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古典について教えてください。中納言参り給ひて
古典について教えてください。中納言参り給ひて 本文 中納言参りたまひて、御扇奉らせたまふに、 隆家こそいみじき骨は得てはべれ。 それをはらせて参らせむとするに、(1)おぼろけの紙はえ張るまじければ、求めはべるなり。」 と申したまふ。 「いかやうにかある。」 と問ひ聞こえさせたまへば、 「すべていみじうはべり。『さらにまだ見ぬ骨のさまなり。』となむ人々申す。(2)まことにかばかりのは見えざりつ。」 と、言高くのたまへば、 「さては、扇のにはあらで、海月のななり。」 と聞こゆれば、 「(3)これは隆家(4)が言にしてむ。」 とて笑ひたまふ。 かやうのことこそは、かたはらいたきことのうちに入れつべけれど、 「(5)一つな落としそ。」 と言へば、いかがはせむ 4、 (3)の『これ』はどのようなことを指しているか。次の()に本文の言葉を抜き出して入れて説明してください。 見たことのないような骨とは( )の骨ではなくて、( )の骨のようだ、という機知に富んだ言葉のこと。 5、 (4)の『が』を口語文法に合わせて適当な助詞で置き換えてください。 よろしくお願いします
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- fumkum
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こんにちは 4、 (3)の『これ』はどのようなことを指しているか。次の()に本文の言葉を抜き出して入れて説明してください。 A= 見たことのないような骨とは(扇 )の骨ではなくて、( 海月)の骨のようだ、という機知に富んだ言葉のこと。 *この文は、「海月(くらげ)の骨」と言われる有名な文です。 毎回のことですが、設問文の前後にヒントがあります。ここでは、「さては、扇のにはあらで、海月のななり。」 です。その文をそのまま( )のある、解答文にしています。 ここで、覚えていただきたいのは、接続助詞の「ば」です。全てではないのですが、多くの場合確定条件となり、「ば」の上は理由・原因を表し、「ば」の下にはその当然の結果・結論がくるという一種の構文になります。 5、 (4)の『が』を口語文法に合わせて適当な助詞で置き換えてください。 A=の *この問題は口語訳の問題です。 隆家が、自分が持っている扇の骨について、今までに見たこともない骨だと自慢するので、作者(清少納言)が、それは扇の骨でなく、海月の骨ですね(海月には骨がないので、珍しい骨(この世に存在しない)というシャレ・機知)と言ったので、やり込められた隆家が、「これは隆家が言ったこと(しゃれ・機知)にしてしまおう」と返した部分です。口語訳してみると、「が」の代わりの助詞は簡単に出て来ると思います。 ところで、1~3の質問は無いようですが、大丈夫ですか。 以上、参考まで。