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冷戦の米ソ対立はイギリスが誘導した、は本当?
学校で冷戦の研究をしているものです。 冷戦の米ソ対立はイギリスが誘導した、という研究の存在を知りました。 しかし、文献が英語のものばかりで調べることができません。 冷戦の米ソ対立はイギリスが誘導した、という説について知っていることを 詳しく教えて頂けますとありがたいです。
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第二次世界大戦が始まる頃までは、「大英帝国連邦」が、世界の支配者的に優勢でした。 大英連邦には、元イギリスの植民地であった諸国が参加させられており、それらの国々はイギリスに従属していました。オーストラリアやインドなどもその一員です。 植民地の独立の動きとアメリカの強大化が、帝国の立場を弱くし始めていて、中でも独立運動を支援しようとするソ連は、イギリスからは憎き敵と映ったことでしょう。 その見地からは、イギリス誘導説も有力かと思います。 事実的進行はアメリカから始まりました。 第二次大戦終了後間もなく、アメリカの政財界で赤狩り、いわゆるマッカーシー旋風が吹き荒れ、日本でもレッドパージが強行されました。アメリカが率先してソ連敵視政策を取ったのが事実のようです。大戦で連合国を形成したソ連が、急にアメリカから敵視され始めたことは、フランスにとっては驚きでした。国民党指導下にあった中国が、共産党に政権を奪われ、台湾へ追い払われたことも引き金になったかと思われます。 当時の世界情勢は混沌としていて未解明な部分も多いようですが、アメリカの方針をイギリスが支持したのは事実でしょう。赤狩りはイギリスでも行われました。
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- jkpawapuro
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私は寡聞にしてその研究を知りませんか、チャーチルこそいち早くソ連の危険性について気づいていたのは有名ですよね。 イギリスが対ソ戦線?にアメリカを誘導しようとしたのは当然でしょうが、それを米ソ対立へ誘導と表現するのはいささか歪んでいるように思いますが。