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「有数」という言葉の漢字の使い方についての疑問
「有数」というj言葉がありますよね。 (名・形動)[文]ナリ とりたてて数えるほど数が少なく、きわだっている・こと(さま)。屈指(くつし)。 「日本―の観光地」 と辞書に記されていますが、数が少ないことを指している言葉なのに、「有」という漢字を使うんでしょうか?。ちょっと合点がいかないのは私だけでしょうか?。 どうして「有」という漢字が使われているかを教えてください。
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漢字の「有数」はもともと中国から伝来した言語で、日本語に取り入れられました。 中国本来の語形は「有限数」です。省略されて「有数」とも書きます。 日本に伝来したときに、きっと省略された方(有数)が広く流通したんではないでしょうか。または、「有限数」は科学・数学方面で使用するために区別したかもしれません。それとも長くて面倒くさいから短めに「有数」としたかもしれませんね(笑)。 「有限数」・「有数」は日本語で意訳したときの意味は「限りがある数」です。それが転じて、「屈指」や「指折りの数」=(指で数えられるほどの少ない数)などと言われるようになりました。すなわち 少数、僅か、有限的な数 の意味です。 その反対が「無限数」・「無限」になります。こちらは、「限りが無い数」、すなわち 多数、たくさん、無限的な数 の意味です。だから、「有」「無」の文字を付加しないと言葉としては成立しなくなります。これは、日本古来の大和言葉と大きく異なる概念です。日本語の中には外来語がたくさんあるので混乱しちゃいます。 ご参考に; 掲題の「有数」を文法的に分解すると、「有 + 数」です。それは「動詞 + 目的語」構文になります。この文法形式は中国語の文法の顕著な特徴になります。本物の日本語にはこのような文法構文はありません。「目的語 + 動詞」になり、「数が有る」になるはずですね。 例文: 日本語=映画を(目的語)を観る(動詞)。本(目的語)を買う(動詞)。 中国語=看(動詞)電影(目的語)。買(動詞)書(目的語) となります(実際の口語では量詞其の他が付加される場合があります)。 「有」が付いた中国からの外来語はたくさんあります。 有益、有害、有蓋、有界、有価、有因、有意義、優位、有意、有為、有意差・・・・など。反対語はおおむね「無」を付加すればよいのではないでしょうか。 以上、謎解きの鍵は、外来語だったという点です(^^♪。