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セルロースの還元性について

セルロースには還元性がある(フェーリング液を還元するほどではない)という話を聞きました。 なぜ還元性があるのでしょうか。

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  • naomi2002
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回答No.1

セルロースはグルコースのポリマーです。 グルコースは第1位の炭素(C1)に結合している水酸基は、開環状態ではアルデヒド基になり、還元性を示します。 セルロースは第4位の炭素(C4)に結合している水酸基とC1に結合している水酸基がβグリコシド結合し、これが繰り返されて長い繊維状になっています。 ですから、ほとんどのC1の水酸基はグリコシド結合に使われていて、還元性を示しません。 しかし、C1側の末端(還元末端と言います)の1残基だけはフリーになっているので、アルデヒドの還元性を示すことができます。 ちなみに、セルラーゼ(セルロース分解酵素)でセルロースを加水分解すると、還元末端が増えるので、還元性が増加します。

mosazou
質問者

補足

ありがとうございます。 再度質問ですが、デンプンにもC1末端があるはずですが、同様に還元性があるのですか? 以前、聞いた話では、セルロースもデンプンもC1末端の数が少ないので、還元性は示しにくいということだったのですが。

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