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青銅と銅の耐久性
このカテゴリーで良いか不安ですが、何卒、教えてください。 青銅は銅と錫の合金であることは承知していますが、銅より耐久性が向上するのでしょうか。 屋外使用で、青銅と銅はどちらが雨・空気による劣化(酸化)に耐久性があるものなのでしょうか。 例えば、銅製の雨樋や青銅の像などありますが、両者とも耐久性があるという理解でよろしいものでしょうか。 御存じの方、ご教授お願いします。
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青銅は純銅に比べて格段と力学的強度を増しています。 純銅は叩けば簡単に変形し、銅製の刃物などは、直ぐに切れ味を失います。曲がったり折れたりと、武器としては石器や竹器にも及びません。 金属の発見と利用は文明進歩に大いに貢献しましたが、初期の銅剣銅戈などの武器は、青銅製武器が現れるとたちまち駆逐されました。 青銅製の打楽器などは、軟鉄製よりも丈夫と云えます。 純銅は風化には強い性質があります。緑色の銹を生じますが、その銹が全体を保護する薄膜の働きをします。 青銅も鉄などに比べれば、風化には強いのですが、重いという難点があります。 純銅は熱も電気もよく伝わります。銅線の電気抵抗は殆どの場合0と見なされます。他の金属ではそうは行きませんし、銅の鍋などは熱効率抜群です。 それぞれ用途によって長短があります。 耐久性も、用途次第です。
お礼
ご丁重なご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。緑青が風化を防止するという話は 聞いたことがありましたが、裏付けを戴き感謝申し上げます。 ありがとうございました。