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英検の文章作成者は?
- 英検の文章は、「日本人英語」なのだそうです。例えば、英検では「その本の題は?」という文を What is the book's title? としていますが、アメリカ人なら title of the book の方が自然な筈です。
- また、英検では One person has lots of experience in the field, but the other has a university degree. という文がありますが、この文は例えば university degree の後に only が入ると意図が不明瞭で、教科書としてはちょっと問題があるそうです。
- 英検で出てくる例文の作成者は日本人であり、英語教育のプロではあるがネイティブスピーカーではない可能性があるようです。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 私には、この質問について正確な回答ができる立場ではありませんが、少し意見を述べさせていただきたいと思います。 私が英検を受けた頃、つまり40年ぐらい前に、英検2級を受けた時には、確かに「これは日本人英語だな」と思ったことはありますね。ただ、そうした文章が、いつまで続いていたのか、また現在もそうであるのかは、ご質問者さんの文章だけでは分かりません。ある種の制限(級が低い)をした英語に関しては、多少とも変な英語が交じるのはやむを得ないでしょう。それは、私たち日本語でも同様です。 英検というものは、学生さんたちの学習進度によって実施されるものであって、ある程度まで、例えば、英検2級クラスまでは、学校の授業の延長でもあると考えてよいのではないかと思います。 私も少し疑問に思って調べてみました。英検の作成者は、各国のアイテムライター(原案作成者)から、原案を取り寄せ、その後に、英検内部で原案の検討に入るそうです。 >デトロイト出身で埼玉県で英語塾を開いているアメリカ人が言っていました。 厳密に、それがどこまで「日本人英語」と言えるのか、英検の目的にする英語は、概ね、口語英語ではありませんし、級が上がるにしたがって、アカデミック色が強くなるようです。権威的な英語と考えたいところです。むろん、渡部昇一氏や私の大学の恩師の論法で行けば、それは、アメリカ人が間違っているか、文法レベルが低いからであろう、と言うでしょう。実際、渡部さんの師弟が、米国のPhD論文の提出の際に、ネイティブにチェックしてもらった所、いろいろ直された部分が、教授から指摘されてに、元の師弟が書いたままの方が良かったそうです。 参考にした所: 英検1級問題集に間違いが多いことに関して http://okwave.jp/qa/q2910604.html 谷本和隆氏 財団法人日本英語検定協会 http://www.jartest.jp/study4.html http://www.jartest.jp/pdf/jirei4_rep2.pdf となりの国際人 http://goo.gl/iWcsYD
その他の回答 (2)
私も日本人の英語教育のプロだと思います。制作者は受験者が理解しているかどうかをはかるために、文法的に正しくテストの設問しやすい文章にすることを第一に考えているのではと思います。そのためネイティブらしいナチュラルな英語には重きをおいてないのでは。日本人と他国の英語学習者では学習上つまづく部分が違うでしょうし、英語のネイティブには外国人がどの部分が理解できないのかは分かりづらいでしょうから、日本人の英語教育のプロが制作して日本人英語になっているのではと思います。
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回答、ありがとうございました。 ネット無精で締めが遅くなってしまったことをお詫びします。
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わたしは英文法にはそんなに明るくないのですが、妻がイギリス人なので、彼女の意見も踏まえて意見をかかせていただきます。 わたしは英検などの専門性の高いものは日本人の英語教育専門家が作成していると考えています。 たしかに日本にもネイティヴの先生はいますが、日本ではそういう方々は、日本人の英語の先生の補助しての役割しかなく、ネイティヴの先生には、ほとんど指導的地位が与えられていように思います。 書店で販売している英語解説書も、妻がみると「なんかおかしい英文」とか「あきらかに間違い」や、見知らぬ人には使えない「乱暴な言い方」などが例文して紹介されていたり、逆に「正しい英文」を間違いと書いているものもあります。 日本人の英語教育専門家が書いていると思われるものに、外国人向けの日本語教育書がありますが、妻も日本語を学ぶために、イギリスにいたころに渡しましたが、解説している英文が古風な格調高いもので、しかもところどころ細かな間違いがあるので、読みにくくてしょうがないと。 こう言われたことがあります。 またNHKなどもテレビで英会話などしていますが、妻も大笑いしてみることがあります。 それは、スキットに使われているドラマ形式のものが、現代の社会では消えてしまった古風な言い方や、日常社会では略していうものを丁寧に全部いうので、あんな親切な店員はいないなどと、笑うことがあります。 わたしも見てそう感じますが、教育用に使われるものは「正しい発音。正しい文型」で教える必要があるのと、かなりゆっくり話さないと、外国語として学ぶ側からは、習得が難しいので、どうしようもないというか、それはそれで間違った教え方とはわたしは思いません。 ただ同じNHKでも、外国人に教える日本語番組(国際放送ラジオ)などは、使われるスキットに、俳優が演じているしろ、とても自然な日本人の会話なので、わたしは、英語教育番組と比較してかなり違和感がします。 それと、質問者様もわかると思いますが、日本人でもアメリカなりイギリスの大学院でかなりの教育を受けて、日本で英語教育に携わっている方々も、わたしのようなものに比較すると、高度な英語で話しますが、お世辞にも、きれいな見本となるような英語ではない人が多いです。 わたしは日本での英語教育は、日本人の求めるものに対応せざるをえないと思います。 本当はそうじゃないけど、日本国民が、こういうものを要求しているので、それに対応したものを用意しないといけないのが本音だと思います。 それは、英語教育も事業であり、生徒が集まらないと経営が成り立たないからです。 そういう意味では、ネイティヴの先生は、本物の英語を教えることができなくなり、歯がゆい思いをしているように思います。 わたしもそうでしたが、本物の英語は、やはり本物の英語にぶつかって苦労しないとわからないと思います。言葉というものはツールにしかすぎず、文法や文型よりも、話している内容や話題のほうが大切なのに、細かな文法や複雑なものを教えるばかりで、よけい英語アレルギーを作っているような気もしますが、それは書いたように日本人の需要がそうなので、教育現場もそれに従わざるを得ないのではないでしょうか。 ただ、それを忠実に守っていたら、英語など何年勉強しても物にならない、簡単な会話もできない。本場のテレビや映画もまったく聞き取れない、それは現実だし、外国語として英語がわかる人が、100%英語が完璧なわけでもありません。 ここには、そういう英語に悪戦苦闘している方々が、毎日のように英語に関して質問しています。
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皆様、回答どうもありがとうございます。 英検の文章が若干不自然であるという所までは、ある程度英語ができる人々にはほぼ共通の意見であるらしいことはなんとなく解りました。私も英会話番組を見て笑えるぐらいになりたいです。 > 私も少し疑問に思って調べてみました。英検の作成者は、各国のアイテムライター(原案作成者)から、原案を取り寄せ、その後に、英検内部で原案の検討に入るそうです。 この情報は嬉しいです。ネットを検索してみてもこういう情報にたどり着けませんでした。 もしかしたらもう少し待つと「俺、知ってるぜ」という回答があるかもしれませんので、週末まで〆切を待ってみようと思います。