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乾燥とカビに関して
乾燥とカビに関しての質問です。 ・冬になると皮膚が乾燥しやすくなりますが 皮膚の乾燥を防ぐためには エアコンを付けず、低温多湿の状態 エアコンを付け、高温低湿の状態 どちらの方が乾燥しやすいでしょうか? http://okwave.jp/qa/q8781094.html ここの質問にありますが、 冬に人肌は乾燥するのに、衣服は乾燥しないのは 単純に人肌の乾燥は湿度だけではなく、皮脂や体温などにもよるということを意味しています。 衣服の場合には、高温低湿の方が一見乾燥しやすそうに思えますが、 人肌の場合には、どちらの方が乾燥しやすいでしょうか? 一般論では、高温低湿ですが、これは本当に正しいですか? ・それと全く別の質問ですが、 カビは梅雨など、湿度の高い時期に発生しやすいと言われますが 夏と冬ではどちらの方が発生しやすいでしょうか? 夏場の方が湿度は高いけれど、風呂場などの水はすぐに乾くので 冬の方がカビが発生しやすいと思いますがどうでしょうか?
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- gn_drive
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乾燥を正確に説明するには空気湿り線図を用いた方が良いと思うのですが、まずは簡単に書きます。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/agrmet1943/40/3/40_3_289/_pdf http://www.bohra.jp/psychrometric.html 皮膚の乾燥は難しいですね。36℃の血液が下にあり皮膚を通して乾燥する条件なので、質問のエアコンを付けず、低温多湿の状態とエアコンを付け、高温低湿の状態と比較すると、高温低湿の方がエンタルピ差が大きいので乾燥しやすいです。でも皮膚にとってはどちらも乾燥しやすいです。冬場はクリームを塗って乾燥対策をしましょう。 衣類の乾燥は、洗濯された衣類が外気と同じ温度で単に湿度差によるエンタルピ差しかないので、冬場は乾燥し難いのです。このため冬に早く乾燥させるには、風を当てる(熱伝達率を上げる)か、暖房された室内で温度差を与えるのが一般的になります。 カビは普通の条件なら高温高湿の25~30℃の気温の梅雨時でしょうが、冬場は寒いので暖房をして加湿します。そうすると窓や壁で結露水が発生して、そこは非常に多湿な条件が作られ、カビにとって繁殖しやすい条件が作られるのです。洗濯物が乾き難いとあるように、暖房を消せば、結露水はなかなか蒸発できず、次の暖房されるまで死滅せず生き残っていますので、結局、いつまでもある水分とそれに含まれている栄養分でカビはぬくぬくと繁殖できてしまうのです。
- titelist1
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乾燥について。 衣類の乾燥は同じ湿度ならば温度が高い方が乾燥します。衣類に吸着している水分や付着している水分が気体になるのに熱エネルギーが必要だからです。したがって衣類の乾燥には高温低湿が好ましいのです。 皮膚の乾燥は複雑です。皮膚温は室温よりも高いのでいつまでも濡れていることはありません。その点では皮膚はいつも乾燥しているのです。乾燥を防ぐのに汗が分泌しています。この汗分泌の少ない人が乾燥肌と呼ばれるのです。低温多湿でも乾燥肌になるのは汗が出ないからです。 カビについて。 カビは湿度85%以上で発生します。この条件は室内の温度差によって部分的に結露がある状態です。カビは水分が命なのです。最適の気温は20~28℃ですが、冬の風呂場の最低気温15℃程度でもカビは発生します。湿度は冬場の風呂の方が梅雨時期より多湿になる時間が長いのです。それは水滴が乾いて行かないからです。カビを防ぐには早く乾かすために常時換気することです。
>冬になると皮膚が乾燥しやすくなりますが皮膚の乾燥を防ぐためには エアコンを付けず、低温多湿の状態エアコンを付け、高温低湿の状態どちらの方が乾燥しやすいでしょうか? ご指摘のURLでの議論は単に物質表面の乾燥について議論されています。 温度と湿度だけで肌の乾燥の説明がつくのであればこれでも差し支えはありません。 但し、人間の皮膚というのは人体の一部です。 生体としてのバランスの上でなりたっています。 加齢により肌が乾燥し易くなるのは、これ等の生体としての機能が衰えるためです。 同じ条件下にあっても個人差や年齢差があることに注意をしてください。 冬の肌の乾燥は、ビール缶に36℃のお湯を入れて外側にまいた濡れタオルが乾くか乾かないかの議論とはことなります。 皮膚のうるおいは皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質という3つの物質によって一定に保たれています。 これ等の物質を滞りなく皮膚の表面に保持し供給するためには血行や発汗などの生体としての作用が重要な要素となります。 下記のサイトをご参照ください 冬の肌状態とお手入れ - モルトリーチェ www.moltolice.co.jp/page024.html 抜粋 冬になり、温度が低下すると(寒くなると)、毛細血管が収縮し血行が悪くなります。 そうすると、毛細血管からの栄養分や酸素などの供給が十分になされず、肌細胞の活性化が鈍化するなどして、 肌の新陳代謝が適切に行なわれなくなります。 冬は、汗(水分)や皮脂(油分)の分泌量が大幅に減少します。そのため、汗や皮脂により構成される皮脂膜とよばれる天然のクリームが不足してしまいます。 冬は、肌の水分分泌量が減少することに加え、外気の乾燥により肌の水分が蒸散し失われていきます。 皮脂(油分)も不足しますので、水分の蒸散を防ぐ機能そのものも低下します。 冬は、外気の乾燥に加え、室内でも暖房による空気の乾燥が肌の水分を奪っていきます。 また、室内と室外の極端な温度差が肌に大きな負担をかけています。 冬に肌が乾燥し易いのは温度や湿度も関係しますが、更に複合的な要因によるものであることをご理解願います。 >夏と冬ではどちらの方が発生しやすいでしょうか? カビと言えども生き物です。 生きて行くための条件が必要です。 カビの生育可能温度領域0~40度 、生育最適温度25~28度 一般家庭の冬のお風呂場がシーズンを通してどのような環境が維持され続けているのか、ということを考慮する必要があります。 カビも生き物である以上は食物すなわち餌が必要です。 お風呂場などでは、人間のあかやふけが重要な餌となります。 石鹸カスも餌となります。 食材の表面や浴槽中で発生した微生物の死骸も餌となります。 単に風呂場の空気の湿度だけでは議論できません。 下記のサイトをご参照ください カビ対策マニュアル 基礎編-文部科学省 www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111... 抜粋 〇斜面培養したカビ菌糸の乾燥を防ぐため高湿下において13~15度で保存した場合、おおよそ1~3年で菌糸は死滅する。一般に、菌糸は過度の乾燥下あるいは氷結温度付近では数週間で死滅する。 〇カビがこれらの酵素群を細胞外に分泌し、タンパク質、脂質、糖質から加水分解作用により低分子化合物(アミノ酸、グルコース、マルトース、グリセリン、脂肪酸等)に分解した後、吸収して栄養源としている。 人間の肌にしろカビにしろ生き物が関わる現象は、単に物理的現象のみに着目して議論をしますと混乱します。
- trytobe
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ご質問の湿度が、よく日常使われる「相対湿度」だと、どちらとも断定できません。 この「相対湿度」というのは、100%になるとそれ以上その温度で空気中には水蒸気が入りません(だから結露します)という割合であらわした数字です。 ですから、夏はかなりさっぱりした40%の湿度でも、冬では結露するくらいの水分量が空気にあるのです(だから、氷の入ったグラスに水滴がつく) そのため、空気中の水分量に換算して比較しないと厳密なことはいえないのです。これが「絶対湿度」というものです。 あとは、水の蒸発については、風通しがあると、通過する空気量が多いので、水が蒸発してもどんどん水蒸気をまだ吸える新鮮な外の空気がやってくるので、どんどん「乗車」しては「出発」できるのです。 これが、風呂は一回開け放して水分を拡散しまくってしまい、外気を入れて=外気で反対の室外に押し出して逃がしたほうが早く乾く、という理由です。
- ORUKA1951
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>人肌の場合には、どちらの方が乾燥しやすいでしょうか? それはすでにそこに書かれています。読取れなければ何度でも読み返してください。 冬のほうが乾燥しやすい理由を書いておきました。 カビは水と違って生物です。生育には温度と湿度と栄養が必要です。 >風呂場などの水はすぐに乾くので 浴槽に生えるわけじゃない、育つ壁や天井裏、換気口、排水溝の湿度
お礼
質問内容は 夏と冬の比較ではなく、 同じ冬で エアコンを付けず、低温多湿の状態 エアコンを付け、高温低湿の状態 の比較です。 二つ目の質問のカビの話は夏と冬の比較です。 よろしくお願いいたします。