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なぜ日本は競争が激しいのでしょう?
日本はやたらとあらゆるものが、 改良改善され、より良いものが広がり、 競争が激しく改良改善を怠るとあっという間に 誰も必要としなくなる様な一面がある気がします。 海外ではそこまで激しい競争にさらされずに もっとのんびりできている様に見えます。 これは気のせいでしょうか? それともやはり日本は競争が激しいのでしょうか?
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"海外ではそこまで激しい競争にさらされずに もっとのんびりできている様に見えます。 これは気のせいでしょうか?" ↑ 個人間の競争と企業間の競争とに分けて考える 必要があると思います。 個人間競争は緩いですよ。 米国や中国はもっと厳しいです。 日本はぬるま湯的だと思います。 ワタシには中国人の知人友人が沢山おりますが、 彼らが来日すると、異口同音に日本は優しい国 だと驚きます。 中国は傾倒牛後の世界です。 子供達に将来何になりたいかを訊きます。 みな、口を揃えて、官僚、主席、CEOです。 人間として生まれたからには大物にならねば ならぬ、という規範に縛られている国が 中国です。 そこへいくと、日本は違います。 将来なりたいのは大工さんであり花屋さんです。 来日した中国人は母国に帰りたがりません。 母国は競争が激しすぎて住みづらいからです。 競争に勝つためには何でもあり、が中国です。 だから賄賂も盛んです。 ”それともやはり日本は競争が激しいのでしょうか?” ↑ 日本が厳しいのは企業間競争です。 日本人は世界一口うるさい、つまり品質に対する要求が 厳しい国だと言われています。 また、家電や車をみればわかるように、同程度の 企業が激烈な競争を展開している国です。 この競争原理があったお陰で、現在の経済大国になれたわけです。 反面、個人間の競争は米国、中国より緩いと思います。
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- gatenten
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1、戦後、焼け野原になり、財閥解体などが行われ財界の権力者が一掃されたことで、市場では横並びでの競争らしい競争が行われることとなった。そのため市場にはチャンスが溢れる状況が生まれた。 2、法人税、所得税、相続税などで、税の累進性を高く設定してきたため、富の偏在が起こりにくく圧倒的な強者が生まれず、多くの分野で競争原理が機能して来た。 海外の多くの国では、市場の寡占化が進み、多くの市場で競争原理が機能しないことが常態化しており、独占の弊害が進んでいる。 (ただし昨今の日本はバブル崩壊後の長引くデフレ不況による過当競争の結果や政治による新自由主義路線の構造改革などにより、企業の莫大な内部留保などに代表され極端な富の偏在がここ20年で進んだ。 しかしそれでも「日本は大金持ちが多いが、大富豪は数えるほど」という状況であり、多くの先進諸国ほどの富の偏在は進んでいない。東京は世界一富裕層の多い都市であるが、世界の長者番付にランキングされる日本人はとても少ない。) 3、日本は文化水準が高い国。文化水準が高いということは多様な市場を保有していることも意味する。合理化が進められて人が衣食住だけに生きていれば、市場は合理的でありながらも寡占化し貧困化して行く。社会にとって文化的な生活が当然のこととして受け止められていることが市場を大きくする原動力になる。 日本に限らず歴史的蓄積がある国は教育も発展しやすく、文化の力による底力がある。これが多様な市場を作り改良改善を後押し、様々な価値を持った競争が行われることになる。
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今に至る流れを教えて頂きありがとうございます。 知らなかった別の面を知る事ができました。 文化が経済や教育に与える効果って大きいのですね。 ご回答、ありがとうございます。
- wakaranyo2
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厳しい戦国時代を超えて生き残っているからでしょう。忠臣蔵の藩主でも必ず傍若無人は、殺されてきています。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- potatorooms
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子供に関しては、ですが。 東アジア、東南アジアの中では、日本は一番のんびりしている国ですよ。また、アフリカや南米のように子供の生存率自体が低い国の話ではないでしょうし。どこのことなのだろう。。。 比較対象は、ヨーロッパの国のことでしょうか? だとしたら、制度が整っていて、にほんでいう小学生中高学年で自分の進路が決まっているからそう見えるんじゃないかな。10代になる前後ですでに大きな競争は終わっていますから。 競争がないのは、競争しなくても未来が決まっている国が多いかな。身分制度などで、どの家に生まれたかで未来が決まっているから、競争をするのは一握りで、下位階層は生存競争ですから。アメリカもそうですよね。
お礼
自分がどの階層に居るかでも感じ方が変わるんですね。 日本の子供はのんびりしている方なんですね。 教えて下さりありがとうございます。
- titelist1
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小さなパイをみんなで奪い合っているのです。競争が激しくなるのは当然です。日本は同一業界で企業の数が多過ぎます。業界の再編成が進まないのです。自動車業界でも3社ほどで良いのです。建築業界もそうてすし。家電業界もしかりで、アパレル業界もそうですし、言い出したら切りがありません。 このような企業乱立構造が成り立つのが日本の社会なのです。人口密度が高いことも原因ですが、この乱立が可能であるのは日本人の気質に関係しています。日本では少しづつ違いのあるものを選択する国民性があります。 自動車でもいろんな車種が走っています。住宅も外国では同じような家が建っていますが、日本では美観を損なうほどにいろいろな家が建っています。女性の服もみんな違っています。冷蔵庫も洗濯器も液晶テレビもみんな同じ物を使っても支障がないと思えるのに家電量販店ではたくさんの機種が陳列されています。競争が激しいのはそれだけ社会に活気があるので良いことです。活気がなくなると同じ商品が並び始めます。 今でこそ出生率が低いので個人競争が弱くなりましたが、団塊世代の私達の頃は個人競争が激しかったです。旧帝大の受験倍率は10倍以上で大学に行けるのも1割ほどでした。会社の中でも同期の者が大勢いて、それは大変な競争でした。幸運にも取締役になれましたが、のんびりしていた時などありませんでした。また、競争が好きでのんびりしていたいとも思いませんでした。 法華経に「人生は火宅にして、三界は安きことなし」と書いてあります。
お礼
>日本は同一業界で企業の数が多過ぎます。 そうだったのですね。 >活気がなくなると同じ商品が並び始めます。 工夫しても工夫しなくても結果が全く変わらないなら 工夫しなくなりますよね。 工夫すればするだけ消費者から使い易さを賞賛されたり、 味やコスパなどを褒められもする。 より便利で良質なものを作れば結果に跳ね返って来る。 この循環が競争を作っているんですね。 市場に提供されるサービスや物が 異様に改善改良精神に溢れている背景には 社会の活気が有るのですね。 単に長く壊れずに使えるメーカーが良い と そういう選択すら競争の一翼を担うんでしょうね。 しかしそうした改善改良による品質の向上が、 ガラパゴス化を生みつつ空回りもしながらも、 日本の技術や商品に興味を持ってくれる人を生み出す なんて一面もあるのでしょうね。 のんびりできた方が将来的に良いのか、 競争の中に身を置けた方が将来的に良いのか。 ご回答ありがとうございました。 知らない事を知る事ができました。
- bearbear88
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聞いた話ですが、中国は新卒の就職率50%近くいってる。 公務員の倍率は1万倍以上。年々上がってる。 これほど就職難の国他にありますか?
お礼
中国の競争も激しいのですね。 教えて下さりありがとうございます。
あらゆるもの、というのは言い過ぎですね。分野によると思います。 日本で日々改良改善されているのは家電とかデジカメ、かつての携帯電話とか、かな。理由は多分、日本人が単一民族であることが大きいと思います。人口が一億越えと多い割に、生活様式が比較的画一化されていて嗜好や価値観の幅が狭く、ある一定の差別化要素が一斉に受け入れやすい土壌があるのでしょう。この機能を取り入れれば受ける、売れるという原因と結果の関係が予測しやすい市場なのだと思いますよ。だから日本人から見たらきめの細かい、行き届いた機能改良が次から次へと提案されてきているのだと思います。 しかし世界は日本のように単純ではないです。日本でウケている差別化要素は世界では鳴かず飛ばずのことも多い。これは単に海外では競争が激しくないと片付けてしまっているうちは、各国市場に最適な製品を短期間で開発して来る中国・韓国には勝てません。海外では日本製品は価格が高い割に必要のない機能(自分たちには使えない機能)ばかりついている、という評価なのです。 外国でも分野によっては競争は熾烈ですよ。たとえば音楽。イギリスの音楽シーンは60年代から競争がし烈でした。理由は儲かるからです。そのおかげで、イギリスのミュージシャンは世界中で大人気。ビートルズ、ローリングストーンズ、レッドツェッペリン、クィーン等々。 アメリカでも映画産業での競争は熾烈。また金融もそう。ゴルフも日本人はアメリカのゴルフトーナメントではほとんど活躍できませんね。ITもアメリカには全く敵いません。住宅なんかもひろびろとしていて、日本に帰って来るたび街並みをみると悲しくなります。 ヨーロッパといえば自動車ですね。日本の車も頑張っているけれど、世界という目でみたらドイツ車が一番メジャーです。理由は競争が激しいからです。日本車はチープなアイデアで粗製乱造している感じです。
お礼
具体的な例を挙げて教えて下さりありがとうございます。 勉強になります。
東アジア文化全体的に理を大切にする傾向があるかもしれませんね。 経済効率重視で過当競争的で人が忘れ去られているかもしれません。 ただ最近見ると理による進歩と物質主義や痛と快の世界に思えまして。欲望を肯定している結果、反仏教的で煩悩を肯定してしまっているとも。歴史的に極端な理の信仰は宗教の否定になることもあると思います。 技術を取るかおかしな事件の抑制をとるか難しいのが実際かもしれません。
お礼
貧しくて病院に行けず一生障害を背負い苦しむ人が居る。 貧しさに追い詰められ野垂れ死にの様な最期を迎える人が居る。 具体的な不幸や後悔から1人でも多く救おうと豊かさを求め、 やがて様々な負担で全体が押し潰されそうになる。 バランスが大切なのでしょうか。 ご回答ありがとうございます。
海外と行来する仕事をしておりますが,私も同感です。 仰せのように「競争」もあると思います。 また,ヨーロッパ(特にドイツ)のように 「良いものを長く使う」という哲学?が戦後の日本では消え去り, 利便性を追求し,経済を回すために,色々な面での「使い捨て」が 蔓延したからではないかと思います。 アメリカも使い捨て社会ですが,日本ほど改良,改善には力を 入れてない気がします。 私も海外に行くと,ホテル等でも古いモノのを長く使っている のを見て,懐かしくなり,ホッとします。 人間味?のようなものを感じます。 改良,改善の異常な早さが,日本人の生活,精神面での余裕のなさに 繋がっている気がします。 海外は,人ものんびりしていて,好きです。
お礼
実際に海外と行き来されていてそうお感じになられるのですね。 私の家族は皆壊れるまで使う傾向があり、 多少壊れても修理して使う事もとても多いのですが、 新しいものが出るとどんどん買ってどんどん溜めたり捨てる人も 地味に沢山居ますよね。 新しい刺激的なものがより売れる。 そんな方程式が社会を動かし 首を絞める面も出てしまっているのでしょうか。 もっとのんびり暮らせたら自ら命を絶つほど追い詰められる人も 減るんでしょうかね。 ご回答、ありがとうございました。
- Lady_osaka
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資源を持たない国でありながら、先進国の生活レベルを手に入れるには これぐらい頑張らなくちゃいけなかったということですね。 生活レベルをぐっと下げればのんびりできるかもしれませんが、 おいしいものを食べたりできないのは非現実的ですよね。
お礼
使う人が便利なものを作ってあげたい。 そんな些細な気持ちが新しい便利を生み出し、 新しい便利に興味を持つ好奇心が旺盛な人達が多く、 需要が生まれ供給が応える。 その循環が国を結果として豊かにしている面もあるのでしょうか。 平和で好奇心に構っていられる余裕が首を絞める面があるとも 捉えられるのかもしれませんが。 ご回答ありがとうございます。
- Macpapa10
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>海外ではそこまで激しい競争にさらされずにもっとのんびりできている様に見えます。 この海外と言う言葉に疑問を持つのですが・・・ 200か国以上を一緒にしても良いのですか? 韓国・中国やほかの新興国はもっと競争が激しいですよ。
お礼
もっと競争が激しい国もあるんですね。 ご回答ありがとうございます。
お礼
私が感じていた 競争 は 企業間競争 だったのですね。 もやもやが晴れた気がします。 ありがとうございます。 品質に対する要求が厳しい国。 だから経済大国になれた。 でも弊害も色々とある。 個人間の競争はアメリカや中国より緩いのですね。 ご回答ありがとうございました。