデオに300万円の報酬を 支払う契約があったという噂が流れていますが、 10分だから1時間だと1800万円という高給だと誤解するように 仕向けられているような気がします。 何ヶ月も現地に入り、色々な費用を払って、10分のビデオを 作るために何時間もの取材をします。 でも、買ってもらえるのは10分だけなのです。 30分、60分と買ってもらえる訳ではないのです。 つまり、諸費用も考えると、むしろ、薄給なのです。 彼らの中には、 現地で事件そのものを報道するという思いの人もいれば、 犠牲となった人々の声なき声の代弁者になるという人もいます。 いずれにしても、強い使命感がなければ、 できる仕事ではないのです。 ご参考になれば、幸いです。
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No.3さんが完璧なお答えを下さっていると思います。 今回のような事件が起こるとフリージャーナリストの事を何も知らない 知る気も無い人が急に正義面してジャーナリストを叩く事があります。 このサイトにもそういう愚か者がたくさんいます。 フリージャーナリストの方はたくさん書籍を出されていますし 色々な記事を書いておられます。セミナーや現地報告会も行われています。 疑問に思う事、言いたい事があるのならば直接問い合わせるなり 直接会いに行くなりすればいいのです。何故そうしないのか不思議でなりません。 私は各国で活動されているジャーナリスや活動家の方の報告会によく行きます。 セミナーの時間が足りなくて理解できない事があれば、その場でお声掛けをし 終了後にお時間を下さいとお願いしますが、一度も断られた事はありません。 是非直接お話しなさることをお勧めします。
お礼
ご回答賜りましてありがとうございます。 >No.3さんが完璧なお答えを下さっていると思います。 今回のような事件が起こるとフリージャーナリストの事を何も知らない 知る気も無い人が急に正義面してジャーナリストを叩く事があります。 このサイトにもそういう愚か者がたくさんいます。 そうですね。 ジャーナリストの方にも色々な考え方や対応があると思います。 でも、プロ成れば用意周到な準備と遵法活動の下に自己責任を全うする覚悟(それでも国家は救済保護する)で行動するものだと思います。 それなのに、報道の自由・取材の自由・渡航の自由のみを矢鱈と振りかざし、マスコミ露出には違和感がある。 個人的には、F1レーサーと暴走族の違いを連想してしまう・・・
- ゴルゴ 13(@golgo13--)
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〉自宅で取材に応じ、返納は知人らへの迷惑を考えた「苦渋の決断」だったと説明した。事前の外務省からの自粛要請は警察を含め2度だけで警告もなかったと明らかにし、報道の自由を規制する政府の対応を批判した。 ・いちいちインタビューに応じて顔をさらけ出すというのは、単なる売名行為でしょう ・後藤さんは3回の自粛要請があっても10分300万円の為に渡航を強行。この人は2回の自粛要請で渡航自粛。 ・イスラム国の惨忍な処刑方法を見て畏怖したのでしょう。政府批判しても殺される事はないが、テロリストは安易に人の生命を奪う。生きながらにして苦しみながら焼殺される様を見て怖じ気ついたと考えます。 ・返納は知人らへの迷惑を考えたーーーーと本音を吐露している。渡航自粛したのは、政府の返納命令に従っただけ、との逃げ口上。 ・イスラム国に誘拐されても政府が身代金を支払って日本に帰れるとの保証が100%無い事が判明したため、渡航は諦めたと見るのが自然。 ・報道の自由の規制と言えば聞こえは良いが、本当に行く気だったのなら事前に「シリアに行きます」とは公言はしない。 ・真のジャーナリストなら、命に代えても現場に行って取材をするものです この人はシリアへ行かなかった理由を政府に責任転嫁しているエセカメラマンに過ぎません。ベトナム戦争の時、命をかけて現場へ行ってレポした日本人カメラマンがいましたが、最近のフリーさんは政府に文句言う事だけは口達者なヘタレが多いですね
お礼
ご回答を賜りましてありがとうございます。 >・いちいちインタビューに応じて顔をさらけ出すというのは、単なる売名行為でしょう ・後藤さんは3回の自粛要請があっても10分300万円の為に渡航を強行。この人は2回の自粛要請で渡航自粛。 ・イスラム国の惨忍な処刑方法を見て畏怖したのでしょう。政府批判しても殺される事はないが、テロリストは安易に人の生命を奪う。生きながらにして苦しみながら焼殺される様を見て怖じ気ついたと考えます。 ・返納は知人らへの迷惑を考えたーーーーと本音を吐露している。渡航自粛したのは、政府の返納命令に従っただけ、との逃げ口上。 ・イスラム国に誘拐されても政府が身代金を支払って日本に帰れるとの保証が100%無い事が判明したため、渡航は諦めたと見るのが自然。 ・報道の自由の規制と言えば聞こえは良いが、本当に行く気だったのなら事前に「シリアに行きます」とは公言はしない。 ・真のジャーナリストなら、命に代えても現場に行って取材をするものです この人はシリアへ行かなかった理由を政府に責任転嫁しているエセカメラマンに過ぎません。 詳しく、分り易く丁寧に、分析推理してのお答えに、スーッと納得しモヤモヤしていた疑問と共に胸の閊えが取れたように思います。 少々下品だが、私の印象は 「交番の前で立小便しても良いかと聞く・・・」 「高い塀の上を歩く、中に堕ちれば囚人、外に下りれば英雄」 「フリージャーナリストもピンきり玉石混交、節操矜持も純白からグレーやブラック」
テロには屈しないという事じゃね。(´・ω・`)アメリカとイギリス以外は人質全員が助かっていますので、事が大きくなる前に早期に解決しようとしなかった政府に大きな責任があるのでは無いですかね。
お礼
ご回答を賜りましてありがとうございます。 >テロには屈しないという事じゃね。(´・ω・`)アメリカとイギリス以外は人質全員が助かっていますので、事が大きくなる前に早期に解決しようとしなかった政府に大きな責任があるのでは無いですかね。
お礼
ご回答を賜りましてありがとうございます。 >フリージャーナリストと言っても、パパラッチのような低俗な スキャンダル狙いの人から、使命感から危険地帯に入って行く 人まで様々です。 今回は、パパラッチではなく、なぜ、このような危険地帯に行く ジャーナリストには、フリーが多いのか? ということをコメントしたいと思います。 それは、大手のメディアが記者を送り込むということは、 「会社が業務命令する」ことになるから、大手メディアは、 危険地帯には、自社の記者を送り込まないのです。 フリージャーナリストについて大変分かり易くお教え願い誠に恐縮です。 確かに彼らの苦労や勇気が無ければ見れない聞けない語られない真実や情報も多々あるでしょうね・・・ でも、それは戦地・戦場という危険な現場は極く限られた覚悟と準備と訓練や経験を積んだ方が足を踏み入れるかor遠巻きでも良いから安全を確保しながら距離を置いた情報でも良いのでは? 戦地戦場はジャーナリストやカメラマンが帯同参加する所ではないケースも多いのでは、そこには軍人ジャーナリストや従軍カメラマン、もしくは赤十字の様な中立性を認知された方に限られるのでは? ましてや国家間の戦争ではないテロ集団の横行蹂躙する戦場では、極限状態で最後まで全う出来ない自己責任と言う美名のもとに安易な売名・高額報酬の土産&手柄欲しさに乗り込む、それって自己陶酔?誇大表示?ホメ殺しに成るのでは・・・ 私には、ジャーナリスト中の玉石混交そこには暴走族とレーサー、登山家と無謀遭難者の覚悟見識や用意周到な準備と臨機応変な進退ジャッジの違いを見る思いです。