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キノコの人工栽培は難しい?
トリュフや袋茸やポルチーニ茸を気軽に食べたいのですが、生のものはなかなか手に入りません。 最近やっとエリンギがスーパーでも手に入るようになったくらいです。 日本は湿気が多く、他の国よりもキノコが生育しやすいように思います。 キノコに詳しい方、何か納得できるよう教えてください。
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はじめまして♪ キノコにも人工栽培が出来やすい物と、なかなか難しいモノが有ります。 シイタケや舞茸、エノキやしめじの一部などは、人工栽培が盛んに行なわれ、年中見掛ける事が出来る物ですね。 これに対して、人工栽培が難しい、ほとんど出来ない、というタイプが、時期も限られますし希少な為少々オネダンも高い。 あと、同じキノコでも食文化等に依る違いも有ります。 たとえば、国産のマツタケはとても高額なのですが、中国産や韓国産のマツタケは大変リーズナブル。 向こうのお国では、強い香りが嫌われて、ほとんど食べないんだとか。。。 だから、船便等で鮮度が落ち、国産よりは激安なのに、向こうのお国ではそれでもお金になるので、喜んで日本の市場へ出してくれるのです。 トリュフは土中キノコで、土の問題から何処でも収穫出来る訳では無い、さらに繁殖している地域でも、見つけ出すのが難しい、これによって、今の国産マツタケ同様に、非常に高価に取引されています。(収穫後の保存性は良いキノコなので、ヨーロッパ産も日本で利用されています。ただ、やはり豊作な年も有れば、不作な年も有るのは事実でしょう。) 私がまだ子供の頃、亡くなった父は、人工栽培が出来たからシイタケが普段から食べられるが、味よし、香りよし、食感良し、ダシも良く出る。大量生産が出来なかったら、マツタケより高かったかもしれない、と聞かされた事が有る。 本来は、季節の食材であるのですが、いろんな物が栽培技術の進歩で、黄世知に関わらず入手出来やすく成っています。 でも、やっぱりそれぞれ「旬の時期」というのは有るのでしょうから、季節に応じて、安価で美味しい旬の時期に、おおいに楽しむのも良いと思います。 エリンギは基本的に栽培だと思うのですが、収穫時期のムラは多い様な感じでしょうかねぇ? (我家では、あまり食べないので、関心が少なく、よくわかりませんが、、、) 人間がおいしく食べるものは、キノコ等の菌類、肉や魚等の動物や野菜等の植物、すべて「生き物」を食べるのですから、食材に興味を持ったら、その食材の「生態」と言う部分も、少し知識として調べてみるのもオモシロイと思いますよ♪
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- chigaitakanoha
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湿気の高い国は、世界にたくさんあります。 年間湿度が日本ほど高くなくとも、エリアによっては高湿度でキノコ類の生育環境が整っている場所というのは数多く存在しますし。 エリンギは菌床栽培が可能なキノコなので、世界中どこでも生産できます。 トリュフやポルチーニは菌床栽培が難しく、環境の整った自然界でしか生産できないでしょう。日本で言えばマツタケみたいな。 イタリアのポルチーニの亜種は日本でも生産されてます。しかし香りがイタリア産ほど出ないので商品化は難しのだと思います。 香りの差は、栽培地の湿度の問題だけではなく、土質やキノコが寄生する植物の種類にもよるもの。 土壌が酸性に傾きやすい日本とアルカリ性に傾く欧州では生息する植物自体が違ってくるので、そこに出るキノコの風味も変わって来るのでしょうね。 トリュフしかりです。 同系の植物は日本にも自生してます。特定の木の根っこに発生する団子状のキノコみたいな。 しかし、日本人の味覚にそれほど合う食べ物ではないのでは無いでしょうか?なので生産ルートには乗らない。 自身、欧州旅行の際や国内の料理店で食す機会は何度もありました。「高級、希少」と言われるためありがたくいただきましたが、改めて考えると特別好きな食材ではありません。 欧州の強烈な臭いのチーズ同様、日本人のDNAとしては嗅いだだけで「美味しそう!」と思える種類の香りでは無いと思います。 日本人が焼き魚や醤油の臭いを「美味しそう」と思うのに対し、多くの欧州の人々は「…。」となるように。 要は、その国の気候・風土・環境・土壌によって採れる食材は違うが、それぞれの地域に合った形で進化した同じような食材はどこにでも存在するのではないでしょうか。 私も昔は、秋になるとイタリア料理店で空輸されたフレッシュポルチーニをステーキにしてもらい「美味い、美味い!」と食べていましたが、今は北海道愛別産の舞茸をバターでソテーし、家で晩酌のツマミにする方が何倍も美味しいと思ってます。
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舞茸ですか。 美味しそうですね。 ドイツ語講座を聴いていると、山に色んなキノコが生えているそうで、美味しそうです。 日本産も見習ったほうがいいかな。 ありがとうございました。
- nitto3
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普通に普及してる菌類は販売していますが、 特殊なものはそれすら手に入りませんよ。 ましてや育て方なんて一切わからないでしょう。 私は椎茸、なめこ、ヒラタケ、くらいは雑木を切って 作ったことがあります。 去年は椎茸の菌床を買って作ってみました。 そこそこの収穫はありましたが、品質はいまいちでしたね。 今はなめこ菌を雑木に仕込んであります。 春になれば多少食べられるかな。
お礼
実際に育てていらっしゃるのですか。 祖父の家にも椎茸の原木がありましたが、日陰に置いていました。 ヒラタケ美味しそうですね。 ありがとうございました。
- ORUKA1951
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本当に基本的な事ですが、キノコには腐朽菌と菌根菌と呼ばれる生きた樹木と共生して菌根をつくるものがあります。 腐朽菌は落ち葉を分解して育つ落葉分解菌、木材を分解して育つ木材腐朽菌、動物の糞などで育つ糞生菌等がありますが、栽培されている物は木材腐朽菌とごく一部の落葉分解菌でしょう。 一方の菌根を作る菌根菌は人工栽培が極めて困難です。マツタケやショウロ(トリュフ)、ホンシメジは代表的な菌根菌です。 ⇒菌根菌 - Wikipedia( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8C%E6%A0%B9%E8%8F%8C ) だから高価なのです。 マツタケは貧栄養の場所で育ちます。
お礼
あるほど~。 雷が落ちると増えると聞きましたが、そんな方法でも難しいのでしょうね。 詳細なご回答、ありがとうございました。
- tzd78886
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キノコと言っても千差万別ですから、そう簡単にはいきません。 マツタケが高級品になったのは、松林が手入れされなくなって、地面に落ち葉や枝が積もるようになったからです。マツタケは土が貧弱だとよく育ちます。昔はこういったものは燃料として使われていたために地面がむき出しだったのでいくらでも採れたのです。 高級なキノコというものは生育環境に神経質なのでしょう。全ての生態に詳しいわけではないので説明はできませんが、湿度がたかければ簡単に育つという単純なものではありません。
お礼
そうなのですか。 人間の細胞も大事だけど、こうゆう分野って研究者少ないのかな。 ご回答、ありがとうございました。
お礼
確かにシイタケなかったら困ります。 ありがとうございました。