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なぜ「先生」はあんなにも多忙なのか
まず自分は教職員とは全く無縁です。なので、非常 に素朴な疑問として受け取って頂ければ幸いです。 よく報道などでは学校教師の体たらくについて、 嘆かわしい事例が山のように出てきますが、実際の 教職員の知り合いは、皆、給料に比して考えれば 常軌を逸した多忙ぶりです。七時出勤し二十四時 帰宅が当たり前の日々で、公務員の中ではかなり 過酷な労働内容だと思います。 で、話を聞く限りでは、生徒に対する授業やケア 、部活などは業務の半分くらいで、後は県や市の 教育委員会への提出物や先生間の勉強会等に忙殺 されているといった感じでした。 そこで、詳しい方にお伺いしたいのですが、 1)自分の知り合いだけが忙しいのか。 もし違うとすれば、何故日本の教職員はこうも 忙しいのか。 2)1)の最初の質問が妥当する場合、国際比較を 踏まえた時、日本の教職員だけが突出して忙しい のか、それとも違うのか。 2)’この問題で良く巷間に流布している、日教組に 対する思想的封鎖戦術の為に多忙になったという 指摘は、専門的立場から見た場合に支持され得る のか、それともただの言説なのか。 3)現在の忙しさが突出していて、でもしか時代の 業務は楽だったのか。それとも教職員の実務は 戦後一貫してこのレベルの業務量があったのか。 4)学級崩壊(学級統治の崩壊)に直面した場合の 対処法として、実務レベルと文部省レベルで、 どうしてああも見解が違うのか。自分が学級崩壊 に直面した場合に如何なる対処をとるのか。 1)~3)はなるべくなら、ある程度、現実分析や 歴史分析を踏まえた回答があれば嬉しく思います。 4)は直感的なものなので、回答も直感的にして頂い て結構ですし、無縁な方でもよろしくどうぞ。
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質問者が選んだベストアンサー
現役教員です。教師の日常を一般の方に知っていただく良い機会と思い,回答させていただきます。 ご質問の中に「給料に比べたら,常軌を逸した多忙ぶり」と書いてありますが,そう思っていただけたら大変嬉しいです。 1)例えば,こんなことを考えてみてください。 子ども(学校では児童,もしくは生徒と呼ぶ)が何らかのトラブルを起こしたとします。この件で保護者に連絡を取らないといけなくなったとします。連絡の方法としては,電話,保護者を学校に呼ぶ,担任等が家庭に出向くなどの方法があります。 教師にも他の職業同様に,勤務時間がありますが,保護者だって仕事をしているわけですから,連絡するのは保護者が家庭に帰るぐらいの時間になります。必然的に,教師の勤務時間を超えたところでの仕事になるわけです。20:00すぎから保護者と会い,終わったら22:00頃 それから短時間で関係する職員が集まって報告会を行ったりすると,帰宅は深夜になります。 その他にも,子どもの保護者から自宅に電話があり,「子どもが家出した」などの連絡を受け,対応することもあります。 そんなことがしょっちゅう起きるのかと思われるかもしれませんが,毎日のように何らかの問題が発生します。表面的に何もないようにみえる学校は,「何もない」のではなく,教師達が頑張って「何もなくしている」とお考えいただければ嬉しいです。 以上のようなことは,理屈の上から言えば,勤務時間外のことなのでやらなくても良いのかもしれませんが,現実問題としてそうも言ってられないということです。 余談ですが,このようなトラブル対処のため,遅くまで教員が残っていると,「市民」という方々から「学校は,誰の税金で運営しているのか知っているのか!こんなに遅くまで電気をつけて職員室に残っていやがって!電気代をおまえ達の給料から出せ!」なんて電話があったりして,ぐったりします。 これを読まれた方は,もし近所の学校が遅くまで電気がついていても,こんな電話はかけないでくださいね。 ご指摘のように,教科の授業に関する研究会や様々な書類の作成なども,たくさんあります。 2)の質問についてはよく分かりません。 2)’の質問については,あんまり関係ないのではないでしょうか。 3)昔のことはよく分かりませんが,先輩達もとても忙しかったようです。 4)なぜ,現場と文科省で見解が違うのでしょうね。これについては,河上亮一氏の書かれた「教育改革国民会議で何が論じられたか」をお読みになると良いと思います。河上氏は「今の学校の現状をつくりだしたのは,文科省の進めた教育改革の成果だ」と言っています。ちなみに私もそう思います。ちょっと答えになっていないかもしれませんが・・・
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- LB41
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教師ですが、今現場を離れています。 また、地方公務員(当たり前)なのですべての現場を知っているとは、言い難いです。 この前提で、 1)ほぼ全員忙しいです。激務。。。 “特例的に極めて高い能力の持ち主”か、その反対に“だめな人”、似て非なる存在ですが“高い能力を自らの楽のために使う人”これらの少数派はお気楽に教師してます。 2)教師の仕事とされている事柄についての、内容や責任が違いすぎるので、国際比較は無意味です。 ただ、某国で教師をしている友人と話すと、 日本では、教師が、教員・児童福祉局員・税務署員・銀行員・市民課の窓口・カウンセラー・医者・旅行社の営業・旅行社の添乗員・企画会社の営業・・・諸々・・と多種多様な業務をこなしているといえます。 これだけやっているのは、日本ぐらいでしょう。 3)「実務」としてはかなりの量が昔からあったと考えられます。ただし、「業務」として年々、本来の教員としての仕事以外が増えてきているといえます。つまり、昔は夜を徹して明日の授業のために準備していた時間が、また、時のたつのも忘れて子供たちと話し込んだり遊んだりした時間が、『子供のためにならない、ほとんど無意味とも思える時間に費やされている』という事実が、急速に増えています。 4)違いは当然です。 全体を見渡した意見と、目の前のことに集中した意見とでは、違いがあって当然です。 >自分が学級崩壊に直面した場合 様々条件によって、また、個人の力量によって対処法は違うので、回答不能です。 ただ、いえるのは直面した場合、つまり崩壊してしまった状態では、いかなる対処も無意味です。 以上
- fujishiro
- ベストアンサー率28% (162/574)
1)担任、部の顧問をしているかしていないかで全然違います。また、教師というのは悪い言い方をするとノルマが非常にわかりにくいわけでして…一生懸命やる人にはきりが無く、手を抜をぬきたい人はかなりぬける、という職でもあると思います。 2’日教組というのは地域によってかなり力が違うようでして…。よけいな対策によってマニュアルが煩雑化しているところもあったでしょうが、教師の忙しさが全国的なことを見ると、相対的にそれほど大きくはなかったのではないかというのが私見です。 3)生徒ひとりあたりの教員数は増えてるとは思うんですけど、一人当たりの手間は増えてるんじゃないですか?学校に教育を全て押し付ける親、すぐにいちゃもんをつける親なども増えてきてますしね。教師に対するクレームはかなり多くなってきてるでしょうから。(それが正当かどうかは別にして) 4)文部省の役人なんてぺーパーテストのエリートですよ。彼らは自ら勉強し、そして問題を起こさないようにして生きてきた人間です。だから彼らにこの問題がわかるわけが無いんです。試験のみで選ばれた人間が試験以外で人を評価するようなプログラムなんて作れるわけがありません。だから、学習指導要領を変えたときに教師と生徒が混乱することは目に見えていました。 学級崩壊を防ぐ方法のひとつは今自分たちがしていることが訓練であるということをよくわからせることが必要です。訓練であるからこれを生かせるかどうかはまた自分自身の問題であると。こんな勉強やっても社会にでたら役に立たないからやる気にならないって言う、よく勘違いしている人がいるんですけど、結局のところ、社会に出ても職業的な勉強、社会人としての勉強というのはいつまでたってもやらなければいけないんですよね。今はそのための土台作り、練習であってこの勉強自体は応用しなければなんの役にもたたないものであり、逆を言えば応用が利くようになればいろんなことに役に立つことであると諭すこと必要です。 また、学業という狭い世界に閉じ込められるとそれが全てであるように錯覚して学業についていけない人は荒れてしまうものですが、世界でお金を稼いでいる人のほとんどは学業と関係ない実力で生きていることを教えることも必要でしょうね。つまりは「適正」と「夢」ですよね。自分がどんな人間になりたくて、そしてそのためにはどのような努力をしなければならないか、そういった道を指し示してやることが必要でしょう。…今の世の中では難しいかもしれませんが。 それから、この世界は大人によって構成されているのだから、この世界に文句があるなら大人にならなきゃなんにも言えないのだとはっきり言ってあげることでしょう。学級崩壊の原因は究極のところ、大人たちから子供達への「強制力」が低下していることが原因です。昔は無言の強制力とでも言うべきものが教師や地域、親にありましたが、今はそんなものはなくなってしまったので言葉と理屈で今の勉学の意味を諭してやらなければなりません。 …馬の耳に念仏?
- kyouikulove
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はい、少しお答えいたしましょう。 教師は金銭や自分の体を犠牲にしても、子どもの成長を何より生きがいとしている仕事だからです。そうでなくてはならないと思います。はっきりいって辛い仕事です。95%までは嫌なことであっても、子どもの成長や笑顔で全てが解決するくらいの人でないと教師は務まらないと思います。ですから、忙しいはずですよ。教科指導・生徒指導・校務分掌・・・休日だって部活の試合だなんだで行かねばならないわけですから辛いでしょうね。 (2)は私は違うと思います。(3)は変わっていないと思いますが、今まではそれでもごまかせてきたんでしょうね。やるべきことをやっていなかっただけであり、やるべきことは変わってないはずです。(4)は・・・やはり現場との温度差ですかね。どうしても行政は慎重且つマニュアル的になります。教育現場にマニュアルというものはないわけであり、そこに差が生まれているのだと思います。
- neumann
- ベストアンサー率39% (900/2303)
>1)自分の知り合いだけが忙しいのか。 友人に何人か教師がいます。その友人は本当に忙しそうです。 ただ全ての教師がそうではなく、一部の教師が忙しいみたいですよ。 教師の友人に聞くと「やる気がある教師は忙しい」そうです。つまり生徒のために一生懸命教材を作ったり、進路相談に乗ったりするため帰りが遅くなってしまうようです。 逆にやる気がない教師は定時になったらすぐに帰り、教材作りも適当(過去に作ったものを流用)だし、進路相談なども行ってないようです。部活の顧問もやってなければなおさら楽。 全体的に見ると高齢の教師ほどやる気がないようです。