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コレステロールで人工的に脳梗塞を起こさせる話
科捜研の女スペシャルでタクシー運転手の妻が夫に「コレステロールやカルシウムを合成した粉末」を毎日お弁当に仕込んで脳梗塞を起こさせて殺害した事件がありました。 実際にこういう筋書き通りになるものでしょうか? 食物から摂取するコレステロールは通常2割程度だそうで、8割は必要に応じて体内で合成されると聞いたことがあります。
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まず間違いなく、不可能でしょう。その粉末投与を続けて、で動脈硬化から致命的な心疾患に至ったのなら、投与しなくても発症したのではないかと思います。 仰るようにコレステロールの過半以上(7~8割)は体内合成です。それを前提として厚労省のコレステロール摂取推奨基準がありますが、食事からの摂取が多ければ、身体に以上がない限り、体内合成は抑制されます。血中コレステロール値も米国とは歩調が合うものの、もっと多くても可とするオーストラリアなどとは見解が合っていません。 それに、仮にLDLコレステロール過多だとしても、血管に蓄積して重篤な症状発生に至るには、非常に長期間を要します。途中で健康的な生活をすれば半ばリセットですし、会社などの健診で引っかかったり、献血による血液検査結果で分かったり、とても死に至るまで投与できるとは思われません。 おそらく、そのことは番組制作担当も承知していると思います。すぐには真似できないように粉末といった形態をとっていたようですが、コレステロール過多にするなら、こってりした食事中心にすればいいですし、こっそり卵を使ってもいいわけです。 普通の食品での殺人事件。そんなことで、模倣犯が出て、本当に殺人事件が起こってはまずいでしょうから、実際には殺害が不可能な方法を設定として選んだのでしょう。
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- kaitara1
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コレステロールが関与する動脈硬化は粥状動脈硬化といわれるもので、コレステロール単独で起きるものではありません。カロリー過剰摂取による脂質代謝異常が真犯人で、正常なLDLは冤罪の被害にあっています。LDLを悪玉コレステロールと呼ぶのはLDLにとっては名誉棄損にもなる命名で、粥状動脈硬化に関係しているLDLは変性LDLと言われるもののようです。妻は夫を過食に導くべきだった。
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ご回答ありがとうございます。おっしゃることはそのとおりで、多分あまりよくわかっていない部分をわかりやすく言い過ぎているのではないかという気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます。確かに殺人教唆になっても困るので無理な方法なんでしょうね。しかし素人目にもわかりやす過ぎて大真面目に騒いでいる俳優や女優がなんかかっこ悪くてかわいそうです。